知って得する外壁リフォーム。塗装から張り替えまでの基礎と費用

外壁リフォームは、建物の寿命を延ばすために不可欠です。塗装など定期的が必要になります。でも、どんな方法があるのか、費用はどれくらいかかるのか。普通の人にはわからないですよね?外壁リフォームの基礎知識から、工法、業者の選び方、費用まで。知って得する情報をお送りします。

  1. 外壁(外装)リフォームの基礎知識
  2. 外壁(外装)の種類と特徴
  3. 外壁リフォーム工事
  4. 外壁(外装)リフォーム業者の選び方
  5. 外壁リフォーム業者選びの注意点
  6. 外壁(外装)塗料(ペンキ)の比較
  7. 外壁リフォームのそこが知りたい

外壁は、建物のデザインやイメージを決定づける材料です。長寿命化だけでなく、新しい顔づくりにもなるでしょう。

1.外壁(外装)リフォームの基礎知識

外壁材は、建物を風雨や日射から守る重要な材料です。一般的には、雨漏り(水の浸入)を防止するために実施します。でも、最近では、いろんな外壁リフォームが増えてきました。

1-1.外壁リフォームの種類

外壁リフォームは、3つに分類することができます。戸建て住宅に限らず、ビル、店舗、マンションも、基本的には同じです。

  • 塗装(塗り替え):最も一般的なリフォームです。既存の外壁の上に塗装し、水の浸入を防ぎます。初期費用が安く経済的な外壁リフォームです。
  • 張り替え:既存の外壁を撤去し、新たな外装材を取り付けます。新築同様の外観が可能です。躯(く)体や下地材を点検できるメリットもあります。外観イメージを一新するのに効果的ですが、費用がかかるのがデメリットです。
  • 重ね張り(カバー工法):費用がかかる張り替えのデメリットを改善したリフォームです。既存の外壁の上に、新たな外装材を設置します。既存の外装材の撤去と処分費が不要なため、張り替えより安く新築同様にできるのがメリットです。ただし、条件によっては、施工できない可能性もあります。

1-2.外壁リフォームの必要性とメリット

自然環境にさらされた外壁は、そのままでは劣化してしまいます。その結果、場合によっては建て替えが必要です。ですから、定期的なメンテナンスが必要になります。外壁リフォームをすることで、建物の寿命を大きく延ばすことが可能です。

1-3.まずはコンセプトを固める

外壁リフォームは、コンセプトを固めることが大切です。なぜリフォームするのか。理由がわかれば、目的も自然に決まり、必要な対策や方法もわかってきます。コンセプトを明確にしてください。
外壁リフォームをする理由には、次のような点が考えられます。一番多いのは、防水リフォームでしょう。

  • 寿命を延ばす防水リフォーム
  • 耐震性を高める補強リフォーム
  • 断熱性を上げる断熱リフォーム
  • 音の出入りを抑える遮音リフォーム

2.外壁(外装)の種類と特徴

外壁(外装)の素材には、いくつかの種類があります。モルタル、吹き付け、サイディング、ALC(軽量気泡コンクリート)、タイル、コンクリート、木板などです。
ここでは、サイディング、タイル、さらに、最近注目されているガルバリウム鋼板について紹介します。

2-1.外壁サイディング

外壁に使用するサイディングには、窯業系と金属系の2つがあります。色や柄も豊富です。
窯業系サイディングは、セメント質と繊維質を主な原料に、圧力をかけながら高温成形してつくります。成形の際に、タイル風、石積み風、凹凸をつけるなど、いろんな加工が可能です。デザインの自由度が高いサイディングといえます。
金属系サイディングは、鉄やアルミニウムを主体にした外壁材です。発泡系樹脂断熱材を補強材として成形します。
窯業系に比べて軽いため、施工がしやすいのがメリットです。そういう意味では、外壁リフォームに適したサイディングといえます。一方で、窯業系ほど凹凸をつけることができないのが弱点です。
サイディングに塗装をする場合には、10年を目安にしてください。また、張り替えやカバー工法には、湿式と乾式の2つの工法があります。早くリフォームを終えたいならば、乾式工法がおすすめです。

