外壁工事の前にご近所への挨拶は必要か? ご近所挨拶のポイントをチェック!

「外壁工事の際、ご近所への挨拶は必要なのか」「どのようなタイミングで挨拶をすればいいのか?」など、ご近所への挨拶まわりで悩んでいる方は多いでしょう。外壁工事は騒音や塗料のトラブルが起きる可能性もあるため、トラブルを未然に防ぐためにもご近所への挨拶が重要だといわれています。では、どのように挨拶をすればいいのでしょうか。

本記事では、外壁工事におけるご近所への挨拶について詳しく説明します。

  1. 外壁工事のご近所挨拶は必要か?
  2. ご近所挨拶の範囲とタイミング
  3. ご近所挨拶で伝えるべきポイント
  4. 外壁工事業者を選ぶポイント
  5. 外壁工事の挨拶に関してよくある質問

この記事を読むことで、外壁工事のご近所挨拶で伝えるべきポイントなどが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.外壁工事のご近所挨拶は必要か?

まずは、外壁工事でご近所挨拶は必要かどうか、チェックしておきましょう。

1-1.トラブル防止のために挨拶はしておくべき

最近は、近所とのコミュニケーションが減っており、挨拶をする機会も少なく、外壁工事でご近所へ挨拶をすべきか悩んでいる方が増えているでしょう。けれども、なるべくトラブルを防ぐために、ご近所への挨拶まわりはするべきことです。事前に挨拶をするだけで印象が大きく変わりますし、トラブルを避けることができます。外壁工事が始まる前のご近所への挨拶は必ずしておきましょう。

1-2.挨拶がないだけで近隣トラブルになることも

実際に、外壁工事によって近隣トラブルに巻き込まれてしまったケースをよく耳にします。外壁工事といっても内容はさまざまですが、騒音・塗料の臭い・飛散など近隣に迷惑がかかってしまうことが多々あるでしょう。事前に挨拶をしておけば、近隣住民の方も安心ですし、不安に思ったことをすぐ伝えることができるなど、気持ちが楽になります。挨拶がないだけで近隣トラブルにつながる可能性があることを覚えておいてください。ご近所と良好な関係を続けるためにも、事前にご迷惑をかけることを伝えなければなりません。

2.ご近所挨拶の範囲とタイミング

ここでは、ご近所挨拶の範囲とタイミングについて解説します。

2-1.両隣と向かい・裏3軒が挨拶の範囲

ご近所への挨拶に行くのは、両隣と向かい・裏3軒が一般的です。基本的に、工事中に迷惑をかける恐れがあるご近所へは挨拶しておくことをおすすめします。たとえば、道を挟んでいたとしても、向かいの家も使う道路に業者の車を停めておくこともあるでしょう。工事の車が迷惑になりそうだったら両隣と向かい・裏3軒に限らず、その道路を使用する家にも一言あったほうが安心です。不安を抱いたまま工事を始めるよりも、きちんと挨拶をしてからのほうが気持ちも楽でしょう。

2-2.足場を設置する1週間前~3日前までに挨拶を済ませる

ご近所挨拶のタイミングは、足場を設置する1週間前~3日前が理想だといわれています。足場の設置には時間がかかり、その間は騒音が起きやすくなりがちです。実際に、外壁工事が始まってから挨拶に行く方もいますが、足場を設置する前に一度挨拶をしておいたほうが安心できるでしょう。また、足場が解体される日が決まったら、その際も3日前~前日前までに再度挨拶まわりをしてください。工事が終了した後もご協力いただいた感謝の挨拶をしておくと好印象です。

2-3.土日・祝日に挨拶をする

ご近所への挨拶は、なるべく平日ではなく土日・祝日を選んで行ったほうがいいでしょう。平日は仕事やパートなどで出かけている家庭が多く、平日の朝や夕方は何かと忙しい時間帯だからです。相手にとって迷惑がかからない土日・祝日に挨拶をすることで、スピーディーに済ませることができます。また、時間帯としては、朝の早すぎない10時ごろ~夕方の17時ごろまでに伺うといいでしょう。

