フッ素塗料とはどのようなもの?特徴やメリットとは?

家は、建てて終わりというわけではありません。
定期的にメンテナンスが必要です。
特に、外壁塗装は家の壁を守る大切な役割を担って(になって)いるため、塗り直しは欠かせません。
そこで、今回は外壁塗装に使われるフッ素塗料の特徴についてご紹介します。ほかの塗料とどのような違いがあるのでしょうか?また、メリットやデメリットもご説明します。
これから家を建てるという方だけでなく、外壁塗装の塗り直しを考えている方もぜひこの記事を読んで参考にしてください。

  1. フッ素塗料とは?
  2. フッ素塗料のメリットとデメリットとは?
  3. フッ素塗料を格安で塗れるのか?
  4. フッ素塗料の使用がお勧めのケースとは?
  5. おわりに

1.フッ素塗料とは?

フッ素塗料とは外壁塗装に使われる塗料の一種です。
外壁に塗られる塗料は、普通のペンキではありません。
実は、外壁はそのままでは耐水性や断熱性が低いのです。
塗料を塗ることによってはじめて耐水性や断熱性が生まれ、家がより住みやすくなります。
つまり、塗料がはがれてしまえば見た目が悪くなるばかりでなく、外壁そのものもいたんでしまうでしょう。
ですから、定期的に塗り替えが必要なのです。
外壁塗装に使われる塗料には、アクリル、ウレタン、シリコンなどがありますがフッ素塗料はロケットのがいそうにも使われる塗料。
ですから、耐寒、耐熱もよく耐久性も高いのが特徴です。
その分値段も高価なので、一般住宅よりも大規模な商業施設や高層ビルなどで使われることが多いでしょう。

2.フッ素塗料のメリットとデメリットとは?

では、フッ素塗料のメリット・デメリットとはどのようなものでしょうか?
この項で詳しくご紹介します。

2-1.フッ素塗料のメリットとは?

フッ素塗料のメリットは、前述したように高い耐久性と品質の高さです。
宇宙空間の太陽熱でも耐えられるのですから、どんなに強い直射日光が当たっても劣化はしにくいでしょう。
また、ほかの塗料と比較しても汚れにくく劣化もしにくいです。
塗料が劣化してくすみが出てきたりはげたりすると、たとえ築年数はそれほどたっていなくても一気に古びた印象になります。
また、家全体の外壁塗装を塗り直すとなると、100万円近くかかることもあるでしょう。
ですから、耐久性の高いフッ素塗料を塗っておけば塗り替えの階数も減って、トータル的にはお得になるのです。

2-2.フッ素塗料のデメリットとは?

フッ素塗料の最大のデメリットは価格の高さです。
ほかの塗料と比較すると2割~3割くらい高価になります。
また、外壁塗装は一定の厚みを持たせて塗らないと耐水性や断熱性を十分に発揮できません。
ですから、外壁塗装の用の塗料は通常の塗料に比べるとどうしても量が必要です。
その結果、フッ素塗料の値段は一層高く感じられるでしょう。
また、「トータル的にはフッ素塗料の方がお得」と前述しましたが、それは現在の家に30年~40年住み続けた場合です。
たとえば、築20年で売り払ったり建て直したりすれば、フッ素塗料のメリットはあまり感じられないでしょう。
また、フッ素塗料は塗布にも技術がいります。
塗料は厚く塗るほど塗りむらが出やすくなるのです。
ですから、外壁のように面積の広い場所をむらなく塗るには、職人を選ばなければなりません。
また、塗料自体が長持ちしても楯もが劣化してしまうこともあるでしょう。
今は、コストことを考えて中古住宅を購入する方も増えています。
新築住宅に比べて、中古住宅は住める期間が短いです。
奮発してフッ素塗料を使っても元を取る前に建物の寿命が来てしまうこともあるでしょう。

3.フッ素塗料を格安で塗れるのか?

