
外壁塗装における紫外線対策を徹底解説! 外壁塗装の注意点なども
「外壁塗装における紫外線対策はできるのか」「紫外線は外壁にどのような影響を与えるのか」など、外壁塗装と紫外線について悩んでいる方は多いでしょう。紫外線対策をしっかりと施すことで、外壁の寿命は延びるといわれています。しかし、外壁塗装をする際はいくつか注意点もあるので事前の確認が必要です。本記事では、外壁塗装における紫外線対策や注意点などを解説します。
- 紫外線と外壁の関係について
- 外壁塗装の重要性
- 外壁塗装における紫外線対策
- 外壁塗装の注意点と適切なメンテナンス
- 外壁塗装の実施手順と工期
- 外壁塗装の費用と見積もり
- 事例紹介
- 外壁塗装と紫外線に関してよくある質問
この記事を読むことで、外壁塗装の重要性や適切なメンテナンスなども分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。
1.紫外線と外壁の関係について
まずは、紫外線と外壁の関係をチェックしましょう。
1-1.紫外線によって劣化が早まる
外壁は常に紫外線にさらされている場所ですので、紫外線対策を施さないと劣化が早まります。紫外線の影響を受けた外壁はひび割れが発生しやすくなったり、色あせや退色しやすくなったりするのです。特に、日光がよく当たる方角の外壁は、ほかの面よりも劣化が激しくなる傾向があります。
1-2.紫外線の影響で起きやすい劣化サイン
では、紫外線に当てられた外壁にはどのような劣化症状が見られるのでしょうか。主な劣化サインは以下のとおりです。
- チョーキング現象(外壁に触れると白い粉がつく)
- 色あせ・退色・変色
- ひび割れ
- 塗膜の剝がれ
- コーキング材の劣化
上記の症状が外壁に現れた場合、できるだけ早めに外壁塗装をしたほうがいいでしょう。
2.外壁塗装の重要性
ここでは、外壁塗装の重要性を解説します。
2-1.建物の寿命を延ばすため
なぜ外壁塗装をする必要があるのか、その理由は建物の寿命と関係しているからです。外壁塗装は定期的に行うことが大切で、メンテナンスを放置していると建物の寿命が早まります。外壁は紫外線や雨風から建物を守ってくれる重要な部分です。その外壁が劣化しているとひび割れから雨水が浸入し、建物の基盤が腐食することになります。その結果、建物全体の寿命が短くなるというわけです。
2-2.外観を美しく保つため
外壁塗装は、外観を美しく保つために行う工事でもあります。建物の第一印象を決めるのは外壁です。たとえば、外壁の状態が著しく劣化している場合、その建物のメンテナンスがしっかりとされていない、衛生面が良くないという悪い印象を周囲へ与えることになります。テナントや入居者がどんどん減ってしまい、近寄りがたい印象になるでしょう。外観を美しく保つためにも、定期的な外壁塗装が大切です。
2-3.快適な生活環境に
外壁塗装で使用する塗料の中には、紫外線対策になるのはもちろんのこと、室内環境を快適にするための塗料もあります。どの塗料を使用するかによって、快適な生活環境にできるのも外壁塗装が重要な理由の1つです。外壁塗装を行うだけで生活環境が変わるため、より快適にしたい方は塗料選びに注目してください。
3.外壁塗装における紫外線対策
ここでは、外壁塗装における紫外線対策を解説します。
3-1.紫外線に強い塗料を使う
外壁塗装における紫外線対策として、紫外線に強い塗料を使う方法があります。紫外線に強い塗料にもさまざまな種類がありますが、人気を集めているのが「ラジカル制御型塗料」です。ラジカル制御型塗料は、劣化の原因となる「ラジカル」による影響を抑えることができます。このラジカルは、外壁が紫外線を浴び続けることで発生する成分です。ラジカルの影響を抑えられる塗料を使用すれば、外壁塗装における紫外線対策ができます。
3-2.色あせしにくい色を選ぶ
外壁塗装の色選びも、紫外線対策のポイントです。実は、色あせしやすい外壁塗装の色があります。たとえば、赤・黄・緑などです。これらは酸化などで変質し、色が変わりやすい傾向があるので注意しましょう。逆に、白・黒・青は色あせしにくいといわれています。外壁塗装の色を選ぶ際は、色あせしにくい色を選ぶことも大切です。
