外壁塗装の経年劣化にお悩みの方必見! お得な塗装対策をご紹介します。

1.塗装について

塗装の劣化について知るために、まずは塗装の基礎知識を学びましょう。

1-1.塗装とはどういうものか

そもそも「塗装」とは、流動性のある「塗料」を物体の表面に塗って「塗膜(とまく)」を作ることを指します。塗装の目的はさまざまで、対象となる物体に合わせて塗料も異なるのです。

1-2.塗装はどこに使うのか

  • 建築物:マンション・オフィスビル・商業施設・公共施設・住宅など
  • 構造物:道路・ダム・堤防・駅・空港など
  • 乗り物:自動車・電車・飛行機・船舶・自転車など
  • 機械類:工業用機械など
  • 日用品:家具・インテリア用品・皮革製品・家電・食器ほか

1-3.塗装の目的・必要性

塗装には、どのような目的や必要性があるのでしょうか。

1-3-1.対象物の保護

用途に合った塗料を使って塗装することで対象物を紫外線・風雨・ほこり・汚れから保護します。また、腐食を防いだり火事から守ったりする働きもあるのです。

1-3-2.美観

対象物を塗装することで、美しい外観を作ることができます。また、塗料の色をコーディネートすることによって、対象物のデザイン性を高めることもできるのです。

1-3-3.機能性を高める

特殊な機能性塗料で塗装することにより対象物の価値を高めます。

  • シックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドを吸着・除去する室内塗料
  • 抗菌力を高める室内塗料
  • 暗闇でも光る蓄光(ちっこう)塗料や、一瞬にして光を放つ蛍光塗料
  • 遮熱(しゃねつ)塗料、撥水(はっすい)塗料など

1-4.塗装の主な種類について〜工法〜

塗装の工法にはさまざまな種類があります。代表的なものをご紹介しましょう。

1-4-1.吹き付け工法

コンプレッサーと塗装専用ガンを使用し、塗料を細かい霧状にして対象物に吹き付ける工法です。小粒タイル模様、タイル模様、リシン模様ほかさまざまな「柄」を作ることができます。

1-4-2.ローラー工法

1番オーソドックスな方法です。下塗りから仕上げまでさまざまな種類のローラーを使い分けます。均一に塗る方法のほかにも、さざ波状の模様を作れる「マスチックローラー」などもあるのです。

1-4-3.刷毛(はけ)塗り

昔からある工法が刷毛(はけ)塗りです。職人の腕により仕上がりに差が付きます。刷毛(はけ)にもさまざまな種類があり、プロは10本以上の刷毛(はけ)を常備して使い分けをしているのです。

1-4-4.コテ工法

コテを使用して職人が模様を付けながら塗っていく工法です。腕しだいでどのような模様も作ることができます。コテだけではなく、吹き付けガンやローラー、刷毛(はけ)などを一緒に使用することでデザイン性を高くすることもできるのです。

1-5.最近の傾向〜機能性の高い外壁塗装用塗料〜

最近では、外壁塗装に使用する塗料も機能性が高い製品が選ばれるようになりました。特に注目されているのは「ラジカル塗料」です。

ラジカル塗料とは、2015年に登場した最新塗料になります。塗装面を劣化する劣化分子(ラジカル)を抑制することが可能な塗料なのです。耐久性が高くさまざまな下地への塗装が可能で、使い勝手がいいのも特徴になります。塗料自体の価格がリーズナブルなのも魅力でしょう。

2.外壁塗装の劣化について

外壁塗装の劣化についての基礎知識を学びましょう。

2-1.耐用年数とは

建物にも寿命があるように塗装にも寿命があります。そして、寿命は塗料の耐用年数によっても異なるのです。塗料の耐用年数を知っておけば建物への深刻なダメージを防ぐことができます。塗料の種類別耐用年数をご紹介しましょう。

