世田谷区でマンション塗装をするコツは？ 塗装費用や節約方法なども
マンションの外壁は、長年の風雨や紫外線の影響を受け、色あせや汚れが目立ってきます。そんな時には、外壁塗装が有効な解決策となります。
しかし、マンションの外壁塗装は、専門的な知識や技術を要するため、自分で行うのは非常に難しいものです。
また、業者に依頼する際には、費用や施工期間などについても十分に考慮する必要があります。世田谷区でマンション塗装を行う際には、業者選びが非常に重要で、信頼できる業者を選ぶことが必要です。
本記事では、世田谷区でマンション塗装を行う際に必要な知識や、業者選びのポイント、費用削減の方法について解説いたします。
1．マンション塗装の必要性
まずは、なぜマンションの塗装をしなければならないのか、その理由について詳しく説明します。
1-1．外壁をキレイに保つため
マンションの外壁は、約10～15年ごとに塗り替えが必要だといわれています。外壁は常に紫外線や雨風にさらされ劣化しやすいため、定期的な塗り替えが必要です。
定期的にマンション外壁の塗り替えを行うことで、キレイな状態が保てます。マンションの外壁が劣化していたり、色あせがひどくなっていたりすると居住者が少なくなるでしょう。入居率を維持するためにも、外壁をキレイに保つための塗装が必要です。
1-2．マンションの寿命を維持するため
実は、マンションの寿命と外壁塗装は密接に関係しています。経年劣化によって外壁はどんどん状態が悪くなり、ひび割れが起きるとそこから雨漏りが発生しやすくなるでしょう。
雨漏りは外壁の下地に傷をつけ、コンクリート内部にある鉄筋がサビてしまいます。その結果、マンション自体がもろくなり、台風や地震などの自然災害に弱くなるのです。マンションの寿命を維持するためにも、外壁塗装は定期的に行ってください。
1-3．防水効果を高める
外壁塗装は、防水効果を高める役割も担っています。外壁に塗装を施す目的は、塗膜を作るためです。塗装によって作られた塗膜が、紫外線や汚れ・雨風から外壁を守り、ひび割れや水の浸入を未然に防ぐことができます。建物の寿命を維持するためには防水性が大切だといわれているため、防水効果を高めるためにも定期的な塗装を心がけてください。
2．世田谷区でのマンション塗装のポイント
ここでは、世田谷区でのマンション塗装ポイントを解説します。
2-1．劣化サインが表れたらすぐに対処する
前述したように、マンションの外壁塗装は約10～15年に1回の頻度が目安です。ただし、外壁に劣化サインが表れた際は早めに対処する必要があります。
この劣化サインを事前に把握しておかなければ、対処が遅れてしまうので注意が必要です。では、外壁の劣化サインにはどのような症状があるのでしょうか。主な外壁の劣化サインは以下のとおりです。
- チョーキング現象（外壁に触れると白い粉が付く）
- ひび割れ（クラック）
- ひどい汚れ
- 塗膜の剝がれ・膨れ
- サビの発生
- コケ・カビ・藻の発生
- 目地剤の劣化
上記の中でも特に気をつけたいのは、ひび割れです。ひび割れを放置するとすぐに幅が大きくなり、そこから雨水が浸入すると雨漏りが発生することになります。また、劣化を放置するほど外壁の状態がひどくなっては修繕費用が高額になるでしょう。
2-2．地域の気候を把握する
マンション外壁塗装において、地域の気候を把握することも大切なポイントです。外壁塗装に適した環境条件は、気温が5℃以下・湿度が85%以上といわれています。この条件をクリアできれば、1年中いつでも外壁塗装ができるでしょう。
ちなみに、外壁塗装におすすめの時期は春と秋です。春と秋は夏・冬よりも気候が安定しているので、スケジュールどおりに工事を進めることができるでしょう。夏は湿度が高くなり、冬は気温が著しく低下し塗料が乾燥しにくくなるため、工期が延びる可能性があります。
2-3．大規模修繕前にチェックすべき「建築基準法」
マンションの外壁塗装は戸建て住宅とは異なり、大規模修繕になるので建築基準法という法律を必ずチェックする必要があります。建築基準法とは、用途・敷地・構造・設備などに対して基準が定められている法律です。
大規模修繕においては、工事前に修繕内容などを自治体へ申請が必要になったり、総会での決議が必要になったりします。法律に違反しないためにも、建築基準法に基づいた塗装工事が必要です。
2-4．外壁塗装業者選びも大切なポイント
マンションの外壁塗装をスムーズに進めるためには、外壁塗装業者選びも大切なポイントとなります。外壁塗装は手抜きしやすい工事だといわれているため、悪徳業者とのトラブルが絶えません。
