モルタル外壁をメンテナンスする方法は？ 失敗しないポイントを解説！
「モルタル外壁の劣化が気になるので、メンテナンス方法を詳しく知りたい」とお考えではありませんか？ モルタル外壁を状態よく保つためには、劣化の原因や症状を詳しく知り、適切な方法でメンテナンスする必要があります。しかし、モルタル外壁が劣化するとどんなサインが現れるのか、どんなタイミングや方法でメンテナンスすべきかなどよく分からないこともあるでしょう。
そこで今回は、モルタル外壁のメンテナンスについて詳しく解説します。
- モルタル外壁が劣化したサインは？
- モルタル外壁をメンテナンスするタイミング
- モルタル外壁をメンテナンスする方法
- モルタル外壁の寿命を延ばす方法は？
- モルタル外壁のメンテナンス業者を選ぶポイント
- モルタル外壁のメンテナンスでよくある質問
この記事を読むことで、モルタル外壁をメンテナンスするポイントや注意点などがよく分かります。モルタル外壁のメンテナンスをお考えの方は、記事を読んでみてください。
1．モルタル外壁が劣化したサインは？
最初に、モルタル外壁が劣化したサインにはどんなものがあるか、見ていきましょう。
1-1．チョーキング現象
モルタル外壁が劣化すると、チョーキング現象が見られることがあります。チョーキング現象とは、外壁の表面に触れると粉状のものが付着することです。チョーキング現象は、モルタル外壁の塗装が劣化した証拠であり、役割を終えていると判断できます。
1-2．色あせ
色あせも、モルタル外壁が劣化したサインの一つです。塗装直後と比較すると色の鮮やかさが失われて、くすんで見えるようになります。特に、鮮やかな色は、色あせが目立って気になるものです。モルタル外壁が色あせると、築年数より古く見える、手入れが行き届いていない印象を与えるなどのデメリットが発生します。特に、店舗などでは、集客率が下がるなど大きなマイナスとなることもあるでしょう。
1-3．ひび割れや剝がれ
モルタル外壁が劣化すると、ひび割れや剝がれが見られることがあります。ひび割れや剝がれは、建物の美観を損なうだけでなく、モルタル外壁の強度が低くなるので厄介です。中でも、構造クラックと呼ばれる幅0.3mm以上・深さ4mm以上のひび割れや基礎に近い部分のひび割れなどは、モルタル外壁の強度を大きく下げてしまいます。
1-4．コケ・藻・カビの繁殖
モルタル外壁が劣化したサインに、コケ・藻（も）・カビの繁殖も挙げられます。モルタル外壁の表面はざらざらしていることが多く、コケ・藻・カビが根を張りやすい状態です。さらに、モルタル外壁の素材が劣化してもろくなると、根が奥深くまで張ってしまいボロボロになることがあります。こうなると、外壁材の交換で対応することになるでしょう。
1-5．雨もり
モルタル外壁から雨もりが見られる場合、劣化が内部まで進んでいることが考えられます。雨もりは、内壁にまで達してシミになったりカビが繁殖したりする原因になるため、速やかに補修してください。なお、雨もりを放置すると、ダメージが広範囲に広がり、外壁材の交換など大がかりな補修が必要になることがあります。
2．モルタル外壁をメンテナンスするタイミング
モルタル外壁はどんなタイミングでメンテナンスするとよいか、具体的に見ていきましょう。
2-1．新築もしくは前回のメンテナンスから10年経過した
モルタル外壁のメンテナンスは、新築もしくは前回のメンテナンスから10年経過したタイミングで行うことがおすすめです。10年経過するとモルタル外壁の素材の劣化が進み、何らかの不具合が出やすくなります。特に問題なく見えても、きちんとチェックすると思わぬところが劣化していることもあるでしょう。
2-2．不具合を発見した
モルタル外壁に不具合を発見したタイミングでメンテナンスすれば、ダメージを最小限にとどめることができます。築年数が新しい建物でも、立地条件などにより、早く不具合が出てくることもあるでしょう。また、台風や地震の後などは、思わぬ被害を受けていることがあります。しかし、早めメンテナンスすれば、ダメージを広げずに済むはずです。
2-3．建物の貸出や売却を考えている
建物の貸出や売却を考えている場合も、モルタル外壁のメンテナンスを行うとよいでしょう。不具合がきちんと補修されたモルタル外壁は、建物の美観と強度を高めるため、資産価値がアップします。メンテナンスする前より、希望の金額で取り引きしやすくなるはずです。
