店舗の外壁塗装は重要!? 塗装を行うタイミングや注意点を解説
店舗の外壁塗装は、その店舗の第一印象を決める大事な要素となります。店舗の外壁が汚れていたり、塗膜が剝がれていたりしていると入りたくなくなるでしょう。きれいな外壁にしたくてもどのようなところに注意すればいいのか、依頼時に注意しておきたいポイントはあるのか……悩みの種がたくさんあるはずです。
そこで、本記事では、店舗の外壁塗装について詳しく説明します。
この記事を読むことで、店舗の外壁塗装を行うタイミングや依頼時の注意点などが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1.店舗の外壁塗装は重要!?
まずは、店舗の外壁塗装がどれだけ重要なのか、その理由をチェックしておきましょう。
1-1.店舗の第一印象を決める大事な要素
店舗の外壁塗装は、第一印象を決める大事な要素となります。来店するお客にとって、外壁塗装はどんなお店かどうかを判断するための最初の基準です。たとえば、店舗の外装が汚れていたり塗装が剝がれていたりする店舗は、どこか悪い印象を持たれてしまいます。「このお店は怪しい」「入らないほうがいい」と思われてしまい、お客の足を遠ざけてしまう要素になるでしょう。ほとんどのお客は、外観を見て入るべきかを判断します。だからこそ、すてきできれいな外壁にしたほうが集客率アップにもつながるのです。
1-2.メッセージを持たせることができる
店舗の外観が重要なのは、メッセージを持たせることができる点にもあります。たとえば、店舗の外観を見ただけで、どのようなコンセプトを持っているのか分かるでしょう。和風のデザインであれば和のテーマであることが一目瞭然ですし、レンガ調の外壁であればレトロな雰囲気が好きな方に入ってもらうことができます。店舗の外壁は、どのようなコンセプトを持っているのか、何を売っているのかお客に伝えることのできる重要な要素といえるでしょう。
1-3.資産を長く守ることができる
大事な資産を長く守ることができるのも、店舗の外壁塗装を行うことが重要な理由です。外壁塗装は建物の耐久性アップにつながり、紫外線や雨風から守るための役割を担っています。常に環境のダメージを受けているからこそ、しっかりとした塗膜で店舗を守らなければなりません。外壁がダメージを受けると塗装が剝がれてしまい、ダメージを受け止めきれ亡くなってしまいます。その結果、建物の寿命を短くしてしまうので、しっかりと外壁塗装を行い店舗という資産を守り続けましょう。
1-4.イメージアップやブランディングの効果も
店舗の外観が印象的なところほど、人の記憶に定着させることができます。店舗の外壁塗装はイメージアップやブランディングの効果も期待できるほど重要なポイントです。目立つ外観にすれば人の記憶に焼き付けることができますし、イメージアップにもなります。また、他店との違いや差を生み出すことができるメリットもあるのです。普通の店舗とは違う外観にしたり、外壁材に工夫を取り入れたりすることで、ブランディングの効果も高まるでしょう。店舗の集客率をあげたい方は、外壁塗装に力を入れることをおすすめします。
2.店舗の外壁塗装を行うタイミングは?
ここでは、店舗の外壁塗装を行うタイミングについて解説します。
2-1.最初の塗装から10年前後が目安
一般的な外壁塗装のタイミングとしては、最初の塗装から10年前後を目安にしてください。外壁塗装で使用されるほとんどの塗料が、耐用年数10年前後だからです。ちなみに、塗料ごとの耐用年数は以下のとおりとなっています。
- ウレタン系塗料:約6~10年
- シリコン系塗料:約8~15年
- ラジカル系塗料:約12~15年
- フッ素塗料:約15~20年
特に、塗料のこだわりがなければ、最もコストパフォーマンスに優れているシリコン系塗料がおすすめです。シリコン系塗料は日本で最も普及している塗料であり、店舗でもよく使われています。
2-2.外壁材の耐用年数もチェック!
