大阪府で無足場工法を用いた外壁塗装はできるのか? 施工業者の選び方も

大阪府で無足場工法を採用した外壁塗装はできるのか、どの施工業者に依頼すればいいのかなど、無足場工法の外壁塗装で悩んでいる方は多いでしょう。

無足場工法を用いるメリットはたくさんありますが、デメリットもあるので事前に把握することが大切です。無足場工法の外壁塗装における注意点をチェックしておくと、施工業者とのトラブルも未然に防ぐことができるでしょう。

本記事では、大阪府で無足場工法を用いた外壁塗装について詳しく説明します。

  1. 無足場工法とは?
  2. 無足場工法の施工業者を選ぶポイント
  3. 大阪府でおすすめの無足場工法外壁塗装施工業者
  4. 外壁塗装に必要なメンテナンスについて
  5. 無足場工法と外壁塗装に関してよくある質問

この記事を読むことで、無足場工法の施工業者を選ぶポイントや外壁塗装に必要なメンテナンスなども分かります。大阪府で無足場工法の外壁塗装を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

1.無足場工法とは?

最初に、無足場工法はどういう内容なのか、基本情報をチェックしましょう。

1-1.足場を使わない工法

無足場工法とは名前のとおり、足場を使わない工法のことです。もともと、外壁工事をする際は足場を組み立てることが一般的でした。しかし、足場を組み立てるためには、最低でも70cmのスペースを確保する必要があります。つまり、隣の建物との間に十分なスペースがない場合は足場の設置が不可能になるのです。そこで、足場を使わない無足場工法が活躍します。無足場工法は省スペースでも外壁工事が可能です。

1-2.無足場工法のメリット

無足場工法のメリットは省スペースでも外壁工事ができるだけでなく、以下のようなメリットもあります。

  • 足場代が節約できる
  • 分割工事ができる
  • 工期が短くなる
  • 機敏性や防犯性に優れている
  • 自然災害時のリスクが軽減できる

足場の設置や撤去は、全体費用の約3分の1を占めているといわれています。つまり、無足場工法を用いることで足場にかかる費用を丸ごとカットできるというわけです。足場を設置する必要がないのでその分の工期が短くなるほか、機敏性に優れているので細かい箇所の修繕もできます。また、足場を組み立てないからこそ、自然災害時のリスクが軽減できるのも大きなメリットです。

1-3.チェックしておきたいデメリットも

無足場工法のメリットはたくさんありますが、デメリットもあるのでしっかりと把握することが大切です。無足場工法の主なデメリットは、広範囲の作業には効率が悪く、チェック体制が弱くなるところにあります。足場があれば自分の目で作業箇所を確認できますが、足場がないと職人以外の確認ができません。また、無足場工法に対応していない施工業者が限られている点もデメリットの1つです。

1-4.無足場工法は主に3種類

無足場工法の種類は、主にロープアクセス・ブランコ・ゴンドラの3種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • ロープアクセス:屋上からたらしたロープを職人が腰につけて作業する方法。基本的に、産業用ロープアクセスを使用する
  • ブランコ:屋上から吊(つ)り下がったブランコを使って作業する方法
  • ゴンドラ:屋上に特殊な器具を設置し、可動式のゴンドラに職人が乗り込み作業する方法

2.無足場工法の施工業者を選ぶポイント

ここでは、無足場工法の施工業者を選ぶポイントについて詳しく説明します。

2-1.無足場工法の実績があるか

前述したように、無足場工法は注目されている工法ではありますが、まだまだ対応できていない施工業者のほうがほとんどです。そのため、施工業者を選ぶときは、無足場工法の実績をしっかりとチェックする必要があります。無足場工法に対応している施工業者だとしても、実際は経験が足りていなかったり、無足場工法に慣れていない職人が作業をしたりすることがあるので注意が必要です。ホームページ等で施工事例が記載されているか、写真も掲載されているかをチェックしてください。

2-2.スタッフの対応が丁寧でスピーディーか

外壁塗装では打ち合わせを何回も重ね、スタッフや職人とのやり取りも多くなります。そのため、スタッフや職人との相性も施工業者選びでチェックしておきたいポイントです。無料見積もりや無料相談を依頼する際に、スタッフの対応が丁寧でスピーディーかをチェックしてください。スタッフの対応が悪く、対応が遅い施工業者は悪徳業者の可能性が高いので注意が必要です。

