光触媒塗料による外壁塗装とは?メリット・デメリットも徹底解説!
「光触媒塗料で外壁塗装するとよいと聞いたけど、具体的にどんなメリットがあるのだろう」とお考えでしょうか? 光触媒塗料という名前だけは知っていても、具体的にどんな性質の塗料なのかよく分からないですよね。それに、実際に光触媒塗料で外壁塗装をしたくても、どこにどんな方法で依頼すればよいのか、どんな注意点があるのかなども知りたいことでしょう。
そこで今回は、光触媒塗料による外壁塗装について詳しく解説します。
- 光触媒塗料とは?
- 光触媒塗料を外壁塗装に使用するメリット
- 光触媒塗料を外壁塗装に使用するデメリット
- 光触媒塗料を外壁塗装に使用するときの注意点
- 光触媒塗料による外壁塗装を依頼する方法は?
- 光触媒塗料の外壁塗装に関するよくある質問
この記事を読むことで、光触媒塗料で外壁塗装する際のポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.光触媒塗料とは?
最初に、光触媒塗料とはどんなものか見ていきましょう。
1-1.セルフクリーニング機能を持った塗料
光触媒塗料は、セルフクリーニング機能を持った機能性塗料の一つです。塗料に含まれる触媒が紫外線や光に反応し、汚れを分解する効果があります。また、水となじみやすい性質もあることから、雨が降ると汚れが自然に洗い流されるのも特徴です。そのため、光触媒塗料で外壁塗装すると、外壁を長期間キレイな状態に保つことができます。
1-2.紫外線型と可視光型の2種類がある
光触媒塗料には、紫外線型と可視光型の2種類があります。
- 紫外線型:紫外線が当たることで効果が期待できる
- 可視光型:紫外線がなくても光が当たるだけで効果が期待できる
上記のうち、より高いセルフクリーニング効果が期待できるのは可視光型です。
2.光触媒塗料を外壁塗装に使用するメリット
光触媒塗料を外壁塗装に使用するメリットを詳しくご紹介します。
2-1.汚れにくい
光触媒塗料は、汚れにくいことが最大のメリットです。光触媒塗料にはセルフクリーニング効果があるため、普段のお手入れがグンと楽になります。外壁を清掃する手間が省けるほか、常にキレイな状態に維持できるため、手入れの行き届いた建物という印象を与えることが可能です。
2-2.耐用年数が長い
光触媒塗料は、そのほかの塗料と比較して耐用年数が長いこともメリットです。光触媒塗料の耐用年数は15~20年程度で、一般的な塗料と比較すると約1.5~2倍になります。そのため、1回外壁塗装に使用すれば、長期間キレイな状態を保つことが可能です。初期費用がかかってもメンテナンスの手間を省きたいという場合にもおすすめします。
2-3.有害物質を放出しない
有害物質を放出しないのも光触媒塗料の大きなメリットといえます。光触媒塗料は水性塗料で、有機溶剤を使用しないものが多いからです。人によっては、有機溶剤の臭いや成分によって体調を崩す原因になることがあります。そのため、塗料独特のツンとした臭いや成分が苦手な人にピッタリです。
2-4.遮熱効果が期待できる
光触媒塗料は、遮熱効果が期待できるのもメリットです。外壁塗装に使用すれば、屋内が外気温の影響を受けにくく、1年中快適に過ごしやすくなります。また、冷暖房効率も高まるため、光熱費の削減にもつながるでしょう。さらに、夏場の熱中症や冬場のヒートショックを防ぐ効果も期待できます。
3.光触媒塗料を外壁塗装に使用するデメリット
光触媒塗料を外壁塗装に使用するデメリットを詳しく見ていきましょう。
3-1.取り扱いに高度な技術力が必要
光触媒塗料を外壁塗装に使用する場合、取り扱いに高度が技術力が求められます。光触媒塗料は、塗料の性質をよく理解するだけでなく、下地材との相性や塗り方などさまざまな注意点を考えて塗装することが必要です。そのため、業者によってはスタッフの技術力不足により、光触媒塗料の特性が十分発揮されない仕上がりになってしまうことがあります。
3-2.カラーバリエーションが少ない
カラーバリエーションが少ないことも、光触媒塗料を外壁塗装に使用するデメリットです。特に、濃色のバリエーションが少ないため、希望の色を選べないこともあるでしょう。外壁塗装の色は、外観イメージに大きく影響することから、場合によってはそのほかの塗料を検討することも必要になります。
3-3.初期費用が高価
光触媒塗料は、初期費用が高価なのもデメリットといえます。光触媒塗料は耐久性が高く、耐用年数が長いことがメリットですが、その分初期費用が高くなるため、十分な予算がない場合には向きません。たとえば、店舗の外壁塗装など、数年で外観イメージを変える予定がある場合などは、耐用年数の高さを十分に生かすことができず、割高に感じることもあるでしょう。
3-4.工期が長くなる
光触媒塗料は、そのほかの塗料より塗装工程が1回多くなります。したがって、工期が長くなるので注意が必要です。なるべく早く外壁塗装を終えたい、特定の期日に外壁塗装を間に合わせたいなどの場合は、早めに外壁塗装にとりかかるか、そのほかの塗料を検討してみてください。
3-5.場所によっては十分な効果が望めない
せっかく光触媒塗料を外壁塗装に使用しても、場所によっては本来の効果を望めないこともあります。光触媒塗料は、太陽光や雨が当たる場所に使用することで、汚れが分解されて洗い流される効果が期待できるのが特徴です。しかし、隣の建物との距離が短く、太陽光や雨がほとんど当たらない外壁では、汚れが残ってしまいやすいので注意してください。
4.光触媒塗料を外壁塗装に使用するときの注意点
光触媒塗料を外壁塗装に使用するときに注意すべきポイントを確認しておきましょう。
4-1.グレードの高い塗料を選ぶ
光触媒塗料は、なるべくグレードの高いものを選びましょう。光触媒塗料として販売されているものでも、グレードが低いものは仕上がりや効果が期待したほどではない可能性があります。業者と打ち合わせする際に塗料のグレードも確認し、アドバイスをもらうことがおすすめです。
4-2.可能なら可視光型を指定する
光触媒塗料を選ぶときは、この記事の「1-2.紫外線型と可視光型の2種類がある」で解説したとおり、可能なら可視光型を指定しましょう。可視光型は、光が当たるだけでも効果を期待できるため、より満足度が高いのが特徴です。業者から塗料の説明を受けた際、可視光型かどうか確認してみてください。もしも紫外線型であったら、可視光型に変更できないか相談してみるとよいでしょう。
4-3.そのほかの塗料とも比較して決める
光触媒塗料は、セルフクリーニング機能によって汚れにくい、耐久性が高いなど多くのメリットがあります。しかし、場合によってはデメリットのほうが大きく感じることもあるでしょう。そのため、そのほかの塗料ともメリット・デメリットをしっかり比較して決めることがおすすめです。信頼できる業者ともよく相談して、最適な種類の塗料を選びましょう。
5.光触媒塗料による外壁塗装を依頼する方法は?