2-2.タイル

タイルは、マンションやビル、店舗では広く使われます。粘土や石材を細かく砕いたものを、焼き固めてつくった外外壁材です。材料自体の耐候性や耐久性は、とても優れています。
外壁に使われるタイルは、「磁器質タイル」と「せっ器質タイル」です。高強度で吸水率が低く、耐候性・耐久性に優れている特徴があります。また、タイルの取り付け工法は、湿式と乾式の2つ。最近では、専用金具などで下地材に設置する乾式工法が主流になりました。
タイルは、重厚な外観にできるメリットがあります。一方で、施工が悪かったり、大地震が起きたりすると、はく離して落下する心配があるのがデメリットです。さらに、雨水が入って下地材が劣化してもわかりにくいため、注意が必要になります。
マンションでは、大規模修繕(完成後、10~15年)に合わせて、外壁タイルの補修などをするのが一般的です。

2-3.ガルバリウム鋼板

心材に鋼板を使用し、鉄の錆(さび)を防ぐためアルミニウムや亜鉛、ケイ素で表面処理したアルミ 亜鉛合金メッキ鋼板です。スッキリしたモダンな雰囲気になるため、住宅やカフェなど、おしゃれなデザインの外壁材として採用が増えてきました。
メリットは、耐久性・耐食性が高く、熱反射率や耐熱性にも優れていることです。カラーバリエーションも豊富で、デザインを重視する建築家が好んで使っています。
錆(さび)が出る前に再塗装すれば、半永久的という人もいるほど、耐久性に優れた材料です。ただし、好きな人と嫌いな人とに極端に分かれるのもガルバリウム鋼板の特徴といえます。嫌いな人の反応は、「トタン小屋のよう」とか、「倉庫みたい」などです。

2-4.外壁材の耐用年数

外壁材は、メンテナンスをしないと、経年劣化して不具合が生じてきます。外壁塗装など、リフォームが必要です。この段階を耐用年数ととらえると、以下のようになります。

  • サイディング:10年
  • タイル:10年
  • ガルバリウム鋼板:25年(塩害が考えられる地域は15年)

2-5.建物の用途と外壁材

外壁材は、建物用途によって、使われる材料に傾向があります。一般的には以下のとおりです。

  • 戸建て住宅:最も多く採用されている外壁材は、サイディングです。ほかには、コンクリート打ち放し、ALC、タイル、木板などがあります。
  • ビル:金属、コンクリート、ガラスなど多彩な外装材が使われています。大型ビルの場合、カーテンウォールにするケースが多いのが特徴です。壁体をカーテンのように骨組みに取り付けます。
  • 店舗:規模にもよりますが、基本的には、ビルと同じような外壁材です。
  • マンション:タイル張り主流です。デザインを重視したマンションでは、コンクリートの打ち放しもよく使われます。

2-6.防水で重要なシーリング

外壁材の大きな目的は、水の浸入を防ぐことです。しかし、外壁材の塗装や交換しただけでは、十分ではありません。防水性能を高めるには、シーリング(コーキング)も重要です。外壁リフォームの際は、シーリングにも目を向けてください。
シーリングとは、外壁の目地(継ぎ目)に施工されるペースト状の材料です。シーリングガンを使って継ぎ目に穴埋めし、防水性や気密性を保ちます。
代表的なシーリング材は、シリコン系とアクリル系です。

  • シリコン系:耐久年数は、10年~20年といわれます。シーリング材の中では、耐久性に優れた材料です。外壁の目地以外に、窓枠、屋根板金、配管などに使える汎用性の高さもあります。
  • アクリル系:穴埋めしたあとに、ゴムのように弾力性を保つ材料です。コンクリートや木材、金属、配管に使用します。耐久性は最も高いといわれますが、紫外線に弱いのが弱点です。ホコリを吸いつける性質があるため、上から塗装する必要もあります。

外壁材は、素材によって耐用年数が違うことはすでに紹介しました。でも、シーリングしだいで寿命は変わります。耐用年数が長いガルバリウム鋼板でも、コーキングが劣化すれば、リフォームが必要です。現実的には、どの外壁材を使っても、10年~20年くらいの間に、リフォームの必要性が出てくるものと考えられます。
シーリング材は、外壁材に合ったものを選ぶことが大切です。たとえば、サイディングならば、用途がサイディング向けのものにしてください。用途が違うと、施工直後は変わらなくても、時間の経過とともに不具合が出てきます。
また、大手メーカーの製品を選ぶのがいいでしょう。値段は高くても、品質に優れたものが多くあります。

