窯業系サイディングの特徴で知っておきたい3つのポイント

1.窯業系サイディングの特徴

1-1.外壁材の主流となったサイディング

外壁の種類には、モルタル壁やガルバリウム外壁材、また日本伝統の建設素材である「しっくい材」などがあります。その中で、断熱性や耐久性から最も人気の高い素材が、窯業系サイディングです。施工しやすいことも特徴のひとつでしょう。また、建設素材にはさまざまな要素が求められますが、窯業系サイディングはそのすべてをしっかりと押さえている素材となります。ほかにも数多くのメリットがあるため、建設会社がすすめている素材なのです。

1-2.窯業系サイディングの作り方

窯業系サイディングは、人工的に製造した外壁材です。セメントに繊維質の原料を混ぜたものが主な素材となります。このように、練りこまれた繊維が素材の柔軟さを引き出すのです。また、繊維質の原材料は補強効果も高めます。このようにしっかりとした強度も兼ね備えているのが窯業系サイディングの特徴です。繊維質が含まれているとはいえ、アスベストではありません。ところで、窯業とは型に粘土やセメントなどを流し込んで製造する工程を指します。窯業系サイディングはそのように製作されるのです。

1-3.窯業系サイディングと従来の外壁の違い

窯業系サイディングと従来の外壁の大きな違いは、素材の重さです。もちろん、窯業系サイディングよりも軽い素材もあります。しかし、耐火性能や断熱性能を持ちながら、軽い素材であるのは窯業系サイディングならではの特徴です。素材の軽さは、施工の速度にも大きく影響します。熟練したサイディング職人であれば、ひとりでサイディングのパネルを支えながら固定することもできるのです。サイディングには、金属サイディングや塩ビサイディングなどもあり、それぞれの特徴があります。しかし、総合的なバランスやメリットを考え、一般住宅には窯業系サイディングを選ぶ人が多いようです。

2.窯業系サイディングの防火構造

2-1.外壁に求められる防火構造

一般住宅の防火性能は、建築基準法にしっかりと規定してあります。そのため、建築業者はその要求にかなった素材を使用するべきなのです。とはいえ、建築基準法が規定する防火性能には幅があり、建築物の規模や建設する地域によって異なります。建築基準法で定める耐火等級は4種類であり、最も耐火性能が高いものは耐火4等級です。耐火4等級の素材には、60分以上火や熱をさえぎる性能があります。また、耐火時間が45分以上であれば耐火3等級、20分以上であれば耐火2等級です。20分に満たない耐火時間であれば耐火1等級となります。

2-2.窯業系サイディングの耐火等級

窯業系サイディングは製品によって耐火等級が異なります。しかし、窯業系サイディングの大きな特徴のひとつは、耐火等級として最もレベルの高い耐火4等級の製品もあることです。つまり、窯業系サイディングには、60分以上熱や火に耐えることのできる製品も数多くあります。この耐火性は家が密集しやすい日本の土地には大変重要です。火事は自分の家からの出火にも注意が必要ですが、近所の家からのもらい火によって生じることもあるため、耐火性は本当に重要な点と言えるでしょう。そのような日本の建築事情の傾向を踏まえて、窯業系サイディングが開発されたわけです。耐火性能については、それぞれのメーカーで耐火テストや防火テストもしっかりと行っています。

2-3.窯業系サイディングの耐火性能の理由

窯業系サイディングは、サイディング内部に燃えにくい素材や熱を伝えにくい素材を使用しています。特に、耐火4等級となる窯業系サイディングは、繊維を混入したセメントや強化せっこうボードなどが基本的な材料です。もちろん、耐火性能を高めるためには、サイディングの下地となる素材も大切でしょう。軽量鉄骨をサイディング施工時の下地として用いるなら耐火性能はさらに増します。このように素材にもこだわり、幾度もテストを重ねて耐火性能が保証しているため、その耐火性能を確信して使用することができるのです。

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