2-4.業者に任せきりにしない

外壁工事を始める前に、ほとんどの業者がご近所への挨拶を行います。そのため、ご近所への挨拶は業者に任せたままにしているケースが多いのも事実です。「業者が挨拶を行ってくれるのに自分でも挨拶に行く必要があるのか?」と疑問を持たれがちですが、自分でも挨拶にまわってください。あなたが逆の立場になったら、家主本人からの挨拶されるだけでも印象が変わりますよね。やはり、本人も挨拶をしたほうがご近所の人と良好な関係を続けることができるものです。業者に任せきりにしないように気をつけておきましょう。

3.ご近所挨拶で伝えるべきポイント

ここでは、ご近所挨拶で伝えるべきポイントを解説します。

3-1.ご近所挨拶で伝えるべき4つのこと

トラブルを未然に防ぐためにただ挨拶に行くだけではありません。ご近所挨拶では、外壁工事のことについて必要なことをしっかりと伝えておく必要があります。特に、以下の4つの項目は必ず伝えておきたい大切なポイントです。

  • いつからいつまで工事を行うのか
  • 工事の開始時間と終了時間
  • 休日も工事を行うのか
  • 近所の家も養生が必要な可能性がある旨

工事の内容によっては、近所の家や車が汚れる可能性もあるため、養生するかもしれないという旨もしっかりと伝えておかなければなりません。ここで、きちんと伝えることによって、トラブルを未然に防げるようになるでしょう。

3-2.不在の場合は挨拶文をポストに入れる

挨拶に伺ったけれど不在だったというケースもあるでしょう。そんなときのために、挨拶文を事前に用意しておいてください。不在だったときは、挨拶文をポストに入れておくことでそれが挨拶代わりになります。きちんと挨拶文として残しておけば、「不在のうちに来てくれたんだ」と好印象を持たせることができるはずです。ちなみに、挨拶文は業者が用意してくれるケースもありますが、自分で持って行くケースもあります。前述した4つのポイントは、必ず挨拶文の中に入れておきましょう。

3-3.簡単な粗品を用意するとGOOD!

より良好な関係を保つために、挨拶時には簡単な粗品も持っていくといいでしょう。業者は自社のロゴが入っているタオルなどを持っていくケースがほとんどです。自分で挨拶に行く際は、石けん・洗剤など数百円で購入できる小さなものを用意してください。逆に、あまり豪華なものを持っていってしまうと、相手に気をつかわせてしまうことになるので注意しましょう。ほかにも、入浴剤・室内干し洗剤など日常で使えるものが好ましいとされています。

4.外壁工事業者を選ぶポイント

ここでは、外壁工事業者を選ぶポイントをいくつか紹介します。

4-1.スタッフの対応が丁寧でスピーディーか

外壁工事の業者選びで重要視してほしいのが、スタッフの対応です。特に、スタッフの対応が丁寧でスピーディーな業者ほど、ご近所への挨拶も丁寧に行ってくれるでしょう。逆に、対応が悪く、すぐに契約しようとする業者はご近所への挨拶すら行わない可能性があります。依頼者に対する態度は、ご近所に対する対応だと思って判断するのがベストです。また、どのような質問をしても答えをはぐらかしたり、丁寧に説明してくれなかったりする業者は悪徳業者の可能性が高いので注意してください。

4-2.親身になって話を聞いてくれるか

外壁工事の業者とは、何度も打ち合わせを重ねることになります。対応だけでなく、親身になって話を聞いてくれるか、より良いプランを考えてくれるかどうかも注目してください。近隣住民とのトラブルを避けるためには、業者とのコミュニケーションを綿密にすることが重要となります。きちんとコミュニケーションを図ることでご近所に対する対応も素早くなりますし、トラブルが起きてもスムーズに解決できるものです。コミュニケーションが取りやすい業者を選ぶのも重要なポイントといえるでしょう。