3-3.遮熱塗料を使用する
紫外線による熱の影響を抑えたい方は、遮熱塗料がおすすめです。遮熱塗料は、紫外線を反射する機能があります。そのため、太陽熱による室内の温度上昇を抑えられるのです。太陽熱の影響を抑えることができれば、エアコンなど電気代の節約にもつながります。また、建物への熱ダメージが軽減できるのも遮熱塗料のメリットです。紫外線の影響で外壁に少しずつダメージが蓄積されていきますが、遮熱塗料を施せば、そのダメージを減らすことができます。
4.外壁塗装の注意点と適切なメンテナンス
ここでは、外壁塗装の注意点と適切なメンテナンスを解説します。
4-1.外壁塗装業者選びが大事なポイント
外壁塗装をする際、業者選びが非常に重要なポイントとなります。外壁塗装は不正を働きやすいといわれているため、悪徳業者とのトラブルが相次いでいるからです。紫外線対策として最適な塗料を使用してもらったはずなのに、施工後すぐに不具合が起きたり、別の安価な塗料が使われていたりするなどのトラブルが起きています。このようなトラブルを防ぐためには、外壁塗装業者を慎重に選ぶことが大切です。なお、外壁塗装業者選びで悩んだときは、下記のポイントを参考にしてください。
- 紫外線対策における外壁塗装に対応できるのか
- ビルやマンションなどの外壁塗装も行っているか
- 工事前に外壁調査をしているか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 無料相談や無料見積もりを受け付けているか
- 見積書の内容が具体的に記載されているか
- ホームページ等に施工事例が掲載されているか
- 口コミや評判がいいか
上記のポイントを踏まえた上で、複数の外壁塗装業者を比較してください。
4-2.外壁塗装前の挨拶まわり
外壁塗装をする際は、近隣住民への挨拶(あいさつ)まわりが大切です。外壁塗装でよくあるトラブルには、「塗料が車についていた」「工事中の音がうるさい」などの近隣トラブルもあります。近隣トラブルは後々面倒になるので、工事前の挨拶まわりで対策する必要があるのです。工事前の挨拶まわりでは、工事期間・工事内容・緊急連絡先などを具体的に伝えてください。なお、ビルやマンションの外壁塗装をする際は、1週間前までに掲示板などで告知しましょう。
4-3.10年に一度のメンテナンス
前述したように、外壁塗装は定期的なメンテナンスが必要です。では、どのくらいの頻度で外壁塗装をすればいいのでしょうか。外壁塗装で使用する塗料の寿命によって異なりますが、塗料の多くが10年前後で寿命を迎えるため、10年に一度の頻度でメンテナンスを行ったほうがいいといわれています。10年に一度、外壁塗装を行うことで、より丈夫で紫外線にも強い外壁になるでしょう。ただし、前回の塗装から10年以内であったとしても、外壁に劣化症状が現れたときは早めに外壁塗装を行うことが大切です。
5.外壁塗装の実施手順と工期
ここでは、外壁塗装の実施手順と工期を解説します。
5-1.外壁塗装の大まかな流れ
具体的な流れは工事内容によって異なりますが、大まかな手順は以下のとおりです。
- 足場設置
- 高圧洗浄
- 養生
- 下塗り
- 中間検査
- 中塗り
- 上塗り
- 完了検査
- 足場解体
着工前に近隣住民へ挨拶を行い、まずは足場を組み立てます。足場の設置にだいたい1日かかり、足場の設置に必要な素材を運んだり、組み立てたりする際に音が響く恐れがあるので注意が必要です。また、外壁に塗装をする際は、下塗り→中塗り→上塗りという流れで進みます。この工程は外壁塗装の基本となるため、下塗り→上塗りというように工程を飛ばす外壁塗装業者は悪徳業者の可能性が高めです。どのような流れで外壁塗装をするのか、業者にしっかりと確認してください。
5-2.外壁塗装の工期は7~10日前後
一般的に、外壁塗装の工期は7~10日前後だといわれています。外壁塗装に加えて、屋根塗装も行う際は10~14日前後になるでしょう。また、ビルやマンションなど大規模修繕の場合は、3か月~半年程度かかる可能性があります。塗装範囲が広ければ広いほど、外壁の状態が悪化しているほど工期が延びるため、事前の確認が必要です。