2-7.外壁防水シート

外壁材のひび割れやシーリング材の劣化によって、わずかなすき間でも水が浸入してきます。また、サイディングの場合、結露が心配です。裏側に結露が発生し、サイディングと構造材の間に水がたまってしまうことがあります。
外壁で防ぎきれなかった雨水や、結露の水分からいかに建物を守るか。いわば、最後の砦(とりで)となるのが防水シートです。外壁材を張り替える場合には、防水シートが健全であるかどうかも確認してください。

2-8.外壁材の色の選び方

外壁材の色は、外観イメージを左右します。住まいづくりでは、色選びは、楽しみの1つではないでしょうか。さまざまな色があるので、コーディネートを楽しんでください。色の選び方のポイントを紹介します。

<色は実物大で選ぶ>

カタログではなく、実物のサンプルを見て決めてください。しかも、大きなサンプルがいいでしょう。小さいサンプルだと、実際の施工した場合、印象が変わります。

<ショールームと現場に足を運ぶ>

ショールームには、さまざまなサンプルが用意されています。手に取りながら候補の色を決めたら、実際に使用している現場を見学してください。同じ色でも、天気によって印象が変わるからです。日が当たる場所と日影の場所でも、見え方が変わってきます。
色を比較できるシミュレーションを用意したメーカーも出てきました。ホームページからアクセスでき、ショールームへ出かける前に、検討ツールとして便利です。

<色の組み合わせは慎重に>

複数の色を使う場合は、慎重に選ぶべきです。選び方を間違えると、ぎこちなくバランスが悪い外観に。同系の色やトーン(色調)でそろえると、バランスよく安定した外観になります。

<周辺環境と調和する色に>

突出した色は、際立った外観にしたい場合には有効です。でも、周辺環境との調和を考えないと、違和感ばかりが突出してしまいます。周辺の建物や公園の緑と調和する色を選びましょう。外観デザイン、屋根の色、窓の形との調和も意識してください。

2-9.人気の色と素材

ホワイト系とベージュ系は、根強い人気があります。どんな外観デザインとも調和し、まとまりやすい色です。一般的だと思ったら、アクセントとして濃い色と組み合わせてはいかがでしょうか。個性的でおしゃれになります。
人気の素材は、戸建て住宅に限ればサイディングです。色が豊富なのが理由としてあります。

3.外壁リフォーム工事

3-1.工事の時期

外壁は、風雨や日射によって、見た目以上に傷んでいます。
外壁リフォーム工事は、基本的にはいつでも可能です。リフォームが必要だと判断したら、そのときが工事の時期になります。ひび割れが発生しているような場合は、待ったなしです。
外壁塗装では、チョ―キング現象(手でこすると白い粉がつく)が発生したら、塗り替えの時期になります。温度と湿度の影響を受けますが、よほどのことがない限り、年間、いつでも可能です。あえていえば、温度で考えると春か秋、湿度まで含めると、降雨が少ない晩秋ということになります。

3-2.工事の工程

外壁塗装を例にすると、一般的には、足場の設置→高圧洗浄→養生→下地補修→塗装→足場解体という工程になります。
特に重要な工程は、下地補修と塗装です。
下地補修では、ひび割れ・はがれを修復します。塗装の仕上がりを決定づける大切な工程です。塗装は、水の浸入を防ぐための仕上げの工程になります。密着性を高める下地調整剤を塗ったあと(下塗り)、トップコートと呼ばれる仕上げ材を2回(中塗り・上塗り)するのが基本です。
張り替えでも足場の設置、場合によっては下地補修が必要になります。重ね張りは、既存外壁の撤去を除き、基本的には張り替えと同じ工程です。

