弾性塗装のメリット・デメリットをチェック!弾性塗装のポイントとは

外壁は建物の外見だけでなく、構造の耐久にも関係しています。
より丈夫な建物にするためにも定期的に塗り替えていかなければなりません。
外壁塗装に使う塗料にはさまざまな種類があります。
中でも伸び率が高い「弾性塗装」について詳しく説明しましょう。
これから、弾性塗装とは何なのか、メリット・デメリット、工法の種類など一緒にチェックしていきたいと思います。

  1. 弾性塗装の特徴
  2. 弾性塗装のメリット・デメリット
  3. 弾性塗装の工法の種類
  4. まとめ

1.弾性塗装の特徴

モルタル外壁に使用するのが「弾性塗装」です。
外壁に使う塗料にはさまざまな種類があります。
種類によって特徴や効能が異なるものです。
では、弾性塗装には一体どんな特徴があるのでしょうか。

1‐1.弾性機能がすぐれている塗料

簡単に説明すると、弾性塗装は弾性機能にすぐれている塗料です。
ほかの塗料よりも伸び率が非常に高くなっています。
弾性塗料の伸び率は20度で120%と言われていますが、実際は200%~400%と非常に高いです。
基本的に伸び率はJIS規格で決まっています。
けれども、JIS規格の基準以上になっている弾性塗装がほとんどです。
よって、通常のサイディングには不向きになります。
サイディングに使うと外壁がふくれてしまうでしょう。
なぜなら、サイディングには普通の硬質系塗料を使っているからです。
伸縮率が高い弾性塗料との組み合わせが悪いので、絶対にサイディングには塗らないでくださいね。

1‐2.モルタルの外壁ヒビ割れに有効

サイディングに不向きなら、弾性塗料は一体どんな外壁に適しているのでしょうか。
ほかの塗料よりもすぐれている弾性塗装は、モルタル外壁に発生しているヒビ割れに有効です。
モルタルはヒビ割れが起きやすいと言われています。
また、建物はトラックの振動や地震によってヒビ割れが出やすくなるのです。
発生したヒビ割れは徹底的に補修しなければなりません。
普通の塗料で補修してもヒビ割れが再発するだけです。
ヒビ割れが起きている場所にシーリング材で埋めた後、弾性塗料で完全にヒビをふさいでいきます。
弾性塗料は最終的な仕上げだと思ってください。

1‐3.弾性塗料の種類

弾性塗料の種類はメーカーによってさまざまです。
よく使用している弾性塗料と言えば、日本ペイントの「ダンシリコンセラ」、関西ペイントの「シリコンテックス」、SK化研の「セラミクリーン」になるでしょう。
ほかにも、アステックペイントの「EC-2000F」、大日本塗料の「ダンディシリコンクリーン」などがあります。
メーカーの種類によって特徴が変わるので、しっかり確認しなければなりません。
また、外壁塗装を受け持っている業者でも使用している弾性塗料が異なります。
実際、確認ミスで自分が思っていた弾性塗料とは違う種類で塗り替えたと言うトラブルが起きているのです。
業者選びはもちろんのこと、外壁に使う弾性塗料の種類もきちんと確認してください。

2.弾性塗装のメリット・デメリット

2‐1.弾性塗装のメリット

弾性塗装のメリットは主に2つあります。
1つ目は「ヒビ割れの修復ができること」です。
先述したとおり、弾性塗装は通常の塗料よりも伸び率が高くなります。
伸縮がしやすい塗料なので、ヒビ割れがカバーできるのです。
再発していたヒビ割れでも完全に防ぐことができるでしょう。
2つ目のメリットは「防水効果が向上すること」です。
細かいヒビから大きいヒビまで幅広いヒビが修復できます。
ヒビ割れの修復と同時に、防水効果も高めるのです。
完全にヒビ割れの部分を補修しなければ、隙間から雨漏りが発生します。
雨漏りは外壁の下地にまで悪影響をおよぼすものです。
下地にまで影響があれば、外壁の塗り替えにお金がかかってしまいます。
費用節約のためにも、壁にできている穴やヒビは徹底的にふさがなければなりません。

