防水工事を知りたい人は注目! 塗装の種類・塗り替えのタイミングは?

3.屋根・屋上の防水工事の方法

屋根や屋上の防水工事の方法にはどんなものがあるのでしょうか。工法や防水塗料の種類について詳しく解説します。

3-1.防水工事の種類

防水工事の主な工法は以下です。

3-1-1.シート防水工法

シート防水工法とは、防水効果のあるシートを貼り付ける方法です。シートを貼り付けるだけで簡単に屋根などの防水を行うことができます。なお、シートの種類としては、合成ゴム系・塩化ビニール系・ポリオレフィン系・エチレン酢酸ビニール樹脂系などが代表的です。

3-1-2.塗膜防水工法

塗膜防水工法とは、防水効果のある塗料を塗る方法です。塗料の種類は、ウレタンゴム系・ゴムアスファルト系・FRP系・アクリルゴム系・セメント系などがあります。

3-1-3.アスファルト防水

アスファルト防水は、合成繊維不織布にアスファルトを含ませたシートを貼り重ねていく工法で、シート防水と塗膜防水を同時に行います。アスファルト工法は、熱工法・トーチ工法・常温工法の3種類が主流です。

3-2.防水塗料の種類

防水塗料の種類を学びましょう。主なものについて、メリット・デメリットを踏まえて解説します。

3-2-1.ウレタン塗装

ウレタン塗装では、塗料にウレタン樹脂を含むものを利用します。主に外壁や屋根など、広い部分の防水工事に使われるものです。

  • メリット:塗りやすくて密着性が高い・費用が安く済む
  • デメリット:ほかの塗装に比べて耐用年数が短い

3-2-2.シリコン塗装

シリコン塗装では、シリコン成分を含んだ塗料を使って防水効果を狙います。ウレタン塗装よりも、耐久性に優れているなどのメリットがあり、外壁や屋根に多く使われるものです。

  • メリット:広範囲に塗りやすい・コストパフォーマンスに優れる
  • デメリット:シリコン塗装でも単層弾性塗料を使うと耐久性が低い

3-2-3.浸透給水防水塗装

浸透給水防水塗装では、内部に浸透させるタイプの防水塗料を使います。主に、コンクリートやモルタルなどの吸水防止処理用です。

  • メリット:外観を損なわない・通気性に富む
  • デメリット:費用が高い

3-2-4.FRP防水塗装

FRP防水塗装とは、不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加え、さらにガラス繊維などの補強材と組み合わせた塗膜防水です。

  • メリット:強度や耐水性に優れている・ひび割れが出にくい
  • デメリット:弾性が低いためコンクリート屋根には不向き・価格が高い

4.防水工事の大まかな流れを理解しよう

防水工事の大まかな流れを解説します。工事の日数や費用、業者の選び方についても学びましょう。

4-1.防水工事の流れについて

防水工事の流れについては、下記を参考にしてください。

  1. 水漏(も)れチェックによって現時点での不具合を確認・修理する
  2. 屋根の金物や不要物を取り除く
  3. 屋根の洗浄をする
  4. 下地処理をする
  5. 防水塗装やシート貼り付けを行う
  6. 仕上げ処理(保護塗装)をする

なお、工法や塗装の種類によって必要な処理が異なります。詳しくは、業者に確認しておきましょう。

4-2.水漏(も)れチェックの必要性

防水工事の前には、水漏(も)れチェックを欠かすことができません水漏(も)れ部分をそのままにして防水工事を行うのでは、効果が半減してしまいます。チェックの結果、不具合があると判明したときは、必要な修理を行ってから防水工事に入るのです。

4-3.防水工事の大体の日数

防水工事の日数は、工法や工事面積などによって異なります。以下は一般的な住宅における目安と考えてください。なお、いずれの方法であっても雨天など悪天候になると必要な日数が伸びます。

  • シート防水工法:3日から4日程度
  • 塗膜防水工法:4日から5日程度
  • アスファルト防水工法: 7日程度

ただし、マンションなどの大規模な建物になると1か月から2か月を要することもあります。

4-4.防水工事の費用について

防水工事の費用の目安は、1平方メーター当たり以下のようになります。

  • シート防水工法:2,000円から7,500円程度
  • 塗膜防水工法:3,500円から7,000円程度
  • アスファルト防水工法: 5,500円から8,000円程度
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