外壁に使われるサイディングの種類とは?こんなものもあります。

サイディングとは、現在外壁の主流になっている板材です。
一昔前主流だったモルタル外壁に比べて防水性や防火性にすぐれ、お手入れも簡単という特徴があります。
家を建てたりリフォームしたりする際に、サイディングの外壁にする方も多いでしょう。
しかし、一口にサイディングといってもいろいろな種類があります。
そこで、今回はサイディングの種類や特徴をご紹介しましょう。
それぞれの特徴が分かれば、選ぶ目安にもなります。
外壁のリフォームや家の施工を計画している方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

目次

  1. サイディングって何?
  2. サイディングの種類とは?
  3. サイディングのメンテナンスとは?
  4. おわりに

1.サイディングって何?

サイディングとは、外壁にはる板材の総称です。
新しい素材のようなイメージがありますが、工法としては昔からありました。
「羽目板」や「下見張り」がサイディングと同じ工法です。
こちらは、木材を外壁にはって外壁を保護します。
古い住宅の中には、杉板が外壁にはられたものもあるでしょう。
そこに焼き目をつけることで、防水性が高まります。
しかし、木製のサイディングは火災に弱いという重大な欠点がありました。
そこで、日本の住宅は長い間モルタル性が主流だったのです。
現在のサイディングは燃えにくい素材を使い、大量生産が可能になっています。
また、モルタルの外壁を作るには左官の技術が必要でした。
しかし、サイディングならば外壁にサイディング材をはりつけるだけでできあがります。
ですから、大工が外壁まで施工を行えるので、工賃の節約もできるようになったのです。

2.サイディングの種類とは?

では、サイディングにはどのような種類があるのでしょうか?
この項では、サイディングの種類や特徴をご説明します。

2-1.窯業(ようぎょう)系サイディング

最も普及しているサイディングです。
一般的に「サイディング」といえば、この窯業(ようぎょう)系サイディングを指します。
セメント質素材や繊維質材料が原料で、かわらやタイルと同系統の素材だと考えるとイメージしやすいでしょう。
防火性にすぐれ、軽量なのが最大のメリットです。
しかし、定期的にぬり替えやシーリング材の打ち直しが必要になります。
以前は7年~10年に一度と、モルタル壁のメンテナンスと同じ程度でしたが、現在は15年~20年間はメンテナンスなしで持つものもあるのです。

2-2.金属系サイディング

金属板と断熱材を組み合わせたサイディングになります。
ガルバリウム鋼板やアルミニウム合金塗装板、塗装ステンレス鋼板が原料になることが多いでしょう。
非常に軽いのが特徴で、窯業(ようぎょう)系サイディングの4分の1程度の重さしかありません。
また、施工性が高いので、いろいろなデザインを楽しめます。
ただし、窯業(ようぎょう)系サイディングよりも値段が高いのがデメリットです。

2-3.木製サイディング

これは昔ながらのサイディング方法ですが、現代の技術によって防火性を高めています。
昔ながらの味のあるデザインを再現できますし、年月の経過による色の変化を楽しめるでしょう。
ただし、寿命が短いのがデメリットです。ほ
かのサイディングが10年近くメンテナンスなしで持つのに対し、塗装された木製サイディングは5年に一回程度の塗り替えが必要。ですから、維持費用もほかのサイディングに比べるとかかるでしょう。
時間とお金に余裕があってぜいたくな家を造りたい、という人にはぴったりです。

2-4.樹脂サイディング

輸入住宅の外壁によく使われているサイディングです。
30年間メンテナンス不要、というコスト面ではナンバー1の素材でしょう。
また、樹脂は色が付けやすいので色鮮やかな外壁にすることも可能です。
しかし、人によっては、「テーマパークの形だけの建物のようだ」という感想を抱く可能性もあります。
色のぬり方によってはキッチュな感じが強まるので、「かわいい」という意見と「安っぽい」という意見に分かれそうです。

3.サイディングのメンテナンスとは?

では、サイディングのメンテナンスはどのように行えばよいのでしょうか?
この項では、劣化の仕組みとメンテナンス方法をご紹介します。

3-1.サイディングの劣化とは

窯業(ようぎょう)系サイディングを例に取ると、水を吸いやすく乾くと縮むという特徴があります。
つまり、外壁の上でサイディングは伸び縮みするのです。
肉眼では見えにくいかもしれませんが、年数がたつにつれてシーリングが劣化するのは、サイディングの伸び縮みに耐えられなくなったからでもあります。
また、サイディングのもうひとつの特徴である「水の吸い込みやすさ」は、外壁そのものの劣化につながるでしょう。
最近の施工では、サイディングと外壁の間にすきまを設けて湿気を逃す通気工法が主流です。
しかし、2004年以前に造られたサイディング外壁の家は、「直張り工法」といって外壁の上に防水シートを張り、その上にサイディングを直接張る工法が多いでしょう。
これは、経年とともに外壁とサイディングのすきまに湿気がたまり、外壁の劣化を促進させます。
ですから、雨が多い地域に建っている築年数が経過している家は要注意でしょう。

3-2.サイディングのメンテナンスとは?

サイディングのメンテナンスには、「ぬり替え」と「張り替え」があります。
ぬり替えは、サイディングの塗装をしなおすこと。
張り替えはサイディングそのものを張り替えることです。
一般的にサイディングのメンテナンスという場合は、ぬり替えを指すことが多いでしょう。
最近の外壁塗料は防水性だけでなく断熱性もありますので、ぬり替えるだけでもだいぶ違うのです。
しかし、サイディング素材の中にはぬり替えができないものもあります。
そのような場合は、劣化をしたら張り替えなくてはなりません。
そうなると、費用も時間もかかるでしょう。
また、張り替えの場合は一度サイディングをすべてはがしてから新しいものを改めて張り付ける工法。
古いサイディングの上から新しいサイディング素材を張り付ける工法の2種類があります。
新しいものを上からかぶせる工法の方が費用も安く、期間も短くて済むでしょう。
しかし。外壁には二重に負担がかかります。
ですから、外壁の強度をよく計算したうえで施工をお願いしてください。

4.おわりに

いかがでしたか?今回はサイディングの種類と特徴、メンテナンスについてご説明しました。
まとめると

  • サイディングにはいろいろな種類がある。
  • 特徴を把握して、予算と相談してサイディングを決めよう。
  • 定期的なメンテナンスは必須

ということです。
現在のサイディングはデザインの種類も豊富で、タイル張りにみえるようなものからモルタル風のものまであります。
また、大幅リフォームの一種である「新築そっくりさん」などは、サイディングを張り替えることで外見を新しく見せているのです。
つまり、サイディングを交換すれば、同じ家でも全く印象を変えられるでしょう。
また、今は窯業(ようぎょう)系サイディングが主流ですが、家の立地条件によっては金属系や木製の方が合っているということもあるのです。
ですから、「窯業(ようぎょう)系サイディングにしていたけれど、劣化が早い」と思った場合は、工務店と相談してほかのサイディング素材にできないか相談してみてください。

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