注目の外壁ALCとは? ALC外壁のメリット・デメリット

2.ALCのメリットとデメリット

2-1.ALCとは?

数ある外壁材の中でも近年、ACLが注目を集めています。

ALCとはどのような外壁材なのでしょうか?

ALCは高温高圧蒸気養生(Autoclaved)・軽量気泡(Light weight aerated)・コンクリート(Concrete)の頭文字です。

難しい名称のALCですが、簡単にいうと“高温で発泡加工した軽量のコンクリート”と考えて良いでしょう。

壁材として使用するALCは、金属網(ラス網)によって補強した“ALCパネル”です。

工場でパネルに加工したものを建材として使用します。

工場で生産されたパネルを取り付けるので、塗り壁に比べ施工にかかる時間が非常に少ないのが特徴です。

2-2.ALC外壁のメリット

ALC外壁は、どのような点に注目が集まっているのか、メリットをあげてご紹介しましょう。

【軽量な外壁材】

ALC、は気泡のあるコンクリートなので軽量というメリットがあります。

軽量であることで、住宅への負担や施工の負担などが軽くなり工期短縮も可能です。

【断熱性が高い】

ALCは壁材の中では断熱性の高い建材です。

グラスウールなどの断熱材と併用することで住宅の断熱性を高めることができます。

ALCは壁材の中では断熱性の高い材料です。

しかし、住宅の断熱性能で重要なのは“断熱材”であることを覚えておきましょう。

【耐火性が高い】

材料がコンクリートなので、ALCは耐火性の高い特徴があります。

国土交通省による耐火構造の認定を取得しており、非常に耐火性の高い壁材です。

【遮音性が高い】

ALCは発泡性の素材であることから遮音性の高い壁材です。

防音壁としても使用する材料であることからも遮音性の高さを表しています。

【調湿に優れる】

多孔(たこう)構造であることから、ALCは湿度を調整する機能があります。

湿度を透過する機能は、ALCのデメリットにもなりますが、適切な“外装仕上げ”をおこなうことで室内の湿度を調節することも可能です。

2-3.ALC外壁のデメリット

建材を上手に選び、上手にメンテナンスするためにはデメリットを知ることが大切です。

ALCのデメリットについてご紹介しましょう。

【防水性は仕上げ材(塗料)に依存する】

ALCは多孔構造であることから、防水性がありません。

防水性を高めるために表面に仕上げ材を塗布するので、防水性に関しては仕上げ材の機能に依存します。

防水性や耐久性の低い塗料を使用するとことで耐久性が著しく低下してしまうのがALCのデメリットです。

【吸水性が高い】

ALCは吸水性が高く“水に弱い”という特徴があります。

寒冷地などでは吸水した水が凍ることで“剥離(はくり)”してしまうのです。

ALCは表面の防水処理が寿命や耐久性に影響することを覚えておきましょう。

3.ALCは表面塗装が重要!

3-1.ALCの塗り替え時期は?

ALCの機能を維持するためには“塗り替え”が必要になります。

住宅の立地などの状況によって、外壁塗り替えのタイミングは大きく異なることから、塗り替えの目安となる症状についてご紹介しましょう。

【シーリングの劣化】

ALCパネルの接合面に使用するシーリングの劣化は、耐水性低下の兆候です。

シーリングの劣化はALCパネルの寿命を縮める原因になります。

シーリングの亀裂を発見した場合には外壁リフォームのタイミングと考えましょう。

【塗装の劣化】

ALCは塗装によって防水性を維持しています。

塗装が劣化することは、ALCパネルにとって危機的な状況と考えて良いでしょう。

塗装の劣化の目安は塗膜の“浮き”や“はがれ”などの症状によって知ることができます。

【カビ・コケ・藻の発生】

塗装が正常に機能していれば、カビ・コケ・藻などはあまり発生することはありません。

ACL外壁にカビ・コケ・藻が多く発生している場合には、塗装の劣化の可能性があります。

3-2.知識のある業者を選ぼう!

ALCは通常の外壁材に比べて再塗装の難しい外壁材です。

適切な外壁塗料を使用して、適切な処理や施工が必要になります。

ALCの再塗装を依頼する場合には、ALC塗装に関して施工実績のある業者を選ぶことが大切です。

ALC外壁の再塗装を依頼する業者の選び方をご紹介しましょう。

【下地補修】

ALCの防水機能を回復するためには“下地処理”が大切です。

“爆裂補修”“クラック補修”などALCの劣化を補修した上で再塗装することは、外壁リフォームでは大切な施工になります。

ALC外装の補修・リフォームを依頼する場合には、さまざまな下地処理に対応できる業者を選ぶことが大切です。

【シーリング工事】

ALC外壁ではシーリング箇所が最も劣化の激しい場所です。

外壁リフォームでシーリング工事は重要な施工になります。

ALC外装リフォームを検討している場合には、どのようなシーリング工事をおこなっているのかしっかりと確かめるようにしましょう。

【足場を組まない低価格な無足場工法】

外壁リフォームでは、高額な足場の設置費用が必要不可欠です。

しかし、外壁リフォーム・外壁塗装では“無足場工法”という選択肢もあります。

足場を組まない無足場工法は、低コストで外壁リフォームを実現できる工法なのです。

ALC外壁リフォームでは低価格の無足場工法を利用してみましょう!

まとめ

注目を集めているALC外壁にはどのようなメリットがあるのかを、まとめて見ましょう。

【ALCのメリット】

  • 軽量な外壁材
  • 断熱性が高い
  • 耐火性が高い
  • 遮音性が高い
  • 調湿に優れる

ALCはコンクリートの持つ断熱性・耐火性・遮音性に加えて、軽量・調湿などコンクリートには無いメリットがあります。

メリットの多い壁材であるALC外壁ですが、デメリットもしっかりと知ることが大切です。

ALC外壁のデメリットについてまとめてみましょう。

【ALCのデメリット】

  • 耐久力・防水性は仕上げ材(塗料)に依存する
  • 吸水性が高い
  • 定期的なメンテナンスが必要

ALCは住宅の状況や環境によっては性能を十分に発揮できないこともあることがALCのデメリットです。

一般的なサイディング同様に、ALCは定期的なメンテナンスが重要になります。

再塗装に加えて、クラック修復などの下処理をおこなう必要のある壁材です。

ALC外壁は、外壁リフォームのタイミングを見極め、住宅に最適な方法でリフォームを計画するようにしましょう。

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