断熱塗料で外壁塗装を考えている人必見!〜断熱塗料の基礎知識〜

外の気温に関係なく、オールシーズン快適な室温を保つのが断熱塗料です。省エネにもなる断熱塗料は、最近人気が高まっています。断熱塗料を使って外装塗装を考えている方に向け、知っておきたい断熱塗料の種類や効果などの基礎知識をご紹介しましょう。

目次

  1. 断熱塗料の種類
  2. 断熱塗料の効果
  3. 断熱塗料の費用
  4. 断熱塗料の仕組み
  5. まとめ

1.断熱塗料の種類

ここ数年、エコ意識やエネルギー対策への関心の高まりから注目されているのが省エネ住宅です。

そして、住まいの省エネにつながる「断熱塗料」が人気となっています。

この断熱塗料とは、どのようなものなのでしょうか?

1-1.そもそも断熱塗料とは?

「断熱」とはその名のとおり、熱を「断つ」ことです。

住宅に断熱対策をほどこすことで、太陽光の熱伝導を抑えて室内の温度上昇を防ぎます。

暑い夏だけではなく、寒い冬には室内の暖かい熱をに逃がしません。

断熱効果のある塗料を家の外壁や屋根に塗装することで、一年中快適な温度で生活できるのです。

また、エアコンの使用時間も抑えられるので、省エネや節電によるCO2排出削減にもなります。

1-2.断熱塗料と遮熱塗料の違い

断熱塗料と混同されやすいのが「遮熱塗料」です。

遮熱とは、その名のとおり「熱を遮る(さえぎる)」という意味になります。

遮熱塗料は、太陽光を反射してはね返すことで室内の温度を下げるのです。

遮熱塗料は断熱塗料と異なり、室内の暖かい空気を外に逃がさない働きはありません。

快適な温度を保てるのは夏だけですが、エアコン使用量を節約できます。

1-3.断熱塗料の種類

ここ数年来、問題になっているのが地球温暖化です。

さらに、2011年の東日本大震災による原子力発電所の停止を受け、「節電」意識が高まっています。

ソーラーパネルや蓄電器などを取り入れる会社や個人宅も増加しました。

そして、より手軽にできる節電方法として断熱塗料や遮熱塗料が注目されているようです。

断熱・遮熱塗料の種類は、一般的に3種類あります。

ガイナ塗料

断熱・遮熱効果のあるとして日本ではシェア1位を誇る塗料です。

ガイナ塗料は、日進産業がJAXA(宇宙航空研究開発機構)のロケット打ち上げのために開発しました。

ロケットを打ち上げるときは、大気の摩擦により高熱を発します。

しかし、ロケットに断熱材を使用すると重たくなってしまうために、塗ることで断熱できる塗料が開発されたのです。

現在ではガイナ塗料は、住宅や施設の屋根や外壁塗装に用いられ、圧倒的な施工例を持っています。

キルコート塗料

一般塗料の約3倍の粘着力と、200%を超える高い伸縮力を誇る塗料です。

キルコート塗料の性能と品質は、JIS規格基準を大幅に上回っています。

ガイナ塗料と同様に、断熱と遮熱の効果を持ち、ガイナ塗料よりは安いのが特徴です。

ただし、施工例が少なく、実際に施工した人の評価がほとんど見ることができません。

上記のガイナ塗料、キルコート塗料は断熱・遮熱両方の機能を持ち合わせています。

そして、遮熱効果が高く断熱効果はほとんどない塗料もあるのです。

ミラクール塗料

長波放射率99.1%という、遮熱性能最高レベルの塗料といわれています。

アドグリーン塗料

ミラクール塗料同様、長波放射率99.1%という遮熱性能最高レベルの塗料で、濃い色での塗装も可能なのが特徴です。

2.断熱塗料の効果

断熱塗料にはどのような効果があるのでしょうか?

