ビルの外壁リフォームについて知りたい! 外壁塗装の基礎知識

ビルの外壁リフォームは大掛かりなものになるでしょう。
大掛かりになるからこそ失敗はできません。
ビルの外壁塗装に必要な基礎知識を身につけてから外壁リフォームに望むことが大切です。
外壁リフォームを考える時期や方法、業者に依頼する際の注意点などさまざまな視点から考えていきましょう。
外壁塗装を考えているビルのオーナーは必見です。

目次

  1. ビルの外壁リフォームについて
  2. 外壁リフォームの方法について
  3. 業者に依頼する際の注意点
  4. まとめ

1.ビルの外壁リフォームについて

大掛かりで費用や時間もかかってしまうビルの外壁リフォームですが、定期的にメンテナンスをしなければビル全体が脆くなってしまいます。
ビル外壁リフォームの重要性やタイミングなど詳しく説明しましょう。

1-1.ビルを管理するために大切なこと

ビルの外壁リフォームは外観はもちろん、ビル全体の丈夫さを維持し続けるために必要なことです。
一般人に住居を貸し出しているオーナーなら責任を持って外壁リフォームをしなければなりません。
外壁にヒビ割れや雨水の汚れがあると住民が安心して暮らせませんし、空き部屋が増えてしまいます。
空き部屋が増えるとビルが管理できなくなるでしょう。
住まいを探している人は周辺環境などを考慮して選びますが、ビルがどのような状態なのか外観も気になるものです。
企業に貸し出しているオーナーもたくさんのテナントが入っているからこそスムーズに管理できるでしょう。
空き部屋をつくらないためにも常に外観をキレイに保ち続けなければなりません。
ビルの外壁リフォームはずっと管理し続けるために大切なことなのです。

1-2.ビルの外壁リフォームをするタイミングとは?

一体いつビルの外壁リフォームをすればいいのか悩んでいるオーナーも多いのではないでしょうか。
ビルに使われている外壁はほとんどがコンクリート製です。
コンクリートは丈夫で長持ちと思いますが、常に雨風にさらされていることは変わらないので徐々に劣化します。
メンテナンスや補修を放置すると外壁が崩れ下地が傷ついてしまい、雨漏りをする可能性もあるので気をつけてください。
ビルの外壁メンテナンスは8~10年のサイクルがベストだと言われています。
外壁の状態にもよるので外壁にヒビ割れや亀裂が見られた場合はすぐにリフォームしなければなりません。
また、基本的に8~10年ですが、工場地帯にあるビルや台風が多いところは外壁が傷つきやすい傾向があるため、もっと早いタイミングでリフォームをした方がいいでしょう。

1-3.自分の目で確かめられるサイン

自分の目で確認できる外壁リフォームのサインがあります。
代表的なサインは“亀裂”や“ヒビ割れ”です。
コンクリート製の壁に亀裂が入っていたり、ヒビ割れが見られたらすぐにリフォームをしてください。
そのまま放置すると外壁が崩れ落ち、大事故につながってしまいます。
また、タイル製でできている外壁の場合“タイルの浮き”があったら要注意です。タイルの浮きは劣化しているか、または外壁の施工がきちんとされていない証拠になります。
ビルの外壁を手で触った時につく“白い粉”にも注意してください。
白い粉は外壁に使われているチョーキングが劣化している証拠です。
このように自分の目で確かめられるサインはたくさんあります。
住民から「外壁の様子がおかしい」と知らされるケースもあるでしょう。報告が上がったらすぐに確認してくださいね。

2.外壁リフォームの方法について

2-1.状況確認によって適切な外壁リフォームをする

ビルの外壁リフォームは大改修工事になります。
そのため、まずは実際に外壁がどのような状態になっているのか「調査」しなければなりません。
ほとんどの業者では調査から外壁状況を確認し、そこから適切なリフォーム方法をピックアップしていきます。
外壁に使われている素材によってもリフォーム方法は異なりますが、主に「塗り替え」「張り替え」「シーリング材の補修」が主流になるでしょう。
外壁をキレイに塗り替えることで雨水の汚れが除去できますし、シーリング材の補修でタイルが丈夫になります。
ビルの外壁リフォームは業者がいかにしっかり調査をしてくれるかどうかにかかっていると言えるでしょう。
きちんと調査して状況を把握しなければ適切なリフォームができません。
後ほど業者に依頼する際の注意点についても説明するので確認してくださいね。

2-2.できるだけ費用を抑えるためには?

ビルの外壁リフォームは費用と時間がかかってしまいます。
ビルのオーナーならできるだけ安く費用を抑えたいですよね。
そこで最近注目されているリフォーム方法があります。それは「無足場工法」です。
一般的に外壁リフォームをする際は足場をつくりますが、無足場工法は足場を作りません。
足場なしで外壁リフォームをするのです。
作業員たちは“ブランコ作業”で外壁のリフォームをします。
立地条件や環境によってはブランコ作業ができないケースもありますが、依頼主がお願いすれば安全確保が出来次第ブランコ作業が可能になるでしょう。
無足場工法は足場を作る材料や時間がないのでコスト削減できるだけでなく、居住者の精神的負担を減らす、防犯性の向上、部分工事、細かいところでの作業が可能になりました。
さまざまなメリットがあるのでぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

3.業者に依頼する際の注意点

3-1.経験が豊富な業者に依頼する

ビルの外壁リフォームを業者に依頼する際、注意しておきたいことがあります。
それは“業者の選び方”です。
外壁に異常が見られたらすぐに改修工事をしなければなりませんが、適当に業者を選んではいけません。
リフォーム業者の中には悪徳業者もいるので注意が必要です。
リフォームは1番手抜きがしやすい工事だと言われています。
費用・時間がかかる大掛かりなリフォームだからこそきちんと安心できる業者に依頼してください。
できるだけビルの外壁リフォーム経験が豊富な業者に依頼するといいでしょう。
経験が豊富な業者ほどスピーディーかつ丁寧にリフォームをしてくれます。
ノウハウがなければリフォームで失敗するので注意してくださいね。

3-2.見積書・工程を確認する

実際に外壁の状況を確認しないと見積書やリフォーム方法が提示できません。
そのため、まずはリフォーム業者に外壁の調査を依頼してください。
そこから見積書とリフォーム方法・工程の話し合いに進みます。
基本的に見積もりやお問い合わせは無料になっているので複数の業者に依頼するといいでしょう。
ひとつだけでなく複数の業者に依頼し、見積書や工程を比較すればどこがもっとも信用できる業者か判断しやすくなりますよ。
契約を交わす前に必ず見積書と工程は確認してくださいね。

4.まとめ

ビルの外壁リフォームについて説明しましたがいかがでしたでしょうか。
外壁塗装が面倒だと思っているオーナーもいますが、安心できる住居を提供するオーナーとして丈夫でキレイに保ち続けるためには必要なことなのです。
外壁リフォームを検討しているオーナーは必ず確認してくださいね。

  • ビルを管理するために大切なこと
  • 基本的に8~10年のサイクルでメンテナンスする
  • 外壁塗装をしなければならないサインを知る
  • 状況確認によってリフォーム方法が異なる
  • 無足場工法がある
  • 経験が豊富な業者に依頼する
  • 見積書と工程を確認する

以上のポイントを踏まえ、満足いく外壁リフォームをしましょう。

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