実際に、「見積書とは異なる費用を請求された」「必要な工程を行っていなかった」などのトラブルが起きているので注意しましょう。なお、外壁塗装業者選びで押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- マンション外壁塗装の実績があるか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 施工実績がホームページ等に掲載されているか
- 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
- 見積書の内容が具体的に記載されているか
- 口コミや評判がいいか
上記のポイントを踏まえた上で、複数の外壁塗装業者を比較することも大切です。
3．マンション塗装の費用と節約方法
ここでは、マンションの塗装費用と節約方法を解説します。
3-1．費用相場は約300万～1,000万円
マンションの塗装費用相場は塗装範囲や外壁の状態によって異なりますが、約300万～1,000万円だといわれています。階数によっても異なるため、主な費用相場は下記を参考にしてください。
- 3階建て：約130万～410万円
- 4階建て：約340万～550万円
- 5階建て：約450万～670万円
- 6階建て：約540万～820万円
- 7階建て：約630万～950万円
- 8階建て：約700万～1,000万円
3-2．塗料別の費用相場もチェック！
外壁に塗装する塗料の種類によっても、費用が大きく異なります。マンションの塗装に使われることが多いのは、シリコン塗料・フッ素塗料・ラジカル塗料・セラミック塗料（断熱／遮熱）・光触媒塗料・無機塗料の6種類です。それぞれの耐久年数と価格相場を以下にまとめました。
- シリコン塗料（7～15年）：2,300～3,500円／㎡
- フッ素塗料（12～20年）：3,500～4,800円／㎡
- ラジカル塗料（8～16年）：2,200～4,000円／㎡
- セラミック塗料（断熱／遮熱）（10～25年）：2,300～4,500円／㎡
- 光触媒塗料（10～20年）：3,800～5,500円／㎡
- 無機塗料（10～25年）：3,500～5,500円／㎡
3-3．定期的なメンテナンスが1番の節約
マンションの塗装費用を節約する方法は、定期的なメンテナンスが1番です。前述したように、外壁塗装は約10～15年に一度行ったほうがいいといわれています。定期的な塗装とメンテナンスを行うことで、外壁の劣化や異変にもすぐに気づき対処できるでしょう。
たとえば、ひび割れを放置すると下地まで悪影響を与えてしまうため、修繕費用が高額になります。費用節約のためにも、定期的なメンテナンスを行ってください。
3-4．無足場工法を用いる選択肢も
塗装費用を節約するために、無足場工法を採用する方法もあります。無足場工法とは、足場をかけない工法です。一般的に外壁工事をする際は、足場を設置することになります。
しかし、足場の設置や撤去には高額な費用がかかるのです。外壁工事全体の約3分の1が足場の設置と撤去費用だといわれています。つまり、無足場工法を採用することで足場代が丸々カットできるというわけです。
4．マンション塗装の工程と注意点
ここでは、マンション塗装の工程と注意点を解説します。
4-1．事前の現地調査が大事
マンションの塗装は大規模修繕になるため、事前に現場をしっかりとチェックする必要があります。外壁がどのような状態になっているかを入念に確認することで、具体的な工事計画が立てられるからです。
大規模修繕は工事期間が1か月かかるケースが多く、その間は居住者にもストレスがかかります。できるだけ期間内に終わらせるためにも、事前の現地調査が重要です。外壁塗装業者を選ぶ際は、事前調査を入念に行っているかもチェックしましょう。
4-2．マンション塗装の大まかな流れ
では、マンションの塗装はどのような流れで行うのでしょうか。大まかな流れは下記を参考にしてください。
- 足場の設置
- 養生
- 外壁の高圧洗浄
- 下地処理
- 塗装（下塗り・中塗り・上塗り）
- 足場の撤去
無足場工法を採用する際は、足場の設置と撤去作業が不要になります。塗装の状態がひどい場合は、下地処理といった補修に時間を要することになるでしょう。
また、塗装の基本は下塗り→中塗り→上塗りの三度塗りとなります。三度塗りを行っていない外壁塗装業者は、悪徳業者の可能性が高いので注意が必要です。
4-3．居住者や近隣住民への告知は必ず行う
マンションの外壁塗装をする際は、居住者や近隣住民へ必ず告知してください。工事中は塗料のニオイが漂ったり、騒音でトラブルになったりする恐れがあります。