2-1.ガイナ塗料の効果

ガイナ塗料は、外に逃げてしまう室内の熱を約60%封じます。

そのために、冬は強力な断熱効果を発揮するのです。

また、屋根や外壁に塗ることで、太陽光の約90%を反射し、夏は強力な断熱・遮熱効果を発揮するのも特徴でしょう。

さらに、ガイナ塗料は「周辺温度を同一にする」という特性を持っています。

冬はエアコンを付けるとすぐに室内を暖め、長時間保温する効果もあるのです。

ガイナ塗料が国内シェアNo.1を誇っているは断熱、遮熱効果が高いだけではありません。

ほかにも以下のような効果を持っているのです。

  • 高い耐久性
  • 高い防音、遮音性
  • 透湿(とうしつ)効果(水蒸気をとおす性質)
  • 防菌効果
  • 防護、安全効果
  • 防汚効果
  • 不燃性

2-2.キルコート塗料の効果

キルコート塗料は、夏の太陽光を約90%反射する遮熱効果と、冬は暖房の暖かい空気を外に逃がさない断熱・保温効果を持っています。

さらに、キルコート塗料は、200%もの伸縮率(ガラナは13%)を有しているのです。

そのために、地震や年月の経過によるひび割れに強いのも特徴でしょう。

さらに、汚れにくい特性もあるので長年美観を保ちます。

キルコート塗料は多様な機能を持つ塗料で、専門の職人も高い評価をしている塗料でもあるのです。

しかしながら、取り扱い施工会社が少なく施工例も少ないので「データがあまりない」ところが弱点でしょう。

今後施工例が増えることで、需要も多くなるといわれています。

2-3.ミラクール塗料の効果

ガイナ塗料と同様、太陽光の約90%を反射する塗料で、最高水準の遮熱効果を持っています。

ミラクール塗料は汚れに強く、もし汚れても水洗いで効果が復活するという特徴を持っているのです。

ただし、断熱効果はほとんどないので遮熱効果だけを求める方に向いています。

2-4.アドグリーンコート塗料の効果

アドグリーンコート塗料は、ほかの遮熱塗料にはない「排熱効果」が特徴です。

反射しきれなかった太陽光の侵入をブロックするだけではなく、室外に排出するので夏でも快適な温度を保ちます。

また、カラーバリエーションが豊富なのも魅力でしょう。

耐熱効果はほとんどありません。

3.耐熱塗料の費用

耐熱・遮熱効果の両方を合わせ持つ、二つの塗料の費用を比較してみましょう。

ガイナ塗料

家の大きさによっても異なりますが、一般的な一軒家で120〜160万円です。

一般の外壁塗料の2〜3倍の金額が必要になります。

しかしながら、暖房・冷房費用の節約や、防音・耐久などほかのメリットも多く、お金をだす価値があるといえるでしょう。

さらに、東京都では補助金がでるというメリットもあります。

キルコート塗料

キルコート塗料は、一般的な塗料と比較すると高価です。しかし、ガイナ塗料やミラクール塗料よりはリーズナブルな価格になっています。

耐熱・遮熱効果は通常の塗料の倍で、ひび割れや汚れに強いので長い目で見ると決して高くはないでしょう。

4.断熱塗料の仕組み

断熱塗料としてはシェアNo.1を誇る、ガイナ塗料の仕組みをご紹介しましょう。

ガイナ塗料の主成分の80%は、特殊セラミックビーズです。

さらに、上質なアクリルシリコン樹脂が優れた断熱・遮熱・長寿命効果を発揮します。

通常の外壁塗料は主成分がゴム(樹脂)で、「建物をゴムがカバーして守る」という発想です。

ガイナ塗料は80%が特殊セラミックビースであるために、塗料を塗った後の外壁や屋根には小さなセラミックビースが敷き詰められたようになります。

セラミックビーズが熱を反射し遮断するので、夏の室内は涼しくなるのです。

さらに外装・内装に使用することで、中空の構造になっているセラミックビーズが熱伝導を抑制します。

そのために、室内の暖房による暖かい空気が逃げずに保温ができるのです。

セラミックビーズだけでは、外壁などに定着できずはがれてしまいますが、アクリルシリコン樹脂の働きでぴったりと定着できます。

ガイナ塗料は外壁や屋根だけではなく、宇宙ロケットや空港のウイングシャフト・工場のパイプ・バイクのマフラーなど幅広い分野で利用されているのです。

5.まとめ

いかがでしたか?

ここでは、断熱塗料で外壁塗装をしようかと考えている方に向けて、断熱塗料の基礎知識をご紹介しました。

  1. 断熱塗料の種類
  2. 断熱塗料の効果
  3. 断熱塗料の費用
  4. 断熱塗料の仕組み

断熱効果と遮光効果の両方を兼ね備えた塗料、遮熱効果しかない塗料、一般の塗料と比較すると、やはり機能面で優れているのは断熱・遮熱効果を持つ塗料でしょう。

金額は一般塗料と比較すると高額にはなります。

ただし、省エネや耐久度、そのほかのメリットを考えると決して高い買い物ではありません。

長い目で見て、納得のいく外壁塗料を選んでくださいね。

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