外壁の黒い汚れは何が原因? 落とす方法や汚れを防ぐポイントを解説

外壁に黒い汚れが目立ち始めると、何か異変が起きているのでは……と不安な気持ちになりますよね。けれども、汚れの正体が不明だと対処の方法も分からずに悩んでいる方は多いでしょう。まずは、外壁の黒い汚れが何なのか原因を知り、正しい方法で落とすことが大切です。

そこで、本記事では、外壁の黒い汚れを落とすポイントなどを解説します。

  1. 外壁の黒い汚れは何が原因か?
  2. 外壁の黒い汚れを落とすには?
  3. 外壁の黒い汚れを予防するには?
  4. 外壁リフォームならオフィスチャンプへ
  5. 外壁の黒い汚れに関してよくある質問

この記事を読むことで、外壁の黒い汚れを予防する方法も分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.外壁の黒い汚れは何が原因か?

最初に、外壁の黒い汚れは何が原因か、基本情報をチェックしておきましょう。

1-1.主な原因は雨だれ

外壁が黒くなる主な原因は、雨だれです。外壁に黒い縦線のような汚れがハッキリとついている場合、雨だれによって汚れている可能性が高いといえるでしょう。そもそも、雨だれとはどのようにして起きるのか、その発生原因を把握しておく必要があります。簡単に説明すると、雨だれは窓に蓄積された汚れが雨で流れ、その流れた跡が雨だれになるというわけです。新築のときはまだ外壁塗装に水や汚れを弾く力があったため、雨だれが発生しません。ですが、外壁表面の塗料が劣化すると弾く力も弱くなり、雨だれが発生してしまいます。

1-2.カビ汚れ

雨だれのほかに、カビによって黒く汚れることもあります。特に、日当たりの悪い面は湿気が多くなるため、カビが発生しやすくなるでしょう。黒ずんだような汚れが蓄積されては、外壁が不衛生な環境になってしまいます。また、カビと併せてコケや藻が発生することもよくあるので、なるべく早めに除去しておいたほうがいいでしょう。

1-3.ホコリ・排気ガスによる汚れ

黒または灰色のような汚れが外壁についている場合、ホコリ・排気ガスが原因の可能性があります。特に、大通りに面している場所は、ホコリや排気ガスによって汚れやすくなりがちです。空気中にはたくさんのホコリが含まれており、排気ガスといった汚れが外壁のでこぼこ部分に入り込んでしまいます。その汚れが蓄積されればされるほど、外壁の黒い汚れが目立つようになるでしょう。

2.外壁の黒い汚れを落とすには?

ここでは、外壁の黒い汚れを落とす方法について解説します。

2-1.中性洗剤を使う

外壁の黒い汚れがついたばかりの状態であれば、自分で除去できます。自分でできる方法としては、中性洗剤を使った方法です。「中性洗剤で落とせるのか?」と不安な気持ちになると思いますが、雨だれには炭酸カルシウムが含まれています。炭酸カルシウムは中性洗剤で落とすことができる汚れなので、食器用洗剤や浴室用洗剤を使ってみてください。なお、中性洗剤を使った落とし方は以下の流れとなります。

  1. 水で外壁を洗い流す
  2. 土・ホコリなど水で落とせる汚れをなるべく落とす
  3. スポンジにぬるま湯で薄めた中性洗剤を含ませる
  4. そのスポンジで外壁をこすりながら汚れを落とす
  5. しっかりと洗い流して完了

2-2.市販の外壁クリーナーを使う

中性洗剤を使ってもなかなか落ちない場合は、市販の外壁クリーナーがおすすめです。外壁用のクリーナーは、ホームセンター等で購入できるのでぜひチェックしてみてください。市販の外壁クリーナーを使った除去方法は以下の流れとなります。

  1. ホースなどを使って外壁全体に水をかける
  2. ある程度、汚れを落としたら市販の外壁クリーナーを汚れの箇所に塗布する
  3. しばらく置いてからやわらかいブラシでこする
  4. ホースやバケツの水で洗い流して完了

外壁クリーナーの種類によっては扱い方が異なる可能性もあるため、使用上の注意点を必ず一読してから使ってください。また、メガネや手袋など体にクリーナーが飛ばないように気をつけましょう。

