マンションの修繕工事はどのように行われるの?

都市部では一戸建てよりマンションのほうが需要があります。
賃貸にしろ分譲にしろ、たくさんのマンションが建っていますね。
しかし、マンションも年月とともに劣化していきます。
そこで必要になるのが修繕工事です。今回はマンションの修繕工事や補修工事についていろいろとご紹介しましょう。
昔は10年一律に修繕計画を立て、実行してきたマンションが多いのですが、今は建築資材の進歩などにより、修繕計画にも幅が出てきています。
その分業者選びも大切になってくるでしょう。
マンション修繕工事や補修工事の時期や方法を知りたいという方や、修繕工事を行ってくれる業者を探しているという方はぜひ読んでみてくださいね。

目次

  1. マンションの修繕工事とは?
  2. マンションの修繕工事を行うタイミングとは?
  3. 工事業者の選び方の注意点とは?

1.マンションの修繕工事とは?

この項では、マンションの修繕工事の内容についてご紹介します。
いったいどのようなことをするのでしょうか?

マンションは日々劣化していく

マンションは建てたその日から劣化が始まります。
これはすべての建物にも言えることでしょう。
一戸建てならば家主の判断で修繕工事を行うことができますが、賃貸マンションならばオーナーが定期的に建物を見回って工事をするかどうかを決める必要があります。
また、分譲マンションならば大規模修繕工事は住民の意向を理事会で決定しなければならないでしょう。
ちなみにマンションでは共有廊下の電灯をかえたり、手すりなどのさびを落としたりするちょっとした工事を補修工事、共有の部分の不具合を治すことを改修工事、マンションの外壁などを塗りなおすことを修繕工事と呼び分けることが多いようです。

修繕工事とはどのようなことをするの?

マンションの修繕工事とは、主に外壁の劣化の補修や塗装の塗り直し工事を指します。
当然マンションの規模が大きくなるにつれて、工事も大掛かりになっていくでしょう。
また、分譲マンションの場合は事前に建設会社が「修繕計画」をたててそれに沿って行われることも多いです。
しかし、環境条件によってはもっと頻繁な修理が必要になったり、逆に工事と工事の期間が長くなる場合もあります。

修繕工事を行う業者とは?

全国にマンションを展開しているような大規模な会社の場合は、自社で修繕工事を行う業者を抱えているところもあります。
しかしマンションを作った会社が倒産してしまい、現在は管理会社だけがあるという場合や、小さなマンションを自分で経営しているというような場合は、管理組合やオーナーが修繕工事を行ってくれる業者を探さなければならないこともあります。

2.マンションの修繕工事を行うタイミングとは?

では、マンションの修繕工事を行うタイミングはいったい何年おきなのでしょうか?
この項ではマンションの修繕工事を行う周期や工事の流れをご紹介していきます。

マンションの改修工事を行うタイミングとは?

一昔前までは、マンションの改修工事は10年が目安とされてきました。
マンション建設時に修繕計画をたてても、どれも一律で10年後には第一回目の改修工事を行うというところが多かったのです。
しかし、建築資材の進歩や、修繕積立費の節約が求められた結果、最近では12年~18年ごとに一回というマンションが増えてきました。

定期的なマンションの点検が大切

マンションの外壁や共有部分が劣化すれば、住んでいる人たち皆に迷惑がかかります。
また、マンションを借りている人たち全員が快適に暮らせるようにマンションを整備する義務がオーナーにはあります。
ですからマンションの定期的な点検は欠かさず行いましょう。
たとえ修繕の時期前でも台風などの大型災害があった場合は、修繕時期が早まることもあります。
マンションの修繕工事を怠ると、雨漏りやひび割れなどが起こる可能性がある他、マンションの寿命が短くなるかもしれません。

マンションの修繕工事の流れとは?

マンションの修繕工事はまず足場を組むことから始めます。
大規模工事になった場合は、マンション全体がすっぽり足場やシートで覆われてしまうこともあるでしょう。
住んでいる方は窓を開けられないなど生活に支障が出てきますから、修繕工事をする前は説明会を開くなど周知を徹底しましょう。
足場が組み終わったら、マンションの外壁の汚れを落とし、微細な傷の補修や塗料の塗り直しを行います。
そして最後に足場を解体して工事が終了します。
やっていることは一戸建ての外壁リフォームとそう変わりがありませんが、規模が大きい分大規模な工事になってしまうのです。
マンションが何棟もある、という場合は一斉に行うこともありますし、一棟一棟順番に行っていくこともあるでしょう。
また、マンションが幹線道路に面しているという場合は、足場を組まずに工事をすることもあります。
この場合は工事ができる業者が限られてしまうので、注意が必要です。

3.工事業者の選び方の注意点とは?

では最後に、工事業者を管理組合やオーナーが選ばなければならない場合の注意点をご紹介します。
マンションの修繕工事を引き受けてくれる会社はたくさんありますから、迷ってしまったという場合はぜひ参考にしてください。

足場を組まない工事方法は安く済む場合がある

マンションの改修工事をする際、その費用の半分程度が「足場代」と言われています。
特に高層マンションになるほど足場を組むのにお金が必要になるでしょう。
しかし今は、足場を組まずに工事をする業者も出てきています。
特に小規模なマンションは、足場を組まずに工事をすると工事費用が抑えられるメリットがあるでしょう。
しかし、マンションの規模によっては足場を組まなければならない場合もあるので、足場を組まない工事にこだわりすぎないようにしてください。

値段だけに囚われない

マンションの住人やオーナーから見れば、工事費用は安いほうがうれしいです。
しかし、「安かろう悪かろう」では困ります。
特に改修工事は塗装に関わる工事です。
塗装工事で最も簡単に安くあげる方法は、塗料をケチることです。
耐水性、耐久性が高い塗料ほど高価ですから、安い塗料を使えば値段は下がりますが一緒に耐久性も下がってしまいます。
正当な理由もなく「安くしますよ」という業者は避けたほうが無難でしょう。

かつて行われた改修工事を参考にする

建ててから年月の経ったマンションは、すでに修繕工事を行ったことがある、というものもあります。
その時の記録を出してきて、業者や工事法などを確認してみましょう。
腕の良い業者ならば、自然災害が起こった場合は別として、新たに不具合が出てくるまでに時間がかかるはずです。逆
にすぐにまた工事が必要になった場合は、業者があまり良くなかったという証拠でもあります。大いに参考にしましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回はマンションの修繕工事のやり方や業者を選ぶ際の注意点をご紹介しました。
まとめると

  • 修繕工事は10年~20年の間に1回は必要
  • 修繕工事をさぼるとマンションの寿命が縮むかもしれない
  • 業者を選ぶ際は値段だけで決めない

ということです。
マンションの修繕工事は場合によっては数千万単位の費用がかかることもあります。
高価な工事だからこそ、信頼できる業者に頼みましょう。
また、台風が良く来るとか、雨が良く降るといった独特の環境に立っているマンションの工事は地元密着型の工務店に任せたほうが安心かもしれません。

工事費の大半を占めていた足場代をカット!工事費の大半を占めていた足場代をカット!