外壁塗装の足場にかかる費用の相場を公開!無足場工法とは?

外壁塗装にかかる足場の相場をご存じですか?
外壁の塗り替えをする際、ほとんどの場合で足場を組まなければなりません。
最近は足場なしの「無足場工法」を行う業者が増えてきていることもあり、足場がなぜ必要なのか、費用はどのくらいなのか、気になる人も多いでしょう。
足場には「単管足場」「単管ブラケット足場」「クサビ足場」の3種類があり、それぞれ特徴や価格は異なります。

  • 足場の相場費用を知りたい
  • 種類によってどう違うのか?
  • 時間短縮のためには無足場工法がよいのか?

そんな疑問にお答えしましょう。

1.足場の種類

外壁塗装の際に使用する足場には3種類あります。
どの足場を組むかは業者によって異なるため、以前に確認しておくとよいでしょう。

1-1.単管足場について

パイプを2本組み合わせたものが単管足場です。
パイプとパイプの間で足が滑ってしまう可能性もあるため、現在はほとんど使われていません。
また、塗料缶や刷毛(はけ)を足場の上に置くことができないため、常に片手がふさがった状態になってしまうというデメリットもあるでしょう。
ただし、あらゆる建物の形状に対応できる、狭い場所にも設置できるというメリットはあります。

1-2.単管ブラケット足場について

単管に足をのせる板を、ボルトで固定した足場です。
単管足場がパイプだけなのに対して、単管ブラケット足場は足をのせる板があるため、バランスがとりやすく作業しやすいのが特徴でしょう。
ただし、ボルトを締めて組み立てるため、設置の工期が長くなってしまいます。
また、ボルトが緩まないようにしっかりと組み立てる必要があるでしょう。

1-3.クサビ足場

ハンマーを使って、ブラケットを差し込むことで組み立てていく足場です。
単管ブラケット足場に比べて、足をのせる板が幅広くなります。
ハンマーで固定して組むため、揺れも少なく作業しやすいのが特徴です。
安全度の高さや作業のしやすさを考慮するなら、クサビ足場が最も優れていると言えるでしょう。
ただし、足場を固定する際にハンマーを使用するため、音が気になるというデメリットがあります。

2.足場の相場価格

足場の単価は、業者によって多少の差があります。
しかし、大きな違いはないでしょう。
多くの場合、1㎡あたり600~1200円が相場です。
種類別に言うと、単管足場の単価は600~800円、単管ブラケット足場だと700~1200円、クサビ足場では1000~1200円。
足場の組払いや飛散防止ネットをすべて含めた金額であり、一般的な2階建て住宅の場合、ほとんどが15~20万円でおさまるでしょう。
外壁塗装は、工事代金全体の約20%が足場代となります。
注意してもらいたいのが「足場代をサービスします」という業者のうたい文句。
15~20万もする工事を無料にすることは、業者にとっても大きな痛手です。

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上記のようなパターンで契約をすすめてきた場合は、十分注意が必要です。
実際には、足場代をほかの部分に上乗せしている場合がほとんどでしょう。

3.なぜ足場が必要なのか

では、外壁塗装工事にはなぜ足場が必要なのでしょうか。

3-1.安定した作業環境と質の高い塗装作業のため

DIYで外壁塗装を行う場合、はしごなどを使って作業を行う人も多いでしょう。
そのため、足場の必要性について疑問に感じる人も多いと思います。
確かに、はしごなどを使って塗装作業をすることも可能でしょう。
しかし、細かい部分まで手が届かない状況で、安定した作業を行うことは難しいはずです。
労働安全衛生法では、2m以上の高所で作業する場合、足場の組み立てなど安全対策が義務づけられています。
現場での転落事故などが発生しないよう、塗装作業を行う職人の安全を確保しなければならないのです。
足場を組むことで、職人は無理な体勢をとらなくても作業場所に手が届くようになります。
当然、塗り残しやムラなどが発生することもなくなるでしょう。
その結果、質のよい仕上がりになってくるはずです。
そういった意味でも、足場を設置することは大変重要なものとなります。

3-2.近隣への配慮にもつながる

外壁塗装の際に足場を組むことは、近隣の方々への配慮という目的もあります。
足場を設置することで、塗料が近隣の建物に飛散しないように、飛散防止ネットを張ることができるのです。
外壁洗浄のために水しぶきが飛び散っても、近隣に迷惑をかけることはないでしょう。
近隣の方々とのトラブルを未然に防ぐためにも、足場の設置は必要になるのです。

4.無足場工法について

最近取り入れている業者が増えているのが「無足場工法」です。
その名のとおり、足場を作らない工事のこと。
具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

4-1.無足場工法とは

実は、無足場工法は昔からある工法なのです。
しかし、外壁塗装のように複雑な工事に用いられるようになったのは最近のこと。
建物の屋上から職人がロープでぶら下がった状態のまま、空中で作業を行います。
建物を囲む足場を使用する代わりに、専用ロープと道具を用いるのです。
命を守るためのロープが職人の体を支えることになるため、足場なしでも安全かつ効率的に外壁塗装工事を行うことが可能になりました。

4-2.無足場工法のメリット

無足場工法には、さまざまなメリットがあります。
まずは、大幅なコストカットができるという点。
場合によっては塗装工事自体よりも高くなってしまうこともある足場代が必要なくなるわけです。
通常、足場代には組み立て費用や解体費用、運搬費用が含まれています。
そういった費用がなくなる分、外壁塗装にかかる費用が大幅に安くなるのです。
また、工事が早く終わるというメリットもあります。
足場の設置や解体作業には数日かかるため、外壁塗装工事全体にかかる工期を短縮できるのです。
ほかにも、入居者のストレスを軽減できますし防犯面でも安心できます。
外壁塗装の工事中は窓がシートで覆われてしまうため、入居者にとっては大きなストレスになる場合もあるのです。
無足場工法の場合は、塗料の飛散を防ぐためにシートをかけることはあります。
しかし、その部分の作業が終われば取り外すことになるため、入居者のストレスを大幅に軽減できるでしょう。
また、足場は建物の周囲を囲むようにして組むことになります。
そのため、夜間などは人目につくことなく上階まで登ることができてしまうのです。
実際に、工事中の不法侵入などの犯罪例は少なくありません。
無足場工法は足場そのものがないため、防犯面でもそういった心配がないのがメリットと言えるでしょう。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。
外壁塗装を依頼する際、足場代に驚いた経験がある人は多いと思います。
その足場をなくして、その上で質のよい作業をしてもらえるなら、よいことばかりですよね。
まずは、無足場工法を取り入れている業者に無料見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか。

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