外壁に使用される塗料だけでなく、外壁材の耐用年数もチェックしておきましょう。住宅や店舗で使用する外壁材とそれぞれの耐用年数は以下のとおりです。
- サイディング:約20~30年
- モルタル:約30年以上
- タイル:約30~50年
なお、外壁塗装の際に使われるシーリングの耐用年数にも注目してください。シーリングの耐用年数は約7~10年となっており、劣化を放置してしまうと外壁材全体の劣化につながってしまうことがあります。特に、シーリングはサイディングやモルタルの目地に利用されることが多いため、シーリングが劣化したときは早めの補修が大切です。
2-3.劣化症状で判断する
店舗の外壁塗装をどのようなタイミングで行うべきか悩んでいる方は、外壁に現れている劣化症状で判断するといいでしょう。劣化症状での判断は、年数で判断するよりも確実性が高いといわれています。実際に、以下の劣化症状が見つかったときは外壁塗装を行うべきです。
- チョーキング現象(触ると白い粉がつく)
- カビ
- 変色・退色
- ひび割れ
- 塗膜の膨れ・剝がれ
上記の中でも、ひび割れには注意しておかなければなりません。ひび割れが外壁材や塗膜が割れている現象です。髪の毛くらいのひび割れなら心配はほとんどありませんが、0.3mm以上のひび割れが発生している場合は雨漏りの可能性が高まっています。そのため、早めに補修したほうがいいでしょう。対処が遅くなるほど症状が悪化してしまいます。
2-4.そのほか気になる箇所があれば外壁塗装業者に相談する
前述した劣化症状のほかにも気になるところがあれば、念のために外壁塗装業者に相談することをおすすめします。素人では分からない劣化でも、専門業者による調査で判明するケースがあるからです。場合によっては、外壁の内部がすでに腐食している可能性もあります。特に、雨漏りが発生しているケースは早急に対処したほうがいいでしょう。雨漏りの発生は雨水が浸入するほどのひび割れやすき間ができている証拠です。そのまま放置するほど内部が腐敗してしまうので注意しましょう。
3.店舗の外壁塗装を依頼する際の注意点
ここでは、店舗の外壁塗装を依頼する際の注意点を解説します。
3-1.店舗のコンセプトを明確にする
外壁塗装を依頼する前に、店舗のコンセプトを明確にしておく必要があります。店舗の外壁塗装では、そのお店が何のお店であるのか、どのようなコンセプトで営業をしているのか、しっかりとお客に伝えることが大切だからです。業種やコンセプトが不明確なままでは、その店舗に合っていない外観になってしまうでしょう。外壁塗装は簡単に出せる金額ではないため、失敗は絶対にできません。理想と違う外観になってしまうとお金も無駄にしたことになるので、きちんと店舗の業種とコンセプトを明確にしてください。
3-2.外壁塗装の相場を把握する
今あなたは外壁塗装の相場をしっかりと把握できているでしょうか。店舗の外壁塗装を依頼する際、価格の相場をきちんと把握しておかなければ、悪徳業者とトラブルになってしまう恐れがあります。あくまで目安となりますが、30坪ほどの店舗であれば約50万~100万円かかるでしょう。店舗がビルほどの規模になると、3階建てであっても数百万円はかかってしまいます。また、外壁の状態によっては下地補修が必要になるケースもあるでしょう。下地補修が追加されると、その分の費用がかかることになるので、もっと割高になります。店舗の外壁塗装でいくらぐらいかかるのか、しっかりと見積書を確認してください。
3-3.外壁塗装業者との打ち合わせを入念に行う
店舗の外壁塗装で失敗しないようにするためには、スタッフと入念に打ち合わせを重ねることが大切です。すべてを外壁塗装業者の任せきりにしないように注意してください。面倒くらいからと適当に任せてしまうと、理想とはほど遠い外観になってしまう恐れがあります。これはよくある失敗なのですが、理想と実際の仕上がりが違ったというトラブルには注意しなければなりません。理想と仕上がりが異なるのは、打ち合わせでしっかりと意思疎通できていなかったのが原因でもあります。
3-4.信用できる外壁塗装業者に依頼する
外壁塗装で失敗しないためには、外壁塗装業者選びも大切なポイントとなります。中には、高額な料金設定を提示してきたり、工事終了後に割高な費用を請求したり、きちんと適切な工事をしなかったりと悪質な業者が存在しているので要注意です。どのような外壁塗装業者に依頼すればいいのか分からないときは、以下のポイントを参考にするといいでしょう。
- 外壁塗装の実績があるか
- 施工事例がホームページ等に掲載されているか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 見積書の内容が具体的に記載されているか
- 無料相談や無料見積もりを受け付けているか
- 口コミや評判がいいか
上記のポイントを踏まえた上で、複数の業者を比較してください。比較することで悪徳業者を見極めることができるでしょう。なお、東京と大阪を中心に外壁工事を行っているオフィスチャンプでは無料相談を受け付けています。店舗の外壁塗装でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
4.店舗の外壁塗装に関してよくある質問
店舗の外壁塗装に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.どんな店舗でも外壁塗装はできるのか?