3．モルタル外壁をメンテナンスする方法
モルタル外壁をメンテナンスするには、どんな方法があるか見ていきましょう。
3-1．汚れを洗浄する
モルタル外壁には、さまざまな汚れが付着します。汚れはモルタル外壁が劣化する原因になるため、洗浄して除去することが大切です。モルタル外壁の洗浄方法には、洗浄ブラシを使って手作業で行う方法のほか、高圧洗浄機を使用する方法もあります。モルタル外壁にコケ・藻・カビなどが繁殖している場合は、専用の洗浄剤を使用して高圧洗浄すると効果的です。
3-2．ひび割れや剝がれを補修する
ひび割れや剝がれの補修も、モルタル外壁のメンテナンス方法の一つです。モルタル外壁にひび割れや剝がれが発生している状態では、雨水や汚れが外壁の内部にしみ込んでしまい、雨もりしたり外壁材が腐食したりする原因になります。ひび割れを簡単に補修する方法としては、コーキング材の注入が一般的です。剝がれを部分的に補修する場合は、外壁塗装をやり直すことになるでしょう。
3-3．外壁塗装をやり直す
外壁塗装にごく浅いひび割れがある場合や、色あせや雨だれが見られる場合などは、外壁塗装をやり直すことで対応可能です。必要な部分だけ塗装することも可能ですが、塗装をやり直した部分と周囲とで新旧の差が目立って建物の美観を損ねることがあります。前回の外壁塗装から10年経過している、建物の美観を高めたいなどの場合は、全体的にやり直すとよいでしょう。
3-4．外壁材を交換する
モルタル外壁の劣化が進んでいて補修だけでは対応できない場合は、外壁材を交換することになるでしょう。雨もりにより外壁材が腐食している、ひび割れや剝がれが広範囲におよんでいるといった場合は、モルタル外壁の強度が低くなっています。また、雨もりを補修して屋内で快適に過ごすためにも、新しい外壁材と交換することが必要です。
4．モルタル外壁の寿命を延ばす方法は？
モルタル外壁の寿命を延ばすには、どんな方法があるのでしょうか。
4-1．こまめに洗浄する
モルタル外壁の寿命を延ばすには、こまめに洗浄することが効果的です。付着した汚れを落とすことができ、外壁塗装や外壁材の劣化を防ぐことにつながります。特に、台風や大雨の後は、想像以上に汚れが付着しているものです。簡単にホースの水で流すだけでもよいので、ざっと汚れを落としておきましょう。
4-2．業者に定期メンテナンスを依頼する
業者に定期メンテナンスを依頼することも、モルタル外壁の寿命を延ばすのに必要なことです。業者に定期メンテナンスを依頼すると、隅々までチェックしてもらうことができ、プロの視点によるアドバイスを受けることができます。高所などで見えづらい部分の劣化も発見でき、早期に対処することも可能です。
4-3．早めに補修する
モルタル外壁の寿命を延ばすには、早めに補修することも忘れないでください。最初はごく軽い劣化だけでも、放置すると悪化して大がかりな補修が必要になるからです。早めに補修すれば、簡単に対処できて補修費用が安く済み、短期間で補修できます。面倒だからとか、まだ大きな問題が出ていないからなどと放置するとモルタル外壁の寿命を縮めてしまうので、注意してください。
5．モルタル外壁のメンテナンス業者を選ぶポイント
モルタル外壁のメンテナンス業者を選ぶポイントについて、具体的に見ていきましょう。
5-1．モルタル外壁のメンテナンス実績が豊富
まずは、モルタル外壁のメンテナンス実績が豊富な業者を選ぶことが大切です。豊富な実績がある時点で、多くの利用者から選ばれていると判断でき、信頼できるといえます。また、あらゆる現場を経験していることから、適切かつ効率がよい方法でのメンテナンスが期待できるでしょう。なお、当オフィスチャンプも、モルタル外壁のメンテナンスを多数お受けしておりご好評をいただいていますので、安心してご依頼いただけます。
5-2．高い技術力と高品質な仕上がりで定評がある
高い技術力や高品質な仕上がりで定評がある業者なら、高い満足度を得ることができます。モルタル外壁のメンテナンスを高品質に仕上げるには、高い技術力と丁寧な作業が必要です。評判のよい業者では、常に技術力の向上に努力を重ねており、高品質な仕上がりを実現しています。
5-3．現場視察や見積もりは無料
