【壁の塗り替えに迷わない】外壁塗装をする前に知るべき7つの項目

3.内壁の種類

上記で外壁について学びましたので「内壁」の知識も押さえておきましょう。内壁の塗り替えについても後述していますので、塗装を検討している方は必見です。

【クロス】
今の一般家庭で最も使われている壁紙で、主に3種類あります。
1つ目が「ビニール」。
「塩化ビニール樹脂などを素材にするビニールシート」に「紙」を裏打ちしたものです。安価ですが、凹凸のあるタイプもあるのでインテリアにも適しています。施工しやすく、お手入れが楽なのもうれしいですね。
2つ目が「紙」。
「パルプ原料の用紙」を元に「プリントやエンボス加工」を施したものです。欧米でよく用いられており、日本では和紙のタイプも人気を集めています。
3つ目が「織物」。
「平織り」や「不織布」ですので、上記2つに比べて値段が高いです。ホコリが付きやすいのでまめに掃除する必要があります。ですが、現在は「防カビ」「耐水」などさまざまな商品が出ているので需要があるのです。
1~3のクロスは内壁の中では安価な部類に入るでしょう。クロスの注意点として、日の当たる場所は紫外線の影響ではがれてしまうこともあります。

【塗り壁】
塗り壁はパテを用いてさまざまな雰囲気を演出することができます。つなぎ目がないのも特徴でしょう。日本の気候に適しており、断熱・防火・防音に優れています。ひび割れてボロボロと崩れてくるイメージが強いですが、実際は日焼けなどによる経年劣化が起こらない優秀な壁です。何年もかけて硬化していくので頑丈とされています。
認知度の高い塗り壁を挙げると、姫路城の外壁にも使われている「漆喰(しっくい)壁」と、茶室でよく採用される「土壁」でしょう。ですが、2つの区別について難しく考える必要はありません。漆喰(しっくい)を塗れば「漆喰壁」で、土を塗れば「土壁」です。

【木壁】
木壁はコテージのような温かみのある空間を作ることができますが、外壁同様にアクセント(腰壁など)に用いられることが多いでしょう。木目の印刷されたシートを紙や樹脂に張り付けるタイプと、合板などに木材の薄い板を張り付けたものがあります。
木なので「腐る」イメージをお持ちの方もいるでしょうが、内壁は外壁のように雨風にさらされていません。そのため、「結露があって風通しも悪い」などの環境でなければ、まず腐らないでしょう。

【モルタル】
砂・セメント・水を混ぜたものがモルタルです。昔の家の壁材としてよく使われていましたが、今では大手ハウスメーカーがモルタル壁を用いることは稀(まれ)でしょう。
理由は機能性です。
モルタルは乾燥するときに偏って縮む特徴を持つので必ずひび割れが起きます。
ほかにも「防水性が低い」「汚れが目立つ」「工程が複雑なためコストがかさむ」などと使い勝手が悪いです。モルタルは7年~15年ほどで劣化が始まりますので、5年のサイクルで点検するのが好ましいでしょう。

【タイル】
タイルは水や油汚れに強く、ふき取るだけで掃除ができるので手入れが簡単です。水回りで見かけた方も多いかと思いますが、今はインテリアとして室内に使う方が増えています。アクセントとして色を差す感覚でしょう。消臭機能を持つタイルも出ており、汚れが付きにくい特性からリビングや寝室にタイルを使う方が多いです。
ただ、割れてしまうと修復不能であり、継ぎ目など「タイル以外の部分」は丈夫ではありません。

4.『本題』壁の塗り替えについて知ろう!

上記で基本を押さえましたので、この項では本題である「壁の塗り替え」について触れていきます。

4-1.外壁の塗り替え時期

壁の塗り替えは、素材に問わず10年を目安にしておくと間違いないでしょう。逆に10年以内だと建築時に何かしらの不備があったと疑ってよいです。
日なたと日陰で差はありますが、外壁は酸性雨や紫外線で常にダメージを受けています。住むには問題なくても、放っておくと家の資産価値が損なわれていくでしょう。完全に修繕が必要となる前に、外壁の塗装はするべきです。雨漏りする前に補修しておけば費用も抑えられます。
塗り替え時期の目安がわかりづらいようなら、室内の水回りを参考にしましょう。水回りは家の中で最もダメージを受けやすい場所です。しかし、日常的に雨風にさらされている外壁はさらに傷みやすい!
ですので、「水回りがダメ」なら「外壁もダメ」という判断基準になります。

4-2.すぐに塗り替えるべき症状

壁の塗り替えはメンテナンスを兼ねて「事前にする」のが好ましいですが、外壁に下記の症状が現れたら早急に塗装しましょう。

・ひび割れ
・はがれている
・汚れが付着して落ちない
・膨れている部分がある(中にサビやカビがある場合があります)
・腐食している
・サビがある
・コケが生えている
・チョーキング現象が起きている(手でこすって白くなる状態です。防水効果がなくなっているために生じます)

4-3.内壁の塗り替え時期

壁の塗り替えは内壁も10年が目安ですが、内壁は外壁に比べて自然からのダメージを受けにくいでしょう。ですが、生活する中で傷付けてしまったり、水場近くで防カビ効果が薄れたりすれば10年に限りません。1つのサインとして「色あせ」が目立ってきたら壁の塗り替えを検討しましょう。

4-4.すぐに塗り替えるべき症状

早急に塗り替えるべき症状は、外壁と同様です。「まだ大丈夫」と安易に判断しないようにしましょう。

工事費の大半を占めていた足場代をカット!工事費の大半を占めていた足場代をカット!