光触媒塗料による外壁塗装は、信頼できると判断した業者に依頼することが大切です。
5-1.信頼できる業者の選び方
光触媒塗料による外壁塗装を依頼するときは、以下の条件を満たした業者を選ぶとよいでしょう。
- 光触媒塗料による外壁塗装で豊富な実績がある
- 高い技術力と丁寧な仕上がりで定評がある
- 現地視察および見積もりは無料
- 分かりやすくてリーズナブルな料金システム
- 希望の工期に合わせてくれる
- スタッフの対応や言葉遣いが丁寧で親切
- 顧客からの評判がよい
- 保証やアフターフォローが充実している
なお、当オフィスチャンプでも、光触媒塗料による外壁塗装のご相談をお受けしています。まずは、お気軽にお問い合わせください。
5-2.見積もりをもらって検討することが大切
信頼できる業者選びが終わったら、業者に現地視察と見積もりを依頼してください。見積もりが届いたら、以下のポイントをチェックしましょう。
- 作成年月日・有効期限が明記されているか
- 担当者名や業者名の記載はあるか
- 依頼内容に沿って作成しているか
- 正当な理由がないのに高額になっていないか
- 不明な項目で費用を計上していないか
- 書面で届いた場合は正式なフォーマットを使用しているか
なお、小さなことでも不明な点や不審な点がある場合は、業者に確認して説明を受けましょう。場合によっては、見積もりを出し直してもらうことも必要です。単なる記載ミスであっても、そのままにすると後日大きなトラブルに発展することがあるので注意してください。
5-3.契約してはいけない業者の特徴は?
業者の中には、悪質なところも多いので十分な注意が必要です。たとえば、以下のような特徴が当てはまる業者は悪質なので、絶対に契約してはいけません。
- 突然訪問してきて外壁塗装の塗り替えをしつこくすすめる
- 何度断っても電話勧誘してくる
- 「すぐに外壁塗装をやり直さないと大変だ」などと不安感をあおる
- 「今だけ定価の50%OFF」などと根拠のないお得感をアピールする
- 見積もりを検討する時間を与えずその場で契約しようとする
- 正式な見積もりや契約書を発行せず、口約束で進めようとする
- 料金システムが不透明
- きっぱり断っているのに契約を取るまでしつこく居座ろうとする
- 強い言葉や態度で契約を取ろうとする
- スタッフの言葉遣いが悪い
- 身分証や社員証の提示を求めても応じない
- 保証やアフターフォローについてきちんと説明しない
6.光触媒塗料の外壁塗装に関するよくある質問
最後に、光触媒塗料の外壁塗装に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.工事品質を落とさずに外壁塗装費用を安くする方法は?
A.高品質な外壁塗装をリーズナブルな料金で提供している業者に依頼するのがベストです。たとえば、当オフィスチャンプのように無足場工法を採用している業者なら、足場費用がかからないため工事費用を安く抑えることができます。
Q.より高価な光触媒塗料を選べば安心できる?
A.一概にはいえません。同じメーカー・グレードの塗料でも、業者によって販売価格が異なるからです。
Q.光触媒塗料で外壁塗装すると雨もりしない?
A.断言できません。光触媒塗料で外壁塗装しても、経年などの理由で劣化すれば雨もりすることもあります。
Q.光触媒塗料で外壁塗装したら表面に気泡がたくさん発生したのですが?
A.施工不良の可能性があるため、業者に連絡して現地視察を依頼してください。光触媒塗料はデリケートな性質があり取り扱いが難しいことから、施工不良が発生することがあるからです。
Q.光触媒塗料で外壁塗装すれば外壁を清掃しなくてよい?
A.基本的には、清掃する必要はありません。ただし、大雨や台風の後などは、普段よりひどく汚れているため、簡単にでも水をかけて流しておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、光触媒塗料の外壁塗装について詳しく解説しました。光触媒塗料にはセルフクリーニング機能があることから、汚れにくくてメンテナンスの手間がかからないのが特徴です。また、耐用年数が長いのも大きなメリットでしょう。反面、初期費用が高く付く、塗装に高い技術力が必要などのデメリットもあります。光触媒塗料による外壁塗装で満足度の高い仕上がりを得るためにも、信頼できる業者を選び、よく相談してみることがおすすめです。