2‐2.弾性塗装のデメリット

ほかの塗料よりもよく伸びる点が弾性塗装のメリットです。
しかし、伸び率が高いメリットは場合によってデメリットに変わる恐れがあります。
たとえば、基本的に外壁塗装をする前は高圧洗浄で汚れを落とさなければなりません。水分が外壁にしみこんでいるため、乾燥時間をしっかり確保することが大切です。
完全に水分をとばしたらいいですが、水気が残っているままの塗装は塗膜に悪影響を与えます。
気温が高い夏場は塗装が蒸発・膨張しやすくなるのです。
せっかく外壁塗装をしたのに、塗り直しという結果になるでしょう。
弾性塗料のメリットがデメリットになる前に、腕のある業者に依頼しなければなりません。
腕の悪い悪徳業者は失敗する傾向があります。
弾性塗料の実績がある業者なら、安心して依頼できるでしょう。

3.弾性塗装の工法の種類

3‐1.3工程の「単層弾性」と「微弾性フィラー」

弾性塗装の工法は主に3つあります。
3つのうち3工程になるのが「単層弾性」と「微弾性フィラー」です。
単相弾性の工程は下塗り(シーラー)→上塗り塗料(1回目)→上塗り塗料(2回目)の3工程になります。
上塗りを2回くり返すことで外壁に厚みをつけていくやり方です。
厚みは弾力性を増すポイントになります。
単層弾性はメーカーの規定どおりに施工することで性能が発揮するでしょう。
よって、実績のある業者に依頼することが大切です。
そして、単相弾性と同じく3工程になるのが「微弾性フィラー」になります。
微弾性フィラーの工程は単層弾性と同じです。
下塗りをするときにシーラーではなく、微弾性フィラーを塗っていきます。
密着性はシーラーよりも悪くなりますが、上塗りを自由に選べるのが特徴的です。

3‐2.4~5工程になる「複層弾性」

単層弾性や微弾性フィラーとは違って4~5工程になるのが「複層弾性」です。
複層弾性の工程は、下塗り(シーラー)→高弾性の中塗り塗料(1・2回目)→上塗り塗料(1・2回目)になります。
高弾性の中塗り塗料を2回くり返すので弾力性がおよそ8年~10年持つでしょう。
中塗りと上塗り材は別の種類を使いますが、下塗り材はほかの工法と同じです。
また、上塗り材は自由に選べます。
弾力性のほかにも防水性が高まる点もメリットの1つです。
しかし、ほかの工程よりも回数が増えるので工程時間・材料費・人件費がかかるでしょう。
工事費が高額になるぶん、現在では使用する機会が少ないです。
けれども、本格的な弾性塗装にしたい人は複層弾性がいいでしょう。
業者によっては無駄な経費をはぶき、効率的に外壁の塗り替えをしているところもあります。
できるだけ費用を抑えたいのなら、最低でも3社~4社の業者を比較してください。
見積もりを依頼して細部までチェックしておきましょう。

4.まとめ

弾性塗装の特徴やメリット・デメリット、工法の種類について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
通常の塗料よりも伸び率が高い弾性塗装は、モルタル壁のヒビ割れに有効です。
ヒビ割れの再発を防ぎ、防水性を高めることができます。
ただし、弾性塗装にはさまざまな種類・工法があるでしょう。
現在の塗料をしっかり確認したうえで適切な種類を使ってください。
また、数社業者に見積もりを依頼して工事費用、サービス内容、実績を比較していきましょう。
比較することで信頼できる業者に依頼できますよ。
安心できる業者は1人1人への対応が丁寧です。
どんな疑問点でも納得するまで丁寧に説明してくれるでしょう。
業者の対応にも注目してください。

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