
ビルの外壁洗浄はどうして必要なの? 寿命も延ばせる納得の理由
ビルの外壁洗浄はどのくらいの周期で行えばいいのか、なぜ洗浄が必要なのか、ビル外壁の戦場で悩んでいる方は多いでしょう。外壁は年数ともに汚れが蓄積されていっては見栄えが悪くなり、そのまま放置すると建物の機能性・耐久性にも悪影響を及ぼしてしまいます。だからこそ、外壁は定期的な洗浄が必要です。
本記事では、ビル外壁の洗浄を行うメリットや方法などを解説します。
この記事を読むことで、ビルの外壁につきやすい汚れなども分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。
1.ビルの外壁につく汚れにはどんな種類がある?
まずは、ビルの外壁につきやすい汚れをチェックしておきましょう。
1-1.カビ・コケ
ビルに限らず、外壁にはカビやコケが繁殖しやすい傾向があります。カビやコケが発生すると、そこから胞子が飛び散り、周囲の外壁に付着してしまうのです。すると、そのまま根を張り成長しては、さらに繁殖してしまうことになるでしょう。特に、日光があたらず、湿気が多くてジメジメした場所に発生しやすくなります。カビ・コケの付着は見た目も悪くなるので、根が張る前に除去しておきたいものです。
1-2.水あか
雨が流れた後に黒や白の線が外壁で見られた場合、それは水あかが原因です。換気扇の下や窓枠の周辺にできやすいでしょう。そのままにしていると、水あかに汚れが絡み、外壁に染み込んでしまいます。
1-3.砂や土
空気中に漂っている砂や土も、外壁が汚れる原因です。付着したばかりなら洗浄で落ちますが、長く放置していると固まってしまい落ちにくくなります。
1-4.サビ
金属部がサビてしまうと、外壁も赤や白に変色しやすくなります。サビは放置すると金属を腐らせては穴があき、雨漏りの原因になるので要注意です。サビは見つけたら早急に対処しましょう。
1-5.塗膜の劣化
経年劣化によって汚れがつきやすくなり、色あせや剝がれの原因となります。汚れの放置は塗膜の劣化につながるため、定期的なメンテナンスや塗装が必要になるでしょう。塗膜のほかにも、シーリングの劣化によって外壁の見栄えが悪くなることもあります。
2.ビルの外壁を洗浄するメリットは?
ビルの外壁は常に紫外線や雨風にさらされているため、自然に汚れが付着します。ビルの外壁を洗浄することで、キレイになるだけでなく外壁劣化も抑えられるのです。
2-1.汚れが落ちる
ビルの外壁洗浄では、気になっていた汚れをキレイに落とすことができます。定期的に行うと、常にキレイで清潔な外壁が維持できるでしょう。
2-2.傷やひび割れの早期発見につながる
定期的にビルの外壁を洗浄することで、小さな傷やひび割れが見つかりやすくなります。早期発見ができれば状態が悪化する前に対処できるため、補修費用の節約にもなるでしょう。
2-3.外壁劣化を抑えられる
外壁劣化を抑えられる点も外壁洗浄を行う大きなメリットです。前述したように、外壁が劣化する原因にはカビやコケがあります。何もせずに放置すると、下地まで傷んでしまい建物がもろくなってしまうでしょう。定期的に外壁洗浄をしているとカビやコケが根付く前に除去でき、劣化の進行を抑えることができます。また、カビやコケの予防として、外壁に薬剤処置をすると外壁劣化防止になるでしょう。
2-4.外壁材の性能が十分に発揮できる
外壁の汚れは、外壁素材に施された加工の効果(遮断・防水など)を著しく低下させる原因になります。汚れによって素材の加工部分が剝がれ落ちてしまい、外壁材そのものの効果が発揮できなくなるのです。外壁洗浄を行い、キレイな状態を維持することで外壁材の性能が十分に生かせます。
2-5.ビルの寿命が延びる
ビルの外壁の洗浄を定期的に行うと寿命が延びます。キレイな状態の外壁は塗料・外壁材それぞれが持つ性能を保つことができ、建物自体の耐久性もアップするでしょう。
3.ビルの外壁洗浄はどこに依頼すればいい?