3-3.外壁リフォームの施工例

外壁リフォームする際には、施工事例を見ると、とても参考になります。できるだけ、多くの事例を見てください。現場で実物を見るのが一番です。
でも、何10件も現場見学するのは、現実的には難しいものがあります。
そんなときに便利なのが、インターネットの活用です。「外壁リフォーム 事例」で検索してください。
おすすめの1つは、リフォーム会社紹介サイトのホームプロ(https://www.homepro.jp/)です。4,000件近い外壁リフォームの事例を、豊富なデータで紹介しています。リフォーム前とリフォーム後を、写真で比較できてわかりやすい構成です。

3-4.安くするには費用相場を知る

外壁塗装を低価格でやるには、費用相場を知ることです。
外壁塗装は、塗料の種類によって費用が変わります。一般的な2階建て住宅の外壁(約150㎡)を全面塗装する場合、50万円から100万円が大まかな目安です。
具体的には、以下を参考にしてください。1㎡当たりの単価の相場です。。もちろん、需要によって変動することがあることをご理解ください。

  • 足場:600~800円です。ただし、足場の高さによって変わります。
  • 高圧洗浄:250円程度です。
  • 養生:300~500円。割と幅があります。
  • 飛散防止ネット:100~200円。平屋より3階建ては単価は高くなります。
  • 下地補修:17,000円~20,000円。いかに下地補修が大切かが、金額の面からもわかります。
  • 下塗り:700円~900円。
  • アクリル樹脂塗装:1,000~1,200円。
  • ウレタン樹脂塗装:1,800円~2,000円。
  • シリコン樹脂塗装:2,500円~3,500円。
  • フッ素樹脂塗装:3,500円~4,500円
  • 遮熱塗装・光触媒塗装・無機塗装:5,000円~5,500円。

このほか、サイディング外壁などでは、シーリング工事が必要な場合もあります。既存のシーリングの上に打つ場合は700円~900円、打ち替えの場合は900円~1,200円が相場です。
張り替えやカバー工法は、使用する外壁材の種類によって、大きく変わってきます。
窯業系サイディングの場合、170万円から(2階建て外壁面積150㎡)が目安です。重ね張りも張り替えに準じたものになります。しかし、既存外壁の撤去と処分費の分、安くなるのは当然です。

3-5.見積もりの方法

外壁リフォームの相場がわかったら、いよいよ見積もりです。必ず、複数の業者から見積もりをもらってください。大手、地域の専門会社というように、バランスがいい会社構成にするといいでしょう。複数の業者から見積もりを取ることで、比較検討することができます。見積もりは、項目ごとに詳細な内訳を明示してもらうことが重要です。
詳細な見積もりとともに、工事方法などについての説明もしてもらいましょう。

4.外壁(外装)リフォーム業者の選び方

外壁リフォームの業者は、小規模なものが多く、技術力にも差があります。業者選びで失敗しないために、選び方のポイントをまとめました。

4-1.営業マンで選ぶ

外壁リフォーム業者との最初の接点は、営業マンです。質問や宿題として持ち帰った課題に、迅速に対応してくれるかは、営業マンを見極めるポイントになります。きめ細かに対応してくれる営業マンがいる会社は、社員教育にも力を入れている会社です。優良業者を選ぶ第一歩になります。

4-2.職人さんで選ぶ

工事をするのは職人さんです。外壁リフォームがうまくいくかどうか、カギを握っています。見積もり段階で職人さんに会って話をするといいでしょう。いい職人さんからは、仕事に対する姿勢、情熱、こだわりが伝わってきます。職人さんが手がけた現場を見るのもいい方法です。

4-3.施工事例で選ぶ

「外壁リフォームなら何でもできる」とアピールする会社も多くあります。でも、外壁塗装と外壁の張り替えでは、専門性が違うことをご存じですか?必ず過去の施工事例を見せてもらいましょう。実績だけでなく、得意分野やセンスなどがよくわかるはずです。

4-4.地域の業者から選ぶ

地域に根ざして活動する業者は、地元の評価をとても大切にします。長い歴史があり、実績も多い業者は、地元で評価されている証拠です。評判が悪くなるような工事はしないように努力しています。地元なので、何かあった場合にも、すぐに駆けつけてくれるでしょう。