4-3.見積書の内容が具体的に記載されているか

見積書の内容が具体的に記載されているか・料金設定が明確になっているかどうかも、業者選びで押さえておきたいポイントとなります。外壁工事を行っている業者の中には、高額な料金設定をしていたり工事後に追加費用として請求したりする悪質な業者が存在しているので要注意です。悪質な業者に引っかからないようにするためには、事前に見積書の内容を細部まで確認しておく必要があります。また、念のために、追加費用が発生するケースも確認しておいたほうがいいでしょう。

4-4.外壁工事の実績があるか

ご近所への挨拶はもちろん、より良い仕上がりにするためには、職人の腕がいい業者に依頼する必要があります。外壁工事業者を選ぶ際は、なるべく実績がある業者を選んでください。業者のホームページに掲載されている施工事例をチェックすると分かりやすいでしょう。これまでどのような工事を手がけてきたのか・どのようなプランで工事を行ってきたのかが分かります。また、最初から1社にしぼるのではなく、複数の業者を比較することも大切なポイントです。比較することで、業者の良い部分・悪い部分が見えるようになるでしょう。

5.外壁工事の挨拶に関してよくある質問

外壁工事の挨拶に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.業者に挨拶を任せる際に確認すべきことは?
A.足場架設日の騒音やトラックは確認しておいたほうがいいでしょう。足場を設置する際は、どうしても音が鳴りますし、大きなトラックが道に停まることになります。家の前が狭い場合、大きなトラックが来ると道を塞いでしまう恐れがあるため、その旨をご近所へしっかりと伝えておかなければなりません。また、高圧洗浄日の騒音や洗濯物・塗装時のにおいと車への飛散についても業者と確認しておく必要があります。

Q.業者と一緒に挨拶をしたほうがいいのか?
A.可能であれば、業者と一緒に挨拶まわりをしたほうがいいでしょう。近隣の方の立場になって考えてみると、見ず知らずのスタッフだけが突然やって来るよりも、顔見知りである家主が一緒に来てくれたほうが安心できるからです。また、施主が同行して入れば、無理な営業活動によるトラブルも未然に防ぐことができるでしょう。どうしてもスケジュールが合わず、同行ができないときはその旨を業者に伝えてもらうのも方法の1つです。

Q.どのようなことで近隣トラブルになるのか?
A.よくあるのは騒音トラブルです。足場を設置・解体する際の音だったり、高圧洗浄機のエンジン音だったり、トラブルになり得るものはたくさんあります。また、施工スタッフや職人の声がうるさいという騒音トラブルも起きる可能性があるでしょう。室内とは違い、外だと声が伝わりづらくなるのでどうしても大きな声になってしまいます。どのようなところからトラブルになるか分からないので、施主も常に配慮しておかなければなりません。

Q.挨拶文には施工業者のことも記載しておいたほうがいいのか?
A.施工業者の名前・連絡先・住所・ホームページのURLも記載しておいたほうが安心です。また、分かる範囲で構いませんので、挨拶文には施工内容も記載しておきましょう。どのような工事を行うのか近所の方も把握しておけば安心できます。さらに、自分の名前・連絡先・住所も記載してください。いざというときの連絡先を把握することで、トラブルが起きた際は早く対処できるでしょう。

Q.工事中に配慮すべきことは?
A.近所の方とばったり会った際には、何か不満を感じていないか・トラブルが起きていないかどうかを尋ねることです。顔を合わせるときに挨拶をすると思いますが、そのときに工事で迷惑をかけていることをしっかりと伝えましょう。そして、何らかの不満を感じていないかどうかさりげなく尋ねてください。挨拶を済ませたから終わりではなく、工事が完了するまで配慮することも大切です。

まとめ

外壁工事の前のご近所への挨拶はとても大切です。騒音や塗料の飛散などで近隣トラブルに発展する恐れがあるからこそ、事前に挨拶をしてリスクを避ける必要があります。ご近所の方にとっても、事前に施主から挨拶されると安心ですし、いざというときにも気軽に相談できるはずです。また、ご近所挨拶をスムーズに行うためには、業者とのコミュニケーションも必要となります。外壁工事を行っているオフィスチャンプでは無料相談を受け付けていますので、お悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。

工事費の大半を占めていた足場代をカット!工事費の大半を占めていた足場代をカット!