居住者だけでなく、近隣住民もストレスを感じてしまうので、トラブル防止のために塗装工事の告知をすることが大切です。何のために塗装を行うのか、工事期間や工事中の連絡先などもしっかりと伝えましょう。
5．世田谷区のマンション塗装事例
ここでは、オフィスチャンプで行った世田谷区のマンション塗装事例をいくつか紹介します。
5-1．特殊な養生で外壁塗装
オフィス街にあるマンションの外壁塗装を行いました。隣の建物との距離が近いため、塗料が周辺へ飛び散らないように特別な養生を実施します。
また、前回の塗装から結構な月日が経過していたことから、下地補修をしっかりと行った上で白系統の色で塗装したところ、見違えるほど美しくなりました。
5-2．無足場工法を用いた外壁工事
隣の家とのすき間が狭く、足場を設置できないと悩んでいたお客様からのご依頼です。無足場工法は足場が設置できない省スペースでも可能ですので、そのメリットを生かして外壁工事をしました。
隣家へ塗料が飛び散らないように、飛散防止養生として専用のネットも活用します。下地処理を施す必要がなかったので、塗装費用だけで済み、お客様にも喜んでいただけました。
5-3．ビルに挟まれたマンションの塗装
東京や大阪の中心地は、ビルやマンションが密集しています。ビルに挟まれたマンションの外壁塗装を無足場工法で行いました。屋上からロープを吊（つる）し、そのロープを腰に巻き付けた職人が下塗りのシーラーを塗布します。古い塗装が非常にもろかったため、旧塗膜に浸透しやすい特殊なシーラーを使いました。
6．マンションの塗装に関してよくある質問
マンションの塗装に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q．春と秋に外壁塗装をする際に注意すべきことは？
A．1年の中でも、春と秋は気候が安定しているので外壁塗装に最適ですが、外壁塗装を行うところが増えるため、人気がある外壁塗装業者ほどすぐに予約が埋まってしまいます。外壁塗装を予定している方は、早めに問い合わせをしたほうがいいでしょう。
Q．塗料選びのポイントは？
A．マンションの塗料選びは、耐久性を重視してください。戸建て住宅よりも塗り替え頻度は少ないので、長期的な目で見て考える必要があります。耐久性が低い塗料は安価で塗装できますが、塗装の間隔が狭まるでしょう。そうなると、塗装費用が倍以上かかることになります。耐久性が高い塗料は価格が高めではありますが、塗装頻度を抑えられるというわけです。
Q．マンションの塗装期間はどのくらいか？
A．塗装範囲や外壁の状態などによって異なりますが、1～3か月かかるケースがほとんどです。戸数が多いマンションであるほど、塗装期間が長くなります。マンションの外壁塗装を早く終わらせたい方は、その旨を外壁塗装業者に伝えてください。
Q．無足場工法が採用できない環境はあるのか？
A．省スペースで外壁塗装できるのが無足場工法のメリットではありますが、すべての環境で採用できるわけではありません。たとえば、14階以上のマンションは安全面の考慮から無足場工法で塗装するのは不可能です。また、建物の屋上からロープを吊すことができない、建物の一部が突出しているケースも無足場工法は採用できません。
Q．外壁塗装業者に依頼する際の注意点は？
A．外壁塗装業者に依頼する際は、見積書の内容をしっかりと確認してください。見積書の内容が大ざっぱになっていたり、「工事一式」だけ記載していたりする場合は悪徳業者の可能性があります。また、どのような方法で塗装を行うのか、どのくらい期間がかかるのかなど、工事内容を具体的に説明しているかもチェックしましょう。一般的に、スタッフの対応が悪い外壁塗装業者は悪徳業者の可能性があります。なお、正式な依頼前に、複数の外壁塗装業者を比較することも大切なポイントです。
まとめ
本記事は、世田谷区でマンションの外壁塗装を行う際に必要な知識や、業者選びのポイント、費用削減の方法について説明しました。
マンションの外壁は風雨や紫外線の影響を受け、色あせや汚れが目立ってきますが、外壁塗装を行うことでこれらの問題を解決できます。ただし、外壁塗装は専門的な知識や技術が必要で、自分で行うことは難しいため、業者に依頼することが一般的です。
世田谷区でマンション塗装を行う際には、信頼できる業者選びが非常に重要です。業者選びのポイントとしては、実績や評判、施工期間や費用などがあります。
また、費用削減の方法としては、見積もりの比較や施工時期の選定、塗装の範囲の縮小などが挙げられます。
外壁塗装は、建物のメンテナンスにとても重要であり、適切な知識と選び方を身につけることで、費用対効果を最大限に高めることができます。
世田谷区でマンションの外壁塗装をお考えでしたら、まずはオフィスチャンプへご相談ください。
