マンションのコンクリート外壁のひび割れが気になる! 対処方法は?

2.ひび割れを放置しておく危険性

構造クラックを放置していると鉄筋がさびによって膨らみ、やがて周囲のコンクリートがはがれてしまいます。これを爆裂(ばくれつ)といい、これが発生すると建物の強度は大幅に低下するでしょう。爆裂があちこちに発生すると、建物が倒壊する危険もあります。

また、設計ミスや建設ミス・地盤沈下で構造クラックが発生している場合は、やがてもっと大きな建物の不具合が出てくる可能性も高いでしょう。

横浜市西区で2003年に建てられて販売されたマンションに大規模な欠陥が見つかり、全棟建て直しが決まったことは大きなニュースにもなりました。

3.マンションにひび割れが見つかった場合の対処方法

この項では、マンションにひび割れが見つかった場合の対処方法をご紹介します。どのような修繕方法があるのでしょうか?

3-1.マンションの外壁にひび割れを見つけたら?

マンションの外壁にひび割れを見つけたら、まずは状態を確認しましょう。肉眼でやっと確認できるほどのヘアークラックならば、とりあえず問題はありません。構造クラックの場合は、ひび割れの幅や周囲の状態を調べます。赤茶色の水が流れた後があった場合は、内部の鉄筋がさびている可能性が高いでしょう。この場合は、早急に修繕が必要です。

3-2.共有部分の修理は誰が行うの?

分譲マンションの場合、マンションの住人は月々修繕費や管理費を積み立て、その費用で共有部分の修理を行います。大規模修繕の場合は住民が修繕委員会を結成することがありますが、小規模な修繕の場合は管理会社が行ってくれることもあるでしょう。この辺りの事情はマンションによって異なるので、詳しくは利用規約等を確認してください。

構造クラックを見つけた場合は、マンションの管理会社に連絡します。その後は、管理会社主導で修繕が行われることが多いでしょう。

3-3.応急処置の方法

構造クラックが大きな場合は、ビニールシートなどでひび割れを覆って水の浸入を防ぎましょう。むき出しになっているよりは、内部の劣化を防げます。上から塗料を塗るなどしてひびをふさぐと、修繕の妨げになるのでやめましょう。

3-4.修繕方法

ひび割れが見つかったら、まずはひび割れの調査を行います。調査の結果ひび割れが小さい場合は、エポキシ樹脂という樹脂の一種をひび割れに注入して埋めてしまう修繕方法が一般的です。

ひび割れがある程度大きい場合でも、鉄筋が無事ならば表面の汚れを削ってエポキシ樹脂を注入し、モルタルで表面を平らにする修繕が行われます。爆裂(ばくれつ)が発生した場合は、鉄筋のさびを丁寧に取り除いてからモルタルなどで欠損部分を補う修繕が行われるでしょう。

ひび割れが大きくなるにつれて修繕も大がかりになります。場合によっては修繕費が積み立て分では間に合わず、住民が負担しなければならなくなることもあるでしょう。ひび割れは早めに修繕するのが得策です。

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