2-1-1.塗料別の耐用年数

  • アクリル系塗料:耐久年数は4年〜7年です。アクリル系塗料は20年前に登場した塗料になります。発売当時は画期的でしたが、汚れ安く耐久性がないのが欠点で現在はほとんど使っていません。
  • ウレタン系塗料:耐久年数は6年〜10年です。ウレタン系塗料は柔らかいので細部塗装に最も適しています。どこにでも塗れる万能塗料ですが耐久年数や性能はシリコンよりも劣っているのです。
  • シリコン系塗料:耐久年数は12〜15年です。シリコン系塗料は、シリコンを含有しているので耐久性が高く長年人気No.1でした。
  • ラジカル塗料:耐久年数14年〜16年です。ラジカル塗料は紫外線や酸素、水などによる塗膜の劣化(ラジカル)を防ぐ「次世代塗料」といわれています。
  • フッ素塗料:耐久年数15年〜20年です。フッ素塗料は商業施設や大型ビル、東京スカイツリーの鉄骨塗装などに用いられています。

2-2.法定耐用年数とは

建物や構造物などは、税法により種類や構造によって耐用年数が決まっています。これを「法定耐用年数」といい、減価償却費を計算するために一律に規定しているのです。また、物件の耐用年数の「残り年数」は、金融機関による融資の判断材料になる場合もあります。

たとえば、マンションやアパートの耐用年数は、軽量鉄骨造19年、木造22年、鉄骨造34年、鉄筋コンクリート造り47年です。耐用年数は「建物の寿命」ではなくあくまでも法律上で決められた減価償却用の数字になります。ただし、「寿命の目安」として考えれば修繕計画を立てやすくなるのです。一般的に、アパートやマンションなどのオーナーは、耐用年数を参考に外壁の再塗装を定期的に行い建物のダメージが深刻化するのを防いでいます。

また、マンションを含めた大型施設は2008年の建築基準法改正により、「専門家による定期点検と特定行政庁への報告」が義務付けられているのです。

2-3.塗装が劣化するとどうなるか

塗装が劣化して寿命が近づいてくるとどのような症状が出てくるのでしょうか。以下のような症状が出てきたら再塗装の時期が来たと考えてください。

2-3-1.外壁のツヤがなくなる

外壁塗装をしたばかりの建物はツヤがあり美しい状態です。しかしながら、年月の経過によりツヤが失われてしまいます。見た目も古びた感じになってしまうのです。ただし、この段階で再塗装を行えば外壁や建物への深刻なダメージを防ぐことができます。

2-3-2.チョーキング

外壁を手で触ったときに、白いチョークのような粉が付くことがあります。これが「チョーキング現象」です。紫外線や雨水、温度変化などにより壁が劣化し塗料に含まれている「顔料」が粉状になるのが原因となります。塗料の「塗膜」としての役割がうまく果たせていない状態なので、放置すると建物の劣化が進むのです。

2-3-3.クラッキング

建物にかかった振動などで外壁にクラック(ひび割れ)が起こっている状態になります。ヘアークラック(0.3ミリ以下のクラック)ならモルタルなどの下地に届いておらず、塗膜だけにクラックが入った状態なので再塗装で修繕が可能です。

2-3-4.塗膜のふくれ・はがれ

外壁の塗膜が空気が入ったかのようにふくれ上がったりはがれたりしている状態です。この状態では、外壁を紫外線や雨などの刺激から守ることはできません。

2-3-5.カビやコケ

特に、北側の日当たりが悪い外壁にコケやカビが生える状態です。コケやカビは、塗膜表面を侵食(しんしょく)するので水をはじく力を失ってしまいます。そのために、さらにコケやカビが増えてしまうのです。

2-3-6.黒い汚れ

年月が経過し塗料の塗膜効果が薄れてきた外壁には黒い汚れが目立ってきます。外壁の清潔感が失われるだけではなく建物全体がみすぼらしい印象になってしまうのです。

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