
外壁コーキングの寿命やリフォームについて知りたい! 寿命の症状等を解説
外壁のコーキングとは、外壁材の隙間を埋めるゴム状の素材です。サイディングボードが外壁の主流となった現在では、多くの住宅の外壁にコーキングが使われています。コーキングには寿命があり、定期的に補修工事が必要です。しかし、補修工事を行う目安等が分からず、「いつ、どのように工事を行えばいいのか」と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで、今回は外壁コーキングの寿命や補修工事を行う方法などを解説します。
この記事を読めば、外壁コーキングの重要性や補修工事を行うタイミングなどもよく分かります。外壁塗装の塗り直しやコーキング補修工事を考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.外壁コーキングの基礎知識
はじめに、コーキングの役割や重要性、補修工事の必要性などを紹介します。
1-1.外壁コーキングとは何か
前述したように、コーキング(シーリング)とは外壁素材の隙間を埋めるゴム状の素材です。サイディング材やコンクリートの外壁材を取り付ける際、クッションや防水材、衝撃吸収材の役割を果たします。サイディング材の外壁が主流となった現在、多くの建物の外壁でコーキングは使われているのです。
1-2.外壁コーキングの役割
前述したように、コーキングは外壁素材同士がぶつかり合わないよう、緩衝材の役割を担っています。また、サイディングボードの隙間にコーキングを詰めることで、防水材の役割も担うのです。コーキングが劣化すれば、外壁全体が傷んでしまいます。
1-3.外壁コーキングが劣化する弊害
コーキングが劣化すると、外壁の素材同士がぶつかり合います。また、コーキングが劣化した隙間から雨水が入ると、壁から雨漏りする原因となることがあるでしょう。外壁の劣化というと外壁塗装の劣化をイメージすることが多いのですが、コーキングの劣化も放置しておけば深刻な問題になります。
2.外壁コーキングの寿命について
外壁コーキングの寿命は、8~10年といわれています。これは、あくまでも目安ですが寿命が近づくとひび割れ・剝離(はくり)・肉やせといった症状が現れるでしょう。コーキング部分をそっとこすってみて、白い粉がつくようであったり目に見えるほどのひび割れが多数あったりする場合は、劣化している可能性があります。
3.外壁コーキングのリフォームについて
この項では、コーキングのリフォームについて解説します。
3-1.外壁コーキングのリフォームとは?
外壁コーキングのリフォームには、コーキング材を追加する方法と、古いコーキング材を一度撤去し、新しいコーキング材を充てんする方法があります。コーキング材が撤去できない場所で用いられる方法では、新しいコーキング材を充てんする方法が、コーキング材を一度撤去して再充てんする方法が一般的です。
3-2.外壁コーキングのリフォームをDIYで行うことは可能か?
コーキング材はホームセンターでも販売されています。しかし、外壁全体のコーキングをDIYで行うことはとても大変です。ホームセンターで販売されているコーキング材を用いる場合は、応急処置的なリフォームにとどめましょう。
3-3.外壁コーキングのリフォームを行っている業者とは?
コーキング材のリフォームは、外壁塗装や外壁リフォームを行っている業者が請け負っています。外壁塗装とコーキングのリフォームを同時に行うことも可能なので、「ついでに外壁も塗り直したい」という場合は、両方申し込んでもいいでしょう。コーキングのリフォームだけならば、1週間程度、外壁塗装のリフォームを含めると1か月くらいかかります。業者は、インターネットを利用するとすぐに見つかるでしょう。値段だけでなく、口コミやアフターフォローを確認して申し込むといいですね。ちなみに、コーキングのリフォーム価格は、1平米数千円が相場になります。
3-4.外壁コーキングのリフォーム手順
外壁コーキングのリフォームは、
- 劣化したコーキングの除去
- 新しいコーキングの注入
- 乾燥後、養生テープなどの撤去
以上のような手順で行います。外壁塗装を行う場合は、外壁塗装を行った後でコーキングのリフォームを行うケースが多いでしょう。
3-5.コーキングのリフォームに関する注意点
コーキングのリフォームをしている間、窓を開けられないなど、生活が不便になることもあります。また、暑い時期、寒い時期などは外での作業は大変です。コーキングのリフォームは春と秋がいいでしょう。ただし、この時期はリフォーム依頼が殺到することもあるため、早めに依頼してください。
4.外壁コーキングのリフォームに関するよくある質問
Q.外壁コーキングと外壁塗装を一度に行ったほうがお得ですか?
A.はい。別々に行うより足場代などがかかりません。
Q.外壁コーキングの費用をできるだけ減らす工夫はありますか?
A.オフィスチャンプ のように足場なしで外壁塗装を行う業者に依頼すれば、費用を節約できるでしょう。
Q.外壁コーキングと外壁塗装はどちらが寿命の短いですか?
A.外壁コーキングのほうがやや短めですが、同時に寿命を迎えることもあるでしょう。
Q.外壁コーキングはどんな外壁にも使われていますか?
A.いいえ。モルタルの外壁などでは使われていません。
Q.外壁コーキングのリフォームは雨天ではできないのでしょうか?
A.はい。雨天はリフォームができないので中止になります。ですから、雨の多い時期のリフォームはおすすめできません。
まとめ
いかがでしたか? 今回は外壁コーキングのリフォームについて解説しました。外壁塗装に比べるとあまりしられていませんが、外壁塗装と同じくらい大切なリフォームです。コーキングがひび割れてきた、ぽろぽろと剝離してきたという場合は、できるだけ早く業者に現状を確認してもらい、リフォームを行いましょう。定期的なリフォームをすることで、家をきれいなまま長持ちさせることができます。外壁塗装のリフォームと併せて行ってもいいでしょう。詳しくは、業者とよく相談して行ってください。