2-3.安全対策が徹底しているか

無足場工法のデメリットとして、足場を設置したときよりも安全対策に劣るところがあります。安全対策を徹底している施工業者は、工具を下へ落とさないように気をつけていたり、入念に特殊設備をチェックしたりしているので安心して依頼できるでしょう。しかし、無足場工法における注意点を知らず、安全対策を怠っている施工業者に依頼するとトラブルの原因になります。施工業者を選ぶ際は、安全対策をしっかりと行っているかに注目してください。

2-4.複数の施工業者を比較する

無足場工法の施工業者を選ぶ場合は、複数の業者を比較することが大切です。複数の施工業者を比較することで、優良業者と悪徳業者が見極めやすくなります。また、ほとんどの施工業者が無料見積もりを受け付けているので、だいたいの費用も把握しやすくなるでしょう。極端に外壁塗装の費用が安すぎる施工業者は、工事後に高額な追加費用を請求してくる恐れがあります。最初から1社だけにしぼるのではなく、複数の施工業者を比較してから慎重に選んでください。

3.大阪府でおすすめの無足場工法外壁塗装施工業者

ここでは、大阪府でおすすめの無足場工法外壁塗装施工業者をいくつか紹介します。

3-1.株式会社サクラクリーン

大阪府と兵庫県で無足場工法による外壁調査・外壁工事を行っている業者です。主に、ロープアクセスを用いて無足場工法による外壁工事をしています。工事をする前に、外壁打診調査でしっかりと外壁の状態をチェックし、その結果をもとに最適な方法で外壁塗装を行うことが可能です。下地が傷んでいる場合はしっかりと補修を行います。

3-2.エアーキックス

無足場工法で外壁改修工事を行っています。マンション・ビルや戸建て住宅などの外壁改修・塗装工事を無足場工法で行うと、低価格・短納期の施工が可能です。お客様を第一に考え、最適な施工の実現を徹底しているほか、塗装工事・防水工事・外壁補修工事・外壁打診調査など幅広く対応しています。

3-3.ビルスター

ビル・マンション・商業施設などを中心に、外壁塗装やメンテナンスなどを行っています。戸建て住宅よりも修繕や塗装が大規模になるビルやマンションは、メンテナンスが重要です。建物を維持するためにも、その建物に合わせたメンテナンス法を提案しています。

3-4.株式会社勇塗装

塗装工事・防水工事・シーリング工事・注入工事・タイル工事・タイル薬品洗浄・打診調査など、さまざまな工事に対応しています。主に、ロープアクセスとブランコを用いた無足場工法で作業を行っている業者です。

3-5.無足場工法の外壁塗装ならオフィスチャンプへ

どの施工業者に依頼すればいいのか分からずに悩んでいる方は、ぜひオフィスチャンプへご依頼ください。オフィスチャンプでは、ビルやマンションを中心とした無足場工法による外壁工事を行っています。無足場工法に長(た)けている職人が作業を行うため、安全対策もバッチリです。無料相談も受け付けていますので、ぜひ一度ご相談ください。

4.外壁塗装に必要なメンテナンスについて

ここでは、外壁塗装に必要なメンテナンスを解説します。

4-1.定期的なメンテナンスが重要

キレイで丈夫な外壁を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。外壁塗装は10年に1回のメンテナンスが理想だといわれています。外壁塗装に使用する塗料は、10年前後で寿命を迎える種類が多いからです。10年前後に劣化サインが見られるようになるので、早めに塗り替えを行う必要があります。また、以前の塗り替えから10年以内だとしても、以下のような劣化サインが出てきた際はメンテナンスと補修が必要です。

  • チョーキング現象(外壁に触れると白い粉がつく現象)
  • ひび割れ(クラック)
  • 塗膜の剝がれ・膨れ
  • 色あせ・退色・変色
  • カビ・コケ・藻(も)の発生
  • コーキングの劣化

4-2.自分でできる簡単なメンテナンス

外壁塗装に必要なメンテナンスの中には、自分でできる簡単な方法もあります。たとえば、外壁に付着したばかりのコケや汚れをキレイに除去することです。付いたばかりの汚れなら、ホースやブラシで簡単に除去できます。頑固な汚れの場合は、高圧洗浄機を用いることで取り除けるでしょう。ただし、高所の作業は危険ですので、専門業者に依頼したほうがいいケースもあります。