外壁塗装を請け負う会社はたくさんあります。
その中には、「フッ素塗料を格安で塗ります」とうたっているところもあるでしょう。
通常、外壁塗装の値段は塗料の値段に職人の人件費や、足場代が加わって算出されます。
足場代、というのは壁に塗料を塗るために組む足場の料金のこと。
たとえ平屋でも、地面に立ったままではすべての外壁を塗ることはできません。
脚立などを使っても効率が悪いでしょう。
そのため、足場を組んでその上を職人が移動しながら塗料を塗るのです。
企業努力によって人件費や足場を組む代金を抑えられた結果安くなるのなら、問題はありません。
実際に、足場を組まずに塗料を塗ることで料金を安くしているところもあります。
しかし、一番手っ取り早く料金を下げる方法は、塗料の使用量を少なくすることなのです。
前述したように、フッ素塗料は厚く塗らないと効果を発揮しません。
フッ素塗料を製造、販売しているメーカーは業者向けの塗り方講習会を開いているくらいです。
しかし、素人が見ても厚く塗られているのかどうかはわかりません。
それをいいことに、本来塗らなければならない厚さよりもかなり薄く塗って、料金を下げる業者もいるのです。
これでは、フッ素塗料を塗った意味がないでしょう。
ですから、フッ素塗料を格安で塗る、という会社を見つけたら相場と比較してみてください。
相場に比べて極端に安すぎる場合は注意が必要です。

4.フッ素塗料の使用がお勧めのケースとは?

では最後に、フッ素塗料を外壁塗装に使うのがお勧めのケースをご紹介します。
自分の家と比べてみて決断してください。

4-1.新築の家

新築の家をつくる場合は、これから30年以上はその家に住む可能性が高いでしょう。
また、家もメンテナンスをすれば50年程度は持ちます。
ですから、フッ素塗料を使っても十分に元が取れるでしょう。

4-2.1年を通して気候の変動が激しい地域に建っている家

日本は南北に長いですから、いろいろな気候の地域があります。
その中でも夏と冬の気温差が激しい地域に建っている家は、フッ素塗料の使用に向いているでしょう。
断熱材をすきまなく詰めるほど、家の断熱性は高くなります。
しかし、除湿対策を一緒にしなければ高気密高断熱の家は、かえって寿命が短くなるのです。
フッ素塗料は断熱材とまではいきませんが、断熱性が高いでしょう。
ですから、構造上断熱材の利用が限られている家でも、断熱性を高めることができるのです。
また、塗料による断熱ならば、それほど除湿を気にすることはありません。

4-3.これから長期間すみ続ける予定がある家

超高層ビルなどにフッ素塗料が多く使われているのは、塗り替えが大変でコストもかかるからです。
同じように、長期間住み続ける予定があり塗り直しのコストがかかる家ほど、フッ素塗料が適しているでしょう。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回はフッ素塗料の特徴やメリット・デメリットをご紹介しました。
フッ素塗料はまだまだ一般住宅での使用例は少ないです。
しかし、大規模マンションなどの集合住宅では、使われる例も多いでしょう。
マンションは通常10年に1度の割合で大規模な修繕を行います。
マンションの外壁塗装を塗り直す場合は、足場もたくさんいりますし期間も長いでしょう。
その間、ベランダに出ることもできないので不便です。
また、主膳積立金があるとはいえ、修繕費も高額になります。
そのため、フッ素塗料を塗れば塗り替えの回数自体を減らすことができるのです。
マンションの寿命は一般の住宅よりはるかに長く、40年を超える物件も住むには問題がありません。
だからこそ、外壁塗装は耐久性の高いものを利用したほうが、長い目で見ればお得なのです。
1回ごとの費用と比べてみて、塗り替えの少ない方がコストのかからない場合は利用してみましょう。

工事費の大半を占めていた足場代をカット!工事費の大半を占めていた足場代をカット!