2-3.高圧洗浄機を使う

高圧洗浄機を購入して使うのも、外壁の黒い汚れを落とす方法です。家庭用の高圧洗浄機であれば、約1万円~8万円で購入できます。高圧洗浄機は、強い水圧で汚れを洗い流すものですので、外壁についている黒い汚れもキレイに落ちるでしょう。外壁専用のクリーナーとは違って、自分の手でゴシゴシとこする必要もないですし、車や土間といった場所にも使うことができます。けれども、水圧が強すぎると外壁を傷つけてしまう恐れがあるため、水圧の調整が大切です。

2-4.外壁リフォーム業者に依頼する

自分で外壁の汚れを落とすことができない・頑固な汚れになっていてどうすればいいのか分からないという方は、外壁リフォーム業者に依頼してください。特に、10年以上外壁をメンテナンスしていなかったり、塗装の効果が落ちたりしている場合は、汚れを落としただけでは効果がありません。外壁の表面が剝がれていると、再塗装を行う必要があります。外壁塗装は約10年を目安に行うのが理想といわれているため、メンテナンスをしていない方は外壁リフォーム業者に相談しましょう。

3.外壁の黒い汚れを予防するには?

ここでは、外壁の黒い汚れを予防する方法について解説します。

3-1.汚れにくい塗料を使う

外壁の黒い汚れを未然に防ぐためには、汚れにくい塗料を使って外壁塗装を行うのが1番です。前述したように、外壁が汚れる原因には外壁塗装の効果が落ちている点があります。外壁塗装が剝がれるほど汚れやすく、下地が傷みやすくなってしまうので注意しなければなりません。外壁塗装を行う際は、塗料の選び方に注目してください。汚れにくい塗料としては、光触媒塗料とラジカル塗料の2種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • 光触媒塗料:耐久性・耐汚性に優れている。セルフクリーニング効果を持っている塗料
  • ラジカル塗料:紫外線などがあたることによる劣化を制御する機能を持っている塗料

3-2.汚れが目立ちいくい色で塗装する

家の外観や汚れが気になる方は、汚れが目立ちにくい色で塗装するのも方法の1つです。汚れが目立ちにくい色としては、グレー・青系などがあります。よくできる汚れと同系色を選んだほうが、汚れが目立ちにくくなるでしょう。特に、青色の外壁は日光・紫外線による経年劣化と色あせの影響を受けにくいメリットがあります。逆に、赤・紫色は色あせが目立ちやすく、黒・白といった極端な色はカビが目立ちやすくなるでしょう。

3-3.外壁材自体を変える

徹底的に、外壁の汚れを防ぎたいと思っている方は、外壁材自体を張り替える方法がおすすめです。費用は1番高くなってしまいますが、外壁材を変えることで汚れがつきにくくなります。なお、汚れにくい外壁材とそれぞれの特徴は以下のとおりです。

  • 金属系サイディング:汚れにくいがサビやすいため、ガルバリウム鋼板・アルミ素材がおすすめ
  • 樹脂系サイディング:塩化ビニル樹脂でできており、カビやコケが生えにくい
  • タイル素材:メンテナンス頻度が10~15年で、汚れがつきにくい

逆に、モルタル・木質系サイディングは汚れやすい外壁材です。これらはメンテナンスを必要とする頻度も短いので手間がかかります。

3-4.定期的なメンテナンスが大事

黒い汚れを防止するためには、定期的なメンテナンスが大切なポイントです。前述したように、外壁は紫外線や雨風などによって劣化しやすく、10年を目安に塗装を行う必要があります。きちんと定期的にメンテナンスを行えば、それだけ汚れがつきにくくなりますし、キレイな状態が維持できるでしょう。また、劣化の早期発見につながり、費用を最小限に抑えることもできます。

4.外壁リフォームならオフィスチャンプへ

ここでは、外壁リフォームを行っているオフィスチャンプの特徴を紹介します。

4-1.無足場工法を採用

オフィスチャンプでは、足場をかけない無足場工法を採用しています。一般的に、外壁工事では足場を設置することになりますが、足場の設置や撤去には手間と時間がかかりがちです。費用はもちろんのこと、足場を組み立てるスペースがなければ外壁工事ができなくなってしまいます。けれども、無足場工法を用いることで狭いスペースでも外壁工事ができ、費用も抑えられるのです。他社にはない圧倒的技術力と信頼を認められているからこそできる工法といえるでしょう。