6.外壁塗装の費用と見積もり
ここでは、外壁塗装の費用と見積もりを解説します。
6-1.外壁塗装の費用相場は約80万~140万円
一般的な戸建て住宅の場合、外壁塗装の費用相場は約80万~140万円です。外壁塗装と併せて屋根塗装も行う際は、約110万~170万円かかります。ただし、外壁の状態がひどく劣化している場合は修繕費用が加算されることになるため、200万円になる可能性があるでしょう。また、ビルやマンションは塗装範囲が広くなるので、数千万円になることがあります。具体的な費用に関しては、外壁塗装業者に無料見積もりを依頼してください。
6-2.無料見積もりならオフィスチャンプへ
どの外壁塗装業者に見積もりを依頼すべきか悩んでいる方は、ぜひオフィスチャンプへご依頼ください。オフィスチャンプでは、無足場工法を採用した外壁塗装が可能です。無足場工法は足場を設置しない工法になるため、足場代が節約できるほか、建物同士の狭いスペースでも外壁塗装ができるなどのメリットがあります。ビルとマンションにも対応しているので、ぜひ一度ご相談ください。
7.事例紹介
ここでは、オフィスチャンプの事例をいくつか紹介します。
7-1.アルミパネルの塗装
外壁の老朽化に伴い、色があせてきたアルミパネルの塗装を行いました。特殊な下塗り材を使用したことで、中塗り・上塗り材が密着します。その結果、キレイな外観になり、お客さまにも喜んでいただけました。外壁をキレイにするだけでも、建物のイメージが大きく変わります。
7-2.20m以上あるビル塗装
高さが20m以上あるビルの塗装を行う際、隣のビルに塗料が飛び散らないように特殊な養生をひきました。また、古い塗料がかなり劣化していたため、新たに白系統の色で塗装を実施したところ、とても美しい外壁に仕上がります。
8.外壁塗装と紫外線に関してよくある質問
外壁塗装と紫外線に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.外壁の色を黒にすると、紫外線が吸収しやすくなるのでは?
A.カーボンブラックと呼ばれる黒の顔料は、光によって分解されにくい特徴があります。黒だと熱を吸収しやすいイメージがあると思いますが、外壁塗装の塗料として使用する際は影響ありません。ただし、黒は色あせしたときに汚れが目立ちやすい傾向があります。
Q.遮熱塗料と断熱塗料の違いは?
A.どちらとも外気の熱による温度上昇を抑えられる効果がありますが、冬の保温効果に違いがあります。断熱塗料は室温の温度を逃がさず、室内の保温効果に優れている点がメリットです。一方、遮熱塗料は保温効果がないので、冬場は室内が寒くなりやすい傾向があります。冬の保温効果も維持したい方は、断熱塗料を選んだほうがいいでしょう。
Q.遮熱塗料を使用する際の注意点は?
A.遮熱塗料は、塗膜が汚れていると効果が期待できなくなる恐れがあります。そのため、外壁に遮熱塗料を使用した際は、定期的な点検をしたり、汚れが目立つ際は自分で洗浄したりしたほうがいいでしょう。遮熱効果を高めるためにも、キレイな塗膜を維持してください。
Q.外壁塗装を怠ると、どうなるのか?
A.建物の寿命が短くなり、修繕費用も高額になる恐れがあります。定期的に外壁塗装を行えば、キレイな状態が維持しやすくなるため、修繕費用とともに外壁塗装費用も抑えることができるでしょう。費用節約のためにも、外壁のメンテナンスは必要です。
Q.外壁塗装費用を抑えるコツは?
A.定期的なメンテナンスはもちろんのこと、無足場工法を採用することです。無足場工法は足場を組み立てたり撤去したりする必要がないので、その分の費用を抑えることができます。そのほか、事前に予算が決まっている場合は、その旨を外壁塗装業者に伝えることも大切です。
まとめ
外壁は紫外線の影響によってダメージが蓄積されるため、紫外線対策を施すことが大切です。主な紫外線対策としては、紫外線に強い塗料を使用するか、色あせしにくい塗料の色を選ぶ方法があります。なお、できるだけ外壁塗装費用を抑えたい方は、足場を使用しない無足場工法がおすすめです。オフィスチャンプでは無足場工法を採用した外壁塗装を行っているので、悩んでる方はぜひ一度お問い合わせください。