A.基本的に、どのような店舗であっても外壁塗装を行うことはできます。よく外壁塗装を行う店舗のジャンルとしては、美容室・洋服店・スーパー・花屋・カフェ・レストラン・雑貨や・ペット屋・家電店などです。特に、飲食店では清潔感がとても重要になるため、外観をきれいに見せることは重要でしょう。ただし、築30年以上が経過していても一度も外壁塗装を行っていない場合は、劣化がひどくなっている可能性があるので塗装でなくリフォームを検討すべきです。
Q.外壁材の交換方法は?
A.外壁材を交換する場合、張り替えとカバー工法の2種類があります。張り替えは既存の外壁を取り外して、新しい外壁を取り付ける工事です。そして、カバー工法は既存の外壁を残したまま、その上に新しい外壁材を貼り付けることになります。どちらも外壁材が耐用年数を経過しているときに用いられますが、あまりにも劣化がひどい場合は張り替えを行うことになるでしょう。
Q.外壁塗装で資産価値を高めるポイントは?
A.定期的に、外壁をメンテナンスすることが資産価値を高めるポイントです。特に、築年数が結構経過している建物は、劣化サインが現れやすくなっています。台風がやってきた後などに雨漏りが発生することもあるため、資産価値を守るためにも劣化箇所の点検を行いましょう。また、新しい丈夫な塗料で外装を保護することも大切です。
Q.外壁塗装の大まかな流れは?
A.大まかな流れは以下のとおりです。
- 足場を組み立て、養生シートを設置する
- 高圧洗浄で外壁についている汚れを落とす
- 外壁を乾かした後、下地処理を行う
- 再び養生し、外壁塗装を3回塗りで行う
- 付帯部もしっかりと塗装を施した後、養生と足場を除去する
具体的な工事の流れに関しては、外壁塗装業者に問い合わせて確認してください。
Q.外壁塗装の費用を抑えるコツは?
A.足場を組み立てない無足場工法で作業を行うことです。無足場工法とは、名前のとおり、足場を組み立てずにロープやブランコなどで外壁塗装を行います。外壁塗装の費用は足場代が大半を占めているといわれているため、足場代をカットすれば節約が見込めるでしょう。ただし、無足場工法を利用するには、実績のある業者に依頼する必要があります。オフィスチャンプでは無足場工法を中心に外壁工事を行っているので、ぜひチェックしてください。
まとめ
いかがでしたか? 店舗の外壁塗装は、その店舗の第一印象を決めるといってもいいほどとても重要なポイントです。外観がきれいでオシャレな店舗ほど人の目に映りますし、印象に残すことができます。どのようなお店なのか、コンセプトと業種を外観でしっかりと伝えることが大切です。イメージどおりの外壁にするためにも、外壁塗装業者と入念に打ち合わせを重ねてください。なるべく外壁工事の実績がある信用できる業者を選びましょう。