アクリル塗料について知りたい人必見! 特徴やメリット・デメリット

アクリル塗料という言葉は、リフォームなどでよく目にするものですね。頻繁に目にする名前なので、「名前は知っているけど、具体的にどんなものなのか分からない」という人は多いでしょう。そこで、この記事ではアクリル塗料の基礎知識についてご紹介していきます。特徴やメリット・デメリットに加えて、リフォームをするときに知っておくと嬉(うれ)しい知識までご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  1. アクリル塗料とは?
  2. アクリル塗料の特徴について
  3. アクリル塗料のメリット・デメリット
  4. リフォームをするときに知っておきたい基礎知識

1.アクリル塗料とは?

アクリル塗料は、別名アクリル樹脂塗料と呼ばれることもあります。アクリル系の合成樹脂が主な成分として作られている塗料全般のことです。初めて登場したのは、今から15年ほど前と言われています。その当時は、発色の良さやコストパフォーマンスが良いことなどが注目され、多くの人から注目されたのです。

2.アクリル塗料の特徴について

アクリル塗料には、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは、アクリル塗料の特徴についてをご紹介します。

2-1.アクリル塗料の特徴を知ろう!

出た当時はたくさんの人から注目されたアクリル塗料ですが、最近ではほかの塗料の登場もあって、需要が下がってきていると言われています。防汚性や耐久性において、ほかの塗料と比べるとどうしても劣りやすいのが欠点と言えるでしょう。ただし、油性のアクリル塗料は発色性が良く、色が鮮やかであるという特徴を持ちます。

2-2.ほかの塗料に比べると安価

アクリル塗料の最大の特徴は、ほかの樹脂塗料に比べて安いということでしょう。平均的な相場は、平米あたり900円から1300円ほどです。

2-3.樹脂の量によっては性能が良いものも

ひとくちにアクリル樹脂塗料と言っても、それぞれ樹脂の量が違います。そのため、樹脂の量によっては、シリコン樹脂レベルの性能を持っているものもあるのです。

3.アクリル塗装のメリット・デメリット

アクリル塗装には、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。ここでは、それぞれについてご紹介していきます。

3-1.アクリル塗料のメリットについて

まずは、アクリル塗料のメリットをご紹介していきましょう。

色にバリエーションがある

アクリル塗料は、登場してからだいぶ時間も経(た)っているため、ほかの塗料に比べると製造量が多いという特徴を持ちます。そのため、色の再現率も高いのです。自分の好みに合わせた色にできることは、最大のメリットと言えるでしょう。

場合によってはシーラーが不要になる

溶剤型のアクリル塗料に限りますが、すでにアクリル塗料が塗ってあるところに塗布する場合、下塗りが不要な場合もあります。これは、塗料が溶けることでくっつくためです。

近年では高性能なアクリル塗料もある

基本的に、アクリル塗料は耐候性や耐紫外線の面など、さまざまな点において性能が劣ってしまうと言われています。しかし、最近では高性能なアクリル塗料も開発されているため、侮れないのです。たとえば、ラジカル制御型のアクリル塗料であれば、アクリル塗料が本来苦手とする耐候性や耐紫外線における耐久性を補ってくれるため、安心して塗布できるでしょう。

誰でも使いやすい塗料

溶剤型アクリル塗料や水性アクリル塗料など、これらはほとんど1液型の塗料です。そのため、ほかの塗料と違い、塗装するときに硬化剤を混ぜる必要がありません。このため、硬化不良などを起こしにくいと言われており、素人の人でも安心して使える塗料と言われているのです。

コストパフォーマンスが良い

アクリル塗料のメリットと言えば、コストパフォーマンスの良さでしょう。とにかく低いコストで塗布できるため、頻繁に塗り替えを行うことができます。クラックが入りやすいと言われている新築において、あえてアクリル塗料で外壁を塗り、後からより良い塗料を上塗りする方法もあるのです。このように、低コストで気軽に塗ることができることこそ、アクリル塗料の最大の強みと言えるでしょう。

以上が、アクリル塗料の主なメリットとなります。

3-2.アクリル塗料のデメリットについて

次に、アクリル塗料のデメリットをご紹介していきたいと思います。

一般的なアクリル塗料だと劣化が早く起こってしまう

シリコン樹脂やウレタン樹脂など、ほかの塗料に比べると、雨風や日光、紫外線によって劣化してしまうスピードが速いと言われています。特に、アクリル塗料は紫外線を受けるとラジカルと呼ばれる不対電子が発生してしまうのです。そのため、酸化還元反応が起こりやすくなり、チョーキングしやすくなってしまいます。

塗り替えをするときは注意する必要も…?

