ガルバリウムとサイディングを比較してみました。それぞれの特徴は?

2.窯業系サイディングとガルバリウムはどうやって使い分ければいいの?

現在、新築の家はほとんどが窯業系サイディングを使って外壁を作っています。
ちょっと変わった外見にしたいとか、事情があって窯業系サイディングが使えないという場合は、ガルバリウムを使うことがあるでしょう。
しかし、ガルバリウムが全く適さないというわけではありません。
ガルバリウムを屋根材として使用している家は多いのです。
ガルバリウムは不思議なことに、雨が当たる方がサビないという特性があります。
また、屋根材は軽い方が家自体に負担がかかりません。
ですから、屋根材はガルバリウムで外壁は窯業系サイディングという新築の家は多いのです。
一方、リフォームの方はどうでしょうか?
前述したように、築20年以上の家は新築の家に比べると弱くなっています。
そこに、重い窯業系サイディングを張りつければ、家への負担がより強くなるでしょう。
特に、伝統的な日本家屋の場合は、窓を広く取って壁が少ない作りになっています。
つまり、狭い面積の壁で屋根を支えているのです。
そこに、さらに重いサイディングを張りつければ、建物自体の寿命が短くなるかもしれません。
ですから、一部をガルバリウムにするなどして、負担を軽くする方法がとられることもあります。
また、サイディングを行う場合は耐震工事を事前に行うこともあるでしょう。
大規模なリフォームの場合は窓の一部を潰す、という方法もあるのです。
さらに、サイディングの外壁を使った家をリフォームする場合もガルバリウムが使われることがあります。
サイディングの外壁をリフォームする際は、一度すべてのサイディングをはがして付け直す方法と新しい外壁材を古い外壁材の上に張りつけてしまう方法があるのです。
新しい外壁材を張りつけてしまう方が、費用がかかりません。
しかし、外壁材を2重に張りつけてしまうわけですから、壁の負担はそれだけ大きくなるでしょう。
このような場合も、ガルバリウムが使われることもあります。

3.外壁工事をした結果、不具合が発生したら?

一時期よりは話題に上がらなくなりましたが、それでも欠陥住宅の被害がなくなったわけではありません。
外壁工事をした結果不具合が発生した場合は、工務店の負担で直すケースと施主の負担で直すケースがあります。
工務店の負担で直すケースというのは、ただひとつ「施工してすぐ雨もりがした場合」です。
雨もりはやめからするというイメージがありますが、実は壁からも起こります。
サイディングやガルバリウムは防水加工がされていますから、工事をしてすぐ雨もりをした場合は工事の仕方に不備があった可能性が非常に高いのです。
また、例外としてガルバリウムの腐食があります。
テレビなどで取り上げられたこともあるので、ご存じの方もいるでしょう。
耐用年数よりはるかに早く、ガルバリウムの外壁材が腐食して穴が開いてしまい、欠陥住宅として問題になりました。
しかし、それ以外は基本的に施主が負担して補修工事をするのです。
ガルバリウムの場合、白サビといって、白いカビのようなはん点が浮く場合もあります。
これが発生すると、外観が損なわれますが、これを直すには施主が自費で行わなくてはなりません。
一般的な耐久年数より早く、コーキングがはがれた場合も同様です。
ですから、サイディングかガルバリウムか値段や見た目で安易に決めるのではなく、工務店としっかりと相談して決めましょう。

おわりに

いかがでしたか?
今回は、ガルバリウムとサイディングを比較してみました。
まとめると

  • サイディングはセメントを主体にした外壁材である。
  • ガルバリウムは金属を主体とした外壁材である。
  • サイディングはデザインも豊富で耐火性に優れているが、重い。
  • サイディングは軽くて安価だが、デザインがなく腐食する可能性がある。

ということです。
どちらの外壁材が一概に優れているとはいえませんが、最初から「ガルバリウムですべての外壁材を作りましょう」と提案してくる工務店は少ないでしょう。
ガルバリウムの外壁を施工する場合は、腐食しにくい工夫が必要なのです。
また、腐食しにくい金属であるアルミを使った外壁材もありますが、サイディングより高価になります。
ですから、それぞれの外壁材の特徴をよく知ってから選んでください。
サイディングでもお手入れの仕方や施工する部分によってはデメリットをカバーすることも可能です。

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