4-5.アフターフォローで選ぶ

アフターフォローは、業者選びのポイントの1つです。特に保証は重要になります。また、何か不具合があった場合に、迅速に対応してくれる業者にしましょう。契約段階で、完成後の不具合の種類を想定し、対応策を文書にしておくことをおすすめします。アフターフォロー体制も確認してください。

4-6.一括見積もりサイトで選ぶ

外壁塗装でいい業者が見つからなかったら、一括見積もりサイトで選ぶ方法もあります。複数の業者から見積もりをもらうことが可能です。サイトの審査に合格した業者なので、優良業者が多くいます。

5.業者選びの注意点

外壁リフォーム業界は、悪徳業者もいるといわれる世界です。業者選びでの注意点を整理します。

5-1.ゼロ円サービスには気をつけろ!

「仮設足場工事は、タダでやりますから」
こんな営業をする会社がいます。仮設足場は、別の工事ではトップコートは1回分サービスになることも。でも、タダほど怖いものはありません。手抜きが心配です。ゼロ円サービスは、裏があるのではと疑った方がいいでしょう。

5-2.営業だけの会社はダメ

建設業法では、いわゆる丸投げ(一括下請負)は、原則として禁止しています。営業だけをして、工事は別の会社に依頼するような会社はダメです。手抜きの可能性も出てくるので、注意する必要があります。口コミなどを利用して、情報を収集してください。

5-3.保証を前面に出す業者も要注意

保証があることは、とてもいいことではあります。でも、コストの割に保証期間が長いような場合には、注意が必要です。ゼロ円サービスと同様に、何か裏がある思ってください。

6.外壁(外装)塗料(ペンキ)の比較

外壁塗料にはいくつかの種類があります。費用や耐用年数を考えて選んでください。費用が安い順に、主な塗料を簡単に紹介します。

  1. アクリル樹脂系塗料:外壁塗料の中で、最も安価な塗装です。耐用年数は6~8年といわれます。
  2. ウレタン樹脂系塗料:密着性に優れています。耐用年数は10年前後です。
  3. シリコン樹脂系塗料:現在、最も普及している標準的な塗料です。耐用年数は10~15年あります。
  4. フッ素樹脂系塗料:耐用年数が15~20年と長いのが特徴です。耐候性が高く、熱や傷にも強いので、長期にわたって美しく外壁を保(たも)てます。
  5. 遮熱塗料:耐用年数は約18年です。太陽熱を遮ってくれるので、外壁の表面温度を下げる効果があります。
  6. 光触媒塗料:太陽の光で汚れが浮かび上がり、雨で洗い流されるので、外壁をきれいな状態に保(たも)ってくれます。耐用年数は約20年です。

上記以外に、無機塗料(耐用年数20~25年)やピュアアクリル塗装(耐用年数15年以上)といった塗料もあります。

7.外壁リフォームのそこが知りたい

Q.外壁リフォームの工事中は、どこかに部屋を借りなければなりませんか?

A.いいえ。住まいながら、使いながらの外壁リフォームが普通です。

Q.でも、何かが落ちてきてケガをしないか心配なのですが・・・。

A.たとえば、玄関の上に、落下物を防ぐ養生をします。足場から外側に向かって突き出した、庇(ひさし)のような仮設です。道路に面しているところにも同じような養生をします。また、場合によっては警備員を配置し、安全には十分注意しながら施工するので、安心してください。

Q.工事日数は、どのくらいかかりますか?

A.工事の内容によって変わってくるので、一概にはいえません。目安としては、10日~14日くらいです。

Q.足場がうっとうしいのですが、ほかにいい方法はありませんか?

A.足場を組んだ外壁リフォームが一般的です。でも、足場を組まない外壁リフォームもあります。煩わしいと思ったら、足場を組まない工法を採用してはいかがでしょうか。

Q.工事費は一括払いですか、ローンは組めませんか?

A.大半の業者は、一括払いです。でも、ファイナンス会社らと提携し、ローンに応じている業者もいます。あるいは、ご自分で金融機関から借りてローンを組む方法も考えられるでしょう。

まとめ

外壁リフォームを検討している方に、知って得する情報を紹介しました。業者の選び方や費用は、特に参考になるはずです。
外壁は、建物の顔。情報をフル活用して、いい顔づくりをしてください。

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