ここでは、ビルの外壁洗浄を依頼する方法について説明します。
3-1.外壁業者選びのポイント
基本的に、ビルの洗浄は外壁業者へ依頼することになるでしょう。外壁業者選びのポイントは以下のとおりです。
3-1-1.外壁洗浄の実績があるか
外壁洗浄業者選びで大切なのは、外壁洗浄の実績があるかです。外壁の知識が豊富で実績がある業者は、外壁の状態を踏まえた上で洗浄を行います。また、洗浄前に行う外壁診断によって、外壁の汚れや劣化に合わせた方法でキレイにするでしょう。外壁診断で補修しなければならない箇所が見つかることもあります。外壁業者に洗浄を依頼する際は、ホームページで施工事例やサービス内容について詳しく記載されているかチェックしましょう。
3-1-2.スタッフの対応が丁寧か
スタッフの対応が丁寧で、すぐに返事をしてくれたり詳しく説明してくれたりする業者は安心して依頼できるでしょう。不正を働く悪徳業者はスタッフの対応が悪く、説明も大ざっぱな傾向があります。
3-1-3.複数の業者を比較する
外壁業者を選ぶ際は、複数の業者を比較することが大切です。ホームページなどを確認したり、複数の業者に見積もりを依頼したりすると良いでしょう。最初から1社だけにしぼって依頼してしまうと、悪徳業者とトラブルになるリスクがあります。悪徳業者に引っかからないためにも、必ず依頼前に複数の業者を比較してください。
3-1-4.無料診断や無料相談を行っているか
優良業者の多くは、無料診断や無料相談を受け付けています。無料診断とは、外壁や屋根の状態を無料で調査することです。外壁や屋根の状態を十分に把握した上で、最適な方法で洗浄ができます。また、無料相談では、どのような質問でも親身になって話を聞いてくれるかチェックしてください。
3-2.事前にチェックしておきたいこと
ここでは、外壁洗浄を依頼する前にチェックしておきたいことを解説します。
3-2-1.外壁の種類と洗浄内容
外壁洗浄を正式に依頼する前に、外壁の種類と洗浄内容をしっかりと確認しておきましょう。基本的に、ビルの外壁洗浄では高圧洗浄を行いますが、外壁の種類によって洗浄内容が異なります。適切な外壁洗浄を行うために、どのような方法で洗浄を行うのか確認してください。
3-2-2.ビルに対応しているか
外壁業者といっても、ビルの洗浄を受け付けていないところがあります。依頼前に、ビルの外壁洗浄に対応しているか確認が必要です。また、外壁業者によって得意分野があるため、ビルの外壁洗浄を得意としているか施工事例などもチェックしておくと良いでしょう。
3-3.平均費用は1㎡あたり約100〜300円
外壁の状態や汚れ・洗浄範囲によって費用が大きく異なります。一般的な外壁洗浄の相場は、1㎡あたり約100~300円です。作業工程によって多少の違いはあるものの、ビル外壁洗浄では20万円が目安になるでしょう。具体的な費用が知りたい方は、複数の業者に無料見積もりを依頼してください。
3-4.安すぎる業者は要注意!