アクリル塗料を塗り替えるとき、塗り替えに使う塗料が強溶剤であった場合は注意が必要です。この塗料によって旧塗膜が侵され、剥離(はくり)や収縮が起こる可能性が高くなります。特にすでに塗ってあるものが水性塗料の場合、強溶剤のアクリル塗料を上塗りすると、溶剤によって水性塗料が溶かされてしまうのです。その結果、旧塗膜が溶けて引っ張られ、収縮した状態の仕上がりとなってしまうでしょう。

頻繁に塗り替えが必要になる

紫外線を受けて発生する不対電子、ラジカルによって表面の凹凸が多くなりやすいです。また、その結果全体的に艶が落ちてしまうため、樹脂が雨風によって流されやすくなります。このため、定期的に塗り替えを行う必要があるのです。

早期にヒビが入ってしまったときは要注意

建物全体の耐久性や地震の影響などで、早いうちから表面にヒビが入ってしまうことがあります。この場合は注意が必要です。そのヒビから雨などの水が侵入してしまうと、外装や内装にカビを発生させやすくしてしまうだけでなく、雨漏れなどにつながる可能性もあるので注意しましょう。また、外壁がコンクリートの場合、内部を構成している鉄筋が錆(さ)びてしまうことになります。気をつけましょう。

塗膜が硬いため、ヒビが起きやすい

一般的なアクリル塗料は、塗膜が硬いためヒビが入りやすいと言われています。
弾性アクリル塗料の場合は、この点について問題無いでしょう。ただし、建物に水が回ってくると外壁がぷっくりと膨らんで見た目が悪くなってしまうことがあるため、注意が必要です。

以上が、アクリル塗料におけるデメリットとなります。

4.リフォームをするときに知っておきたい基礎知識

建物の耐久性を維持するためには、適度にリフォームを行うことが重要となります。特に日本は地震大国と言われており、耐久度の下がった建物ではいざというときに危険がいっぱいです。そこで、リフォームをするときに気をつけたいポイントをご紹介しましょう。

4-1.業者選びは慎重に行おう

リフォーム業者と言っても、今ではさまざまなところがあります。どこも同じように見えるし、適当に目についたところにしよう…と、いい加減に選んでしまっている人も多いです。しかし、これはおすすめできません。業者の中には、悪質なところもあるため、適当に選んでしまうとそういった業者に当たる可能性が高くなってしまうのです。そのため、業者選びは慎重に行うようにしましょう。必ずいくつかの業者を選んで、比較しながら選んでいくことをおすすめします。特に無料で見積もりを行っているところは、その業者の対応などをチェックしやすいので良いでしょう。

4-2.必ず会社概要をチェックすること

業者選びをするときは、見積もりをお願いする前にその業者のホームページなどで、会社概要をチェックするようにしましょう。ここをしっかり見て、住所や電話番号がハッキリしている業者を選ぶようにしてください。住所や電話番号が明記されていない業者は、いざトラブルが起きたときに逃げられてしまう可能性があるため、おすすめできません。注意しましょう。

まとめ

アクリル塗料の特徴やメリット・デメリットなどについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
アクリル塗料は一時期人気が高まったものでもあるため、外壁の塗料として使われている家に住んでいる人も多いでしょう。しかし、どうしても昔の塗料では長期間耐久性を維持することは難しくなるため、適度に塗り替えなどメンテナンスを行うことがおすすめです。日本は特に、地震が多い国、いざというときに自分や家族の身を守るためにも、定期的なリフォームを心がけていくと良いでしょう。

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