モルタル外壁のメンテナンスを依頼するなら、現場視察や見積もりを無料で行っている業者がおすすめです。モルタル外壁のメンテナンス費用は、モルタル外壁の面積や状態・補修の必要性などにより大きく異なるため、現場視察をして見積もる必要があります。現場視察や見積もりだけでもスタッフの時間と手間がかかることから、業者によっては1回数千円程度を請求されることもあるでしょう。しかし、無料で行っている業者なら、より気軽に依頼できて便利です。当オフィスチャンプも現場視察や見積もりは無料なので、お気軽にお申し付けください。
5-4．分かりやすくてリーズナブルな料金システム
モルタル外壁のメンテナンスは、分かりやすくてリーズナブルな料金システムがある業者に依頼しましょう。明確な基準に基づいて金額を提示されるので、不安に感じることがありません。また、特別な理由がない限りは、見積もりで提示された金額でメンテナンスできます。なお、当オフィスチャンプでは無足場工法を採用し、モルタル外壁のメンテナンス費用を大幅に節約することができ、おすすめです。
5-5．都合のよい工期を指定できる
都合のよい工期を指定できる業者を選ぶことも、重要なポイントです。都合のよい工期を指定できる業者なら、仕事などの都合も付けやすく助かります。モルタル外壁のメンテナンスは屋外での作業になるため、ずっと在宅する必要はありません。とはいえ、突発的に確認事項が発生することもあるでしょう。また、在宅しているほうが、何かと安心できるのも事実です。
5-6．スタッフの教育が行き届いていて感じがよい
スタッフの教育が行き届いていて感じがよいのも、信頼できる業者の特徴です。信頼できる業者では、スタッフの教育に力を入れており、スタッフが丁寧な言葉遣いや対応をしています。そのため、スタッフとのコミュニケーションもスムーズに進み、ストレスを感じることがありません。気軽に相談しやすいため、連絡ミスなども防止できる点でも安心です。
5-7．手厚い工事保証やアフターフォローがある
手厚い工事保証やアフターフォローがある業者を選ぶと、安心してモルタル外壁のメンテナンスを依頼できます。モルタル外壁のメンテナンス後、万が一不具合が発生した場合でも、誠意のある対応が期待できるからです。モルタル外壁を長持ちさせるためにも、業者選びでは工事保証やアフターフォローの内容をしっかりチェックしておきましょう。
6．モルタル外壁のメンテナンスでよくある質問
最後に、モルタル外壁のメンテナンスに関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。
Q．雨の日でもモルタル外壁のメンテナンスが可能？
A．基本的には作業が中止になります。雨が降ると、作業効率が悪い、塗料などが乾かず仕上がりが悪くなるなどの理由があるからです。
Q．モルタル外壁のメンテナンスを業者に依頼する費用目安は？
A．以下を参考にしてください。
- 外壁洗浄：2万～10万円程度
- ひび割れや剝がれの補修：2万～20万円程度
- 外壁塗装のやり直し：部分塗装で数万円程度、全体塗装で数十万円程度～
- 外壁材の交換：150万円程度～
なお、上記はあくまでも目安であり、実際にはモルタル外壁の面積や状態、足場設置の有無などにより、金額が異なります。詳しくは、業者に現場視察および見積もりを依頼して確認してください。
Q．モルタル外壁の補修をDIYで行ってもよい？
A．簡単な補修なら可能ですが、おすすめしません。キレイに補修できたように見えても、実は不完全な状態であり、新たなダメージが発生することがあるからです。また、高所などの危険な場所を補修する際、転落などのリスクがあります。
Q．モルタル外壁の工事を依頼した業者にメンテナンスも依頼すべきか？
A．信頼できる業者であり特に不満を感じる点がないのなら、メンテナンスも依頼するとよいでしょう。しかし、何らかの点で信用できない場合は、そのほかの業者にメンテナンスを依頼することがおすすめです。
Q．モルタル外壁の工事保証期間内なら無料で補修してもらえる？
A．一概にはいえません。工事保証期間内であっても、地震による劣化などは保証対象外となる場合もあります。詳しくは、実際の保証内容を確認してみてください。
まとめ
今回は、モルタル外壁のメンテナンスについて詳しく解説しました。モルタル外壁は、経年や紫外線など、さまざまな理由により徐々に劣化するものです。定期的にメンテナンスして劣化を早期に見極めることで、簡単に補修できて費用も安く済むなど、多くのメリットがあります。なお、モルタル外壁のメンテナンスは、この記事を参考にして信頼できると判断した業者に依頼するとよいでしょう。