4-3.専門業者による定期点検やメンテナンスを

一般の人によるメンテナンスだけではカバーしきれないところもあります。自分たちでできることをしながらも、定期的に専門業者による点検やメンテナンスを行うことも大切なポイントです。専門業者によるメンテナンスで、一般の人では分からない不具合や劣化を見逃さず、すぐに対処できます。外壁の劣化は見逃すとどんどん悪化する恐れがあるため、早めの修繕が必要です。タイミングが遅れるほど補修内容も大がかりなものとなり、費用が高額になります。

4-4.耐候性に優れている塗料を使う方法も

外壁のメンテナンス頻度を少なくするために、耐候性に優れている塗料を使う選択肢もあります。外壁の耐候性を高めることで、メンテナンス性も同時に高められるでしょう。なお、外壁塗装に使われる塗料はたくさんありますが、高耐候性塗料といえば無機塗料です。無機塗料は耐候性が非常に高く、汚れにくい特徴もあります。外壁を守る力が強いので、メンテナンスフリーに近づけるでしょう。

5.無足場工法と外壁塗装に関してよくある質問

無足場工法と外壁塗装に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.無足場工法が採用できないケースはあるのか?
A.安全面の問題から、無足場工法は14階以上の高層ビルやマンションには採用できません。職人の安全を確保するためにも、14階以上の建物はほかの方法で外壁塗装を行うことになります。また、屋根が特殊な形状をしている場合も、屋上に特殊な器具が設置できないので無足場工法は不可能です。無足場工法を採用する前に、屋根の形状を確認する必要があります。

Q.足場ありとなしではいくらぐらい違うのか?
A.塗装範囲や外壁の状態によって異なりますが、5階建てのファミリータイプマンションを例にそれぞれの内訳を以下にまとめました。

足場ありの場合

  • 足場代:約2,200万円
  • 塗装工事(下地補修含む):約350万円
  • 諸経費:約60万円

無足場工法の場合

  • 足場代:0円
  • 塗装工事(下地補修含む):約400万円
  • 諸経費:約40万円

Q.無足場工法で注意すべきことは?
A.近隣住民とのトラブルに注意が必要です。足場を設置する場合も近隣とのトラブルが起こる可能性はありますが、無足場工法でもクレームはよくあります。特に、無足場工法は足場がないので飛散防止シートを取り付けることが不可能です。よって、塗料が周囲へ飛び散りやすく、隣の車や壁を汚してしまう恐れがあります。近隣とのトラブルを未然に防ぐためにも、施工業者がどのような対策を施すのかの確認が必要です。

Q.メンテナンス性を高めるポイントは?
A.各外壁材にメンテナンス性を高めるヒントが隠れています。既存の外壁材を確認した上で、以下のヒントに注目してください。

  • 窯業系サイディング:耐候性の高い塗料とシーリング材を使用する
  • 金属系サイディング:無機ハイブリッド塗料を使い、サイディング自体の耐候性を高める
  • タイル:吸水防水材を塗り、剝がれを防ぐ
  • モルタル:耐候性の高い塗料を使用する

Q.外壁塗装業者に依頼する際の注意点は?
A.工事を行う前に、外壁調査を行ってくれるかどうか必ず確認してください。事前に外壁がどのような状態になっているかをしっかりと調査してくれる施工業者なら安心して依頼できます。逆に、外壁調査を行わずに工事を始めようとする施工業者には注意が必要です。事前調査を行わない施工業者は悪徳業者の可能性があるので気をつけましょう。

まとめ

いかがでしたか? 無足場工法で外壁塗装を行うためには、施工業者を慎重に選ぶ必要があります。大阪府にはたくさんの施工業者が存在しているため、まずは複数の業者を比較しながら、無足場工法の実績を確認してください。ホームページ等でこれまでどのような無足場工法による工事を行ってきたのか、施工事例をチェックしましょう。なお、オフィスチャンプでは写真付きの施工事例をホームページで紹介しています。無料相談も受け付けていますので、ぜひ一度ご相談ください。

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