業者選びで気をつけておきたいのは、外壁洗浄の費用が安すぎる業者です。極端に安かったり、キャンペーンといったうたい文句を前面に押し出したりしてくる業者には注意してください。見積書には安価な費用を記載しておき、工事後で高額な費用を請求してくる可能性があります。
4.ビルの外壁洗浄ならオフィスチャンプへ
オフィスチャンプでは、ビルの外壁洗浄作業を行っています。ここでは、オフィスチャンプの特徴をいくつか紹介しましょう。
4-1.無足場工法を採用している
オフィスチャンプでは、足場をかけない無足場工法を採用しています。一般的に、外壁工事をする際は足場を設置することになりますが、足場の設置・撤去には費用と手間がかかりがちです。全体費用の約3分の1が足場の設置・撤去費用だといわれています。無足場工法では、熟練の職人がロープやブランコなどを使って作業を行うため、足場代が節約できるのです。また、足場をかけられない狭い場所でも外壁洗浄ができます。
4-2.周囲にも配慮
外壁の汚れを落とす際、汚れは拭き取りながら作業を行います。そのため、周囲に洗剤や水が飛び散る心配はありません。近隣に迷惑がかからないように作業をするのはもちろんのこと、工事前の挨拶も徹底しています。作業中にトラブルが起きた際はすぐに作業を中断し、トラブル解決に努めるのでご安心ください。
4-3.ガラス清掃も可能
オフィスチャンプでは、外壁清掃作業だけでなく、ガラス清掃も行っています。ビルのガラスはなかなか掃除ができない場所ですので、定期的な清掃が必要です。ガラス清掃にもさまざまな方法がありますが、オフィスチャンプではロープブランコによる高所作業を基本としています。上から下へ降りながら順々に清掃していきますので、スピーディーな作業が可能です。
4-4.ビルなどの大規模修繕も
外壁清掃はもちろんのこと、ビルやマンションといった大規模修繕工事も可能です。外壁清掃時に劣化症状が見られた場合、すぐに対応できます。前述したように、劣化症状を放置するほど悪化してしまうため、早めに対処することが大切です。外壁調査も行っておりますので、ビルの外壁洗浄でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
5.ビルの外壁洗浄に関してよくある質問
ビルの外壁洗浄に関してよくある質問を5つピックアップしました。
Q.外壁洗浄の種類は?
A.外壁洗浄は高圧洗浄が基本です。ただ、高圧洗浄にもさまざまな種類があります。それぞれの特徴については以下のとおりです。
- 通常タイプ:一般的な高圧洗浄。噴出口から扇型・円錐状に水が出る
- トルネードタイプ:噴出口からぐるぐると回りながら出てくる。通常タイプで取れない汚れにも対応可能
- バイオ洗浄タイプ:高圧洗浄に使う水道水に洗浄液を混ぜて使う。コケなどのしつこい汚れが落ちやすい
Q.外壁洗浄後はどれくらいキレイになるのか?
A.高圧洗浄によってほとんどの汚れが落ちます。自分で高圧洗浄機を使うと間違った方法で外壁を傷つけてしまう恐れがあるでしょう。費用はかかりますが、専門業者に依頼したほうが安心です。ただ、外壁洗浄だけでは落ちない汚れが出てくることもあるでしょう。その場合は、外壁材を交換したり、塗装を行ったりする必要があります。
Q.外壁洗浄ができない場合もあるか?
A.あります。たとえば、外壁洗浄によって外壁が傷んでしまうケースです。ビルの外壁はほとんどが高圧洗浄に耐えられますが、塗装を行っていなかったり劣化が激しくなっていたりすると高圧洗浄ができません。そのため、まずは外壁診断で外壁の状態をチェックする必要があります。できれば、外壁診断を行っている業者に依頼して、きちんと説明を受けてから依頼しましょう。
Q.ビルの外壁洗浄はどのくらい時間がかかるか?
A.洗浄する面積・汚れの種類・作業人数によっても変わります。ビルの外壁洗浄の場合、範囲がとても広いので7〜8時間はかかるでしょう。ビルの規模によっては、数日かかる可能性もあります。天候によっても左右することがあるため、依頼前にどのくらいかかるのかチェックしておくと良いでしょう。
Q.ビルの外壁洗浄の周期はどのくらいか?
A.一般的なオフィスビルでは2年に1回程度といわれていますが、周囲の環境によって周期は変わるでしょう。特に、高速道路や幹線道路沿い・商業施設や飲食店付近では汚れやすい傾向があるため、短い周期での洗浄がおすすめです。また、外壁洗浄の周期と同じく、外壁塗装のメンテナンスも10年を目安に行いましょう。
まとめ
ビルの外壁洗浄は、見た目をキレイにするだけではなく、建物自体の耐久性にも関係する大切な作業です。定期的な清掃とメンテナンスを行うことで、ビルの寿命を延ばすことができます。ビルの外壁洗浄は専門業者へ依頼することになりますが、まずは外壁診断を行いましょう。外壁がどのような状態になっているかチェックすることで、より適切な方法で洗浄できます。また、正しく外壁洗浄をするためにも、業者選びは大切なポイントです。