4-2.部分工事が可能

通常の外壁工事では、塗装・シーリング・洗浄等すべての工事作業をまとめて行います。1つ1つの工事をするたびに足場をかけ直していると、その分のコストがかかってしまうからです。けれども、無足場工法を用いているオフィスチャンプでは、足場をかけないからこそ、工事内容を分けて施工できます。必要な箇所だけ補修・塗装ができるのは、大きなメリットです。部分工事ができるので費用も節約できます。

4-3.無料見積もり・無料相談も受付中

オフィスチャンプでは、無料見積もりと無料相談も受け付けています。基本的に、お問い合わせと見積もりは無料となっていますのでご安心ください。なお、これまで手がけてきた外壁工事のビフォー・アフターをホームページに掲載しています。どのような工事を行っているのかチェックできるので、ぜひホームページをご覧ください。

5.外壁の黒い汚れに関してよくある質問

外壁の黒い汚れに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.黒い汚れを放置するとどうなるのか?
A.どんどん頑固な汚れになってしまい、自分では落とせなくなってしまいます。高圧洗浄機でも落ちない汚れになってしまった場合、外壁を塗り直したり、外壁材を新しくしたりする必要があるでしょう。汚れを放置すればするほど補修費用が高くなってしまうので注意が必要です。費用を節約するためにも、汚れを見つけたら早めに除去しましょう。

Q.自分で外壁の汚れを掃除する際の注意点は?
A.スポンジを使って外壁の汚れを掃除する際、力を入れてこするのはNGです。力を入れすぎて外壁をこすってしまうと傷ついてしまう恐れがあります。また、洗剤やクレンザーを使った後は、しっかりと洗い流してください。洗剤が外壁に残ったままだと、外壁が変色する恐れがあるので要注意です。そのほか、高いところを作業する際は十分に注意すること・風が強い日や雨の日は作業を避けることを意識しましょう。

Q.外壁塗装が劣化しているサインは?
A.主な劣化サインは以下のとおりです。

  • チョーキング現象(外壁を触ると白い粉がつく)
  • 鉄部のサビ
  • 色あせ
  • 大きなひび割れ
  • 剝がれ
  • コーキングの亀裂

上記の中でも、早めの補修が必要になるのは外壁のひび割れです。特に、ひび割れの幅が0.3mm以上の場合は下地や外壁材が傷んでしまっている恐れがあります。そのまま放置すると、そこから雨水が浸入し雨漏りが発生することもあるので要注意です。

Q.費用はいくらぐらいか?
A.外壁の黒い汚れを除去する費用は以下を目安にしてください。

  • 高圧洗浄機による洗浄:約12,000円
  • 専用クリーナーによる洗浄:約7,000~9,000円
  • 塗装業者による洗浄・塗装:約700,000~900,000円

自分で外壁の汚れを除去すると費用は節約できますが、頑固な汚れは落ちなかったり外壁材の補修は完ぺきにできなかったりするデメリットがあります。外壁材や外壁塗装の劣化が進んでいる場合は、費用がかかっても外壁リフォーム業者に依頼したほうがいいでしょう。

Q.注意したほうがいい外壁リフォーム業者の特徴は?
A.見積書の内容が細部まで記載されていない・スタッフの対応が悪い外壁リフォーム業者は注意したほうがいいでしょう。外壁調査をせずにいい加減な工事をしたり、きちんと汚れを落としてくれなかったりする恐れがあります。後でトラブルにならないためには、事前に不明点や疑問点をチェックすることが大切です。

まとめ

外壁の黒い汚れは、主に雨だれ・カビ・ホコリ・排気ガスが原因です。これらの汚れを放置するほど外壁が劣化し、下地まで悪影響を及ぼすリスクがあります。「まだ大丈夫だから」と甘く考えずに、早めに除去してください。ついたばかりの汚れなら、中性洗剤・専用クリーナー・高圧洗浄機などを使って自分で除去できるでしょう。自分で除去できない汚れがこびりついていたり、自分でするのが不安だったりする方は、外壁リフォーム業者